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おやすみ日記 9月後半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
9月前半の日記はこちらから。

月を跨いで帰省していた結果、すっかり更新しそびれたまま10月に突入してしまいました。わたしによる、わたしのための覚書ということでお許しくださいね。ケセラセラ精神でいきましょう( 自分で言うな )


☁️


9月17日
夫もお休みの休日。翌週にあちらのお母様の誕生日会へお誘いを受けたので、手土産のお菓子を買いに行く。「せっかくだから」と乗ってくれた彼と一緒に松屋銀座へ。

「和菓子と洋菓子どっちが好き?」「フルーツ系とかチョコレート系とか、お好きなものはある?」「ナッツ類が駄目とか、苦手なものってある?」と少しでもヒントを得るべく尋ねても「そういえば、知らない」と。まあたしかにお兄さんと2人兄弟の男性家庭でお母様の好みなんぞ知らないか。
結局キャンティの焼き菓子詰め合わせを購入した。
お会計をしていたら「月末のあなたの帰省に合わせて同じものご実家に送っていい?苦手なものとこある?」と彼から。夫のことをすでに溺愛している両親がたいそう喜ぶので、お言葉に甘えることにした。
こうして、知らなかったとしても知ろうとしてくれること、歩み寄ろうとしてくれることが嬉しい。



9月20日
昼過ぎから新宿へ。
すでに退職なさった、かつての職場の先輩がたと夜ごはんを食べるべく早めに待ち合わせをする。ほんとうは3人で集まる予定だったけれど、同棲しているお相手の体調が悪いとのことで、急遽2人で集まることにした。
「あおいに結婚祝いを贈りたい」と言っていただき、ありがたいのでお言葉に甘える( 人の好意に甘えてばかりの休日……! )。選んでいただき、波佐見焼のお茶碗を買っていただくことに。

夜ごはんは特に決めていなかったし女2人だし、ガブガブお酒飲もう肉焼こう!ということで牛角へ。本来ならいらっしゃる予定だった、兄と慕う3人で集まるのも楽しいけれど、こうやって2人で夜ごはんを食べるのも最高に楽しいな。1個上の先輩だけど、まるで同期みたいと関わってくださるのが嬉しい。
彼が普段あまりお酒を飲まない人なので、今日くらいいいでしょうと先輩と2人で沢山お酒を飲み、お肉を食べた。楽しい夜。

お肉はもちろん美味しいのだけど、
甘辛温玉ヤッコが美味しすぎて1皿半食べた。
なにあれ?合法?



9月23日
彼のご家族と、お母様のお誕生日をお祝いした。お誘いいただいてご飯をご馳走になった。
ご両親にお会いするのは結婚のご挨拶に伺って以来2回目で、お兄さんに至ってはお会いするのは初めて。完全アウェー空間……!と思い、終始緊張していた。
けれどほんとうに良くしていただいて、気さくに話しかけてくださるので救われた。ほんとうに素敵なご家族。全員での集合写真を撮った後にお母様が「2人でも撮ろう」と言ってくださったり、2人で食べて、とお菓子をいただいたり。結婚するまで相手の家ごと向き合うことになることをずっと忌み嫌ってきた節があったけれど、今は純粋に嬉しい。

母のお下がりのワンピースを着て行った


一緒に過ごす2連休、このあと何する?と話していたところ「世の人があんなに夢中になるSwitch、気になるよね」という話になり「お菓子食べながらリビングでSwitchするの楽しくない?」「マットレス敷いたら寝ながら夜ふかししてできるね?!」と盛り上がった結果、わたしはワンピースにヒール、彼はきちんとしたセットアップというお互いちょっと良い格好のまま家電量販店に直行した。「ないだろうね」と言いつつダメ元で店員さんに聞くと、なんとラスイチのSwitchがあるとのこと。即決で購入。テキパキとお風呂や夕食を済ませて接続し、いざSwitch三昧。

ようこそ我が家へ!( アッ……ゴミ写ってる…… )

あまりゲームを通ってこなかった彼と、あつもりを島クリエイターになる前に放棄してしまったわたしなので、まずはスマブラを買うことにした。スプラトゥーン、難しいと聞くので………


9月24日
ということで、お天気が悪いのを言い訳にスマブラ三昧の1日。時間が溶けるのが早すぎてびっくりする。「このままじゃ間違いなく廃人になる」とスマホのアラームをかけてゲーム時間を管理してくれる彼。オカンか?
先にやるべきことを済ませてしまおう、と分担して掃除機をかけ、洗濯をし、ストレッチをして、雲の切間に合わせて買い物に行き、残りはすべてSwitchに消えた。

昔でこそ近所に住んでいた幼馴染や従兄弟のお兄ちゃんとゲームをしたものだけれど、まさかこの年になって、しかも夫とゲームに勤しむとは思っていなかった。お互い選ぶキャラが男の子〜!で女の子〜!なセレクトなのが面白い。弱そうなキャラで厳ついキャラに勝つことへ喜びを見出してしまうタチなので、かわいいキャラばかり使った。( しずえとWii Fitトレーナーのお姉さんを贔屓しています )

Switchは当たり前に楽しいけど、お散歩しながら「あなたに話していない過去のなんてことない思い出」を披露し合ったり、「ていねいな暮らししりとりしよ」で盛り上がったりすることができるからこの人が家族で楽しいな〜と思う。自分で提案しておいて、ていねいな暮らししりとりが謎すぎるのは見逃してください。


9月30日
きちんと職場で検査をし、4連休を使って実家へ。
家族が全員4回目ワクチン接種を終えたということで、両親の気まぐれ旅行に便乗することにした。2人で生活し始めてから数日間家を空けるのは初めて。

なぜかシフト調整の余波を受けて5連勤が爆誕し、普段3連勤以上を阻止することに尽力している身としては帰省する気力がないほどの疲労感。加えて新たな学会に出すべくまた抄録を練る日々だったので数日間の記憶がない。
仕事が忙しかったのは彼も同じだった。お互いロクに会話を交わす余力が無いまま「スマブラしたいね」「お散歩行きたいね」と口々に話しつつ歯を磨く始末。あまりにも生活がすれ違うので、出社時間を送らせてくれた彼に合わせて一緒に朝ごはんを食べ、途中まで一緒に電車で移動した。


移動してからは空港で瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」を買った。往路の飛行機機で一気に読み終えてしまうほど流れの良い小説だった。なんというか、出会うべくして今出会った本なのだと思う。大学に進学し、親元を離れて1人で暮らし、上京して、結婚した。沢山の選択のなかで親との距離感が変わりつつも、変わらないものもそこにあって。親の心子知らず、子の心親知らずというけれど、向き合うことは忘れずにいられるといい。


人との繋がりを感じる9月後半だった。10月前半のおやすみ日記は、帰省編からスタートです。今後ともよろしくどうぞ。




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