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社内転職で英語環境へ|凡人のグローバル・キャリア戦略

このマガジンでは、「26歳までパスポートも持っていなかった純ドメ田舎モノがグローバルキャリアを歩むまで」というテーマで記事を書いています。海外で働いたり、英語や中国語を使って働いたりすることを将来の選択肢として考えている方の参考やモチベーションになればと思い、自分の経験をご紹介したいと思います。

今回は、私が社内転職をして当時グループ会社だった外資系企業へ出向し、英語環境へ飛び込んだ経験についてシェアさせていただきます。

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社内転職の活用

上海への駐在のチャンスを逃してしまった私は、オンラインの形でMBAを学びつつ、会社を辞めることなく日本で働いていました。海外で働いてみたいという気持ちは冷めることはなく、海外現地採用の機会を求めて転職活動も始めました。

一方で、勤務先であった会社には、社内の公募制度というものがあり、年に1度、グループ会社も含めて募集中のポジションが公開され、社員たちはそこに手を挙げて応募することができました。

当時世界中に支社のあるアメリカ発の企業で、日系企業であった私の勤め先にM&Aでグループインした企業があったのですが、その企業からマーケティング担当者のポジションがオープンとなりました。

そのグループ内の外資系企業に、以前同じ部署で一緒に働いたことのある先輩が出向しており、その先輩の紹介で私は社内公募の選考を受けてみることにしたのです。面接を経て運よくご縁があり、私はその外資系の会社に出向という形で異動することになり、その後2年半ほど勤務させていただきました。

日系の大企業に就職することに対してネガティブな意見を持たれる方も時々いらっしゃいますが、やりたいことが見つかった時に、または変わった時に転職せずともチャレンジができる可能性がある、という意味ではとても恵まれた環境だったと思います。

仕事で初めて英語を使う経験

社内転職先で私の仕事はマーケティングであり、日本市場向けだったので、上司も日本人だったのですが、オフィスの約半数は外国人の社員で占められていました。この時初めて私は、「仕事で英語を使う」という経験をしたのです。私の当時の役割的に、英語がメインというわけではなかったのですが、メールや資料作りなど、仕事の約30%は英語といった感じでしょうか。この経験は私にとってはとても刺激的なものでした。

この時すでに私の英語力はTOEIC800を超えていましたので、メールや資料の読み書きくらいはなんとかできる程度でした。ただ、英語のプレゼンなどは事前に用意した文を読み、質疑応答はバイリンガルの同僚にサポートしてもらう必要がありました。

しかしこのように、仕事で高い英語力を求められる環境に身を置くことで、危機感を常に持つことができ、英語の勉強へのモチベーションを高く保つことができたと思います。ちょうどこの時、海外MBAに並行して在籍していたので、その影響もあり私の英語力が大きく伸びた時期でした。

小規模チームで働く経験

もう一つ、この時の経験でとても良かったことが、5人程度の小規模マーケティングチームで、日本市場全体のマーケティング活動を担うという仕事をさせて頂いたことです。

元々の組織ではマーケティング関連の仕事に携わっている人数が非常に多く組織も巨大だったこともあり、自分が担当している範囲は狭いものでした。

しかし、この社内転職先では、非常に広い範囲の仕事を任せていただいたことで、自分のマーケティングの知識とスキルをより広範囲なものにすることができました。英語と同じく、社会人MBAと並行して働いていたことで、学びがより深くなった実感がありました。例えば、マイケル・ポーターの競争戦略を学びながら、実務では競合他社の分析して競争戦略を立案する、などという機会もあったので、本当に学びと実務がリンクしていたのです。

というわけで、今回は社内転職の経験についてご共有しました。

凡人のグローバル・キャリア戦略

社内転職を活用して自分で英語環境に飛び込む

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