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おやすみ日記 2月後半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
2月前半の日記はこちらから。


🏃‍♀️

2月16日
午後休、のち職場の先輩とお昼からお酒を飲みに行く。「昼から飲む酒は最高」「わかる」と話せる大好きな先輩。
数ヶ月だけ異動でお世話になったフロアで一緒にいた先輩。仕事のこと、プライベートのことを広く話せることがありがたい。いつもは目の前の患者さんのことでいっぱいで、こんな余裕は持てないから。

一緒に同じ患者さんを担当させていただく、別職種の人と話をすると視点の違いに毎回驚く。わたしたちがその方の喉や舌の動き、話し方、言葉の選び方やその息遣いを見ているとき、どちらから寝返ったのか、どこを触れて起き上がったのか、そんなふうに全く気付いていなかったところを見ている。広く深く患者さんを知れるようになりたいなという気持ちと、だからこそ専門性を尊重し合える関係が成立するのだという気持ちと。臨床は難しくて、面白い。

話は逸れるけれど、2軒目で行った小料理屋さんのお料理が、どれもべらぼうに美味しかった。手前の丸い小鉢3つ、お通しが選べる画期的なシステム……最高……!!!!!
あと、お酒を飲んだ後にコーヒーが飲みたくなる( これは結構意見が分かれると知っている ) んだけど、先輩も同じタイプの人だったので2軒ハシゴしてお酒を飲んだ後にコーヒーとビクトリアケーキを食べた。多幸感でいっぱい……


2月17日
夫も休みの日。前日から「お昼は串カツが食べたいね」と話していたので、それならとお互い例によって「各自無理しない速さ/距離で」ランニング。4km走るだけでこんなにしんどいのに、フルマラソンを走る皆さまは一体どんなお身体をなさっている……?

走り終えて支度をして、お昼から串カツを食べに行く。お店の前を通って気になってはいたけど、なかなか入る機会の無かったお店。お昼から飲む酒は最高( 2日目 ) 普段あまりお酒を飲むほうではないので、身体にずっとアルコールがあるような気持ちになる。夫も夫でほぼ下戸なので、「僕が昼から飲んでるの変な感じする……」と言っていた。本当にね。
揚げたてをどんどん持ってきてくださるスタイルで、こんなに美味しかったの?!と驚いた。自宅では叶わない強い火と沢山の油を感じる。口にするたび、シャクッと響く美味しさよ。耳と舌、それぞれで美味しい。

走ってお酒を飲んだら眠くなってしまい、帰宅後はTVでサッカー観戦をする夫を眺めているうちに眠ってしまった。

2月21日
先月結婚パーティーにお邪魔した、元職場の先輩とランチへ。夏頃まで一緒のフロアでリーダーをなさっていた先輩。同じ職場にいた頃もちょこちょこご飯に連れて行っていただいていた。ご退職なさってからもお会いできるのが嬉しい〜!

結婚パーティーでお相手の方ともお会いしたことで、先輩の口から聞く日々の話における解像度が上がった。細々した愚痴こそお話しなさっていたけれど、なんだかんだお相手のことがお好きなんだろうな。

「相手が『こうしたら喜ぶだろうな』ってことをやたらめったらやりたがるタイプなのよ」と愚痴のなかで話していらしたけど、それはとてつもない長所でいらっしゃるのでは……?と思った。たしかにパーティーでお会いした時もそのサービス精神の旺盛さは感じた。素敵なお相手の方。

違う職場で今はパートとして働いていらっしゃる先輩から聞く「違う現場」の話が興味深かった。わたしのいる職場は良くも悪くも慌ただしすぎる。しかもそれに見合うお給料とは言い難い。「どう働いていきたいかだよね」というお言葉がとても刺さった。どう働きたいか。楽に稼ぎたいかと言われると、肯定も否定もできない。それに、30代に突入してなお色濃くシビアになるという「結婚」「妊活」「家を建てるかどうか」「地元に戻るとは」の話。何を通して検討しても、ライフプラン、難しい。


2月24日
これと言ってやることのない休日。夫は夫で例によって今日もTVでサッカーを観るそうなので、その前にと一緒にお気に入りのパン屋さんへパンを買いに行き、お昼に回転寿司を食べに行った。
あまりにも寒くてお味噌汁を飲んだからということにしておきたいが、2人で6皿で満足してしまった。6皿とは……?先月1人でミスドを8個食べた人と同一人物とは思えない。

夫がサッカーを見始めたあたりで走りに行き、なんとなく分担している家事を済ませて吉本ばななの「吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる」を読んだ。読者から寄せられた人生相談に対して、バッサバッサと切れ味良くこたえる本。わたしは彼女の考え方生き方が好き。「キッチン」はいつまでも人生におけるマイベスト小説として君臨している。若くして冨も名声も手に入れたからこその苦しみや痛みを超えてしなやかに強く世の中を闊歩していかれたのだと思う方。好きだ。

「仕事の仲間というのは『自分の経済』に関わる
人間関係なんだということを意識してほしいです。
それと逆に、プライベートな友だちは
『経済を抜きにした関係』であることも
大事にすべき」

吉本ばなな「吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる」

あまりにも金言すぎて唸った。


2月27日
早朝に起きてせっせと走り、シャワーを浴びて支度をしてから眉毛サロンへ。何度お邪魔しても毎回「眉毛で印象が変わる……急に垢抜けた……」と感動する。その時々の眉毛に合わせてメイクのポイントまで教えてくださるのでありがたい。

その後は新宿へ移動し、今日退職する後輩のプレゼントを選ぶ。フロア全体からお渡しするものと、個人的に贈るもの。前者は予め先輩と話し合いの結果、某コスメブランドのヘアオイルにすると決めていたのでサッサと買い物を済ませる。

タスクが詰まっているゆえか低気圧ゆえか、この辺りからずっとうっすらなんだか機嫌が悪い。
にもかかわらず、「職場の後輩にプレゼントです」「予め人と話して、これと決めてきました」「今日はこれだけ頂いていいですか?( 訳 : 他の物のセールスはお断りします )」と都度お伝えしたのに、「せっかくなのでお客様もぜひ〜」と手に件のヘアオイルを出してくださり、正直萎えた。
こういう時の心の狭さが情けない。けれど、リクエストされたゆえに買っているものの、個人的にはあまり得意ではない香りを纏う苦痛たるや。洗ってもちょっとベタベタするし。うーん。

その後、個人的なプレゼントとして選んだダヴィネスの香りがあまりにも良くて浄化された。香りは人の心を左右する。


しかし帰宅前にも書き留めておくのすら億劫な憂鬱事が重なり、ハ〜〜〜と思いながら職場へ。休日とはいえ、元々彼女の最終出勤日には顔を出すつもりだったのでそれはまったく問題なし。それに、あまりにもエネルギッシュな我が職場、行くだけで元気が出た。
先輩、後輩、同期と休んでいた1日のハイライトを話すと心がキリッとしたのが分かる。
お給料が良いとは言えず、のわりに忙しいゆえか、離職率の高い職場( それはどうなん? )だけど、この人たちの人柄ゆえに離れられないんだよな……と確信した。


この後もバタバタ弾丸で旅行に行き、個人比として慌ただしくしていたところ、ここ数日見事に体調を崩した。季節の変わり目ですしね。やっと2月の記録ができて個人的に満足。
まだまだ慌ただしくも楽しい日々は続くので、走り抜けるぞ3月〜!



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