おやすみ日記 10月後半
noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
10月前半の日記はこちらから。
気付けばもう11月になって数日が経ちますが、自分用の記録ということで何卒……！
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10月21.22日
中学時代からの友人と2人で、仙台へ。
大学院を出て就職してから関東に来たものの、なんとも集合しにくいエリアに住み始めた彼女。ならばいっそ遠出しよう！と春先に話した旅行が、ついに実現した。
コインロッカーに荷物を預け、まずは松島へ。電車に揺られながら、以前夫と話して盛り上がった「好きな食べ物ランキング10位まで」の話で再度盛り上がる。人のランキングに対して「チーズと生ハムはもはや素材」と笑っていた彼女が「リンゴは入る」「筍は上位」と話すので笑った。それも素材なんよ。
終始食べ物の話ばかりしていた訳では勿論ないけれど、「我々はキクラゲを食感や味、何を以てキクラゲと学習していくのか」「不味いうどんや蕎麦はそうめぐり合わないのに、不味い素麺が多々あるのは何故か」みたいな話で盛り上がるの、楽しかったな。
そんな話をしていたらあっという間に松島へ。向かいながら各自、牡蠣フライサンドと牛タンメンチカツなるものを食べる。海が広く、伸びやかな場所だった。けれどこの海が多くの人の命を飲み込んでしまったことも感じる場所だった。
何食べようか〜と話していたのも束の間、あれ、ちょっと曇ってきた？ん？今の雨粒？と話していたら、あっという間に土砂降りに。天気予報見てから来たけど……雨予報じゃなかったじゃないですか……慌てて雨宿りするも雨雲レーダーで見たら止む様子はなく、松島を観光するのもそこそこに退散。旅にハプニングはつきもの。
注文してから焼いてくれるシステム！
そのあとは駅でずんだ餅を食べ、友人が運転してくれるレンタカーでお宿を目指すべく秋保へ。
秋保温泉街、調べていた通り、古き良き温泉街という感じだった。
お夕食に懐石料理をいただき、食後に近くのコンビニで追加のお酒とおつまみを買ってあれやこれや喋る。半袖Tシャツに短パン、裸足で中学校の廊下を走り回ったり、段々畑みたいになった不思議な造りの音楽室でクラリネットとサックスをそれぞれ吹いたりしていたあの頃から、大人になったね。
瞼が落ちそうになるまで喋り倒し、就寝。
翌日はスッキリ目が覚めたので友人は朝風呂へ。わたしは温泉が苦手なので部屋でまったりと本を読んで過ごす。朝食をゆっくり食べ、「さっき食べたくなった」と彼女が話したのに導かれるまま、大浴場スペースにある17アイスを購入。彼女は隣のコーヒー牛乳と悩んでいた。温泉にこの組み合わせはズルい。大人だもの、朝ごはんの後にアイス食べたっていい。最高。
11時のチェックアウトに合わせてお宿を後にして、近くのエリアへ早すぎる紅葉を観に行った。
その後は青葉城跡へかの有名な伊達政宗像を見に行き、牛たんを食べて終了！
なにわ男子のライブの日と被っていたようで、あちこちで推しのアクスタと写真を撮る、かわいいお洋服の女性陣を山のように見ました。それもあって普段より牛たんのお店はどこも混んでいたよう？列に並びながら交代でお土産を買いに行く、サクッと単独行動のチームプレーが心地よかった。
旅行といえば専ら最近は夫とばかりどこかへ行っていたけれど、女子旅には女子旅の良さがあるな。お土産でキャイキャイ盛り上がったり、「どこにでもあるのにね？！」と言いながら謎の物欲を発揮したり。ずっと楽しかった。良い旅。
10月24日
出張に行く夫を早朝に見送り、だらりと過ごす。旅行で歩き詰めだったのと、実家の諸々で色々と心がすり減らざるを得ない出来事がしばらく続いていたのとで身体のあちこちにガタが来ていたみたい。寝て起きて寝て起きてして過ごす。旅行中から「食べ過ぎかな〜」「スカートのベルト締めすぎたかしら、太ったのかな〜」と思いつつ過ごしていたけれど、どうやらストレスで胃がやられていたことが分かった。何をしていても胃が痛く、痛みの波によっては仕事中も意識が遠のくほどだったので胃薬を買った。現代医療に感謝だ……
仙台で買ってきた日本酒をちまちま飲みつつ、夫が録画してくれていたキングオブコントを観た。オープニング、かっこよすぎでは……？最推しこと男性ブランコが今年は決勝にご縁がなかったのでフラットな気持ちでただ楽しんで観る。賞レース、ファン言えどもヒ〜〜となるので……
「個人的にはゼンモンキー、隣人、ジグザグジギーが好きだった」と出張中で不在の夫に感想を述べたら「相変わらず好みが合わなくて面白い」と返信が来た。各自M-1の1回戦から追うくらいには共通の趣味としてお笑いが好きなはずなのに、笑いのツボが合わなさすぎて面白い。
結婚するまで「笑いのツボが合う」って結構大事な要素だと思っていたけれど、そんなことは無かった。だいたいどのネタを観てもどちらかは笑っているし、たまに笑いのツボが被ると「オッ」となって楽しい。
10月28日
夫と銀座へ、お寿司を食べに行く。
結婚祝いで義実家からいただいたグルメカタログを有難く使わせていただくことにしたのだ。ザギンでシースー、良い響き……！！！
背伸びしてお洋服を選んで出向くこういうお店は、そのシチュエーションを含めてのボーナストラックだなあと思う。「たくさん稼げるようになってこれを常食したい！」とは思わないし。スーパーのパック寿司だって大好きだもの。
だけど、こういうときめくイベントがあるからこそ日々が彩られるというのも分かる。こんな経験をさせてくださった義実家に感謝だ……
ご飯を食べた後は夫のクリスマスプレゼントの下見で有楽町へ。「カチッとした服でも合わせられる良い黒スニーカー」を探すべくブラブラしていると、これだ！というものに巡り合ったらしい。その場で購入。クリスマスとは？？？？
12月15日が誕生日で、イベントが渋滞しているので良しとしましょう。沢山履いてね。買い物をした後は各自別の用事があるので一時解散。
わたしはいつもお願いしている美容室へ。
1年ぶりにバッサリと髪を切った。もともとショート〜ボブを行き来していたので、ひさびさの感覚。結婚式が終わるまでは……髪を結ばないとやってられない夏が終わるまでは……と思っていたら10月になってしまった。今年の夏、暑すぎた。
帰宅して早々「だいぶ切ったね〜」「似合うね〜」と夫がパチパチ拍手しながら迎えてくれた。洗うのは楽になったけど、セットが面倒！分からない！これもまた慣れなきゃだな。
10月30日
大学時代の友人と会う。
ちょうど仕事を退職したタイミングで東京にしばらく遊びに来ているとのことだったので、10時半池袋集合で会った。コンテンツが渋滞しているとはいえ、久しく設定していない待ち時間に笑う。
今回は「ペンギンが飛ぶ水族館に行きたい！」+「あおいお気に入りのエリアのお散歩がしたい！」というリクエストだったので、池袋サンシャイン水族館からの清澄白河コース。清澄白河の街の雰囲気やお気に入りのお店が沢山あるところが好き。
ペンギンには丁度いいけどヒトには少しサムイ」
一時期年パスを買って通っていたサンシャイン水族館。足が遠のいている間に年パスの販売が終了していた……ショック！そう行かなくなるだろうなということで、隅々まで堪能した。決して大きい規模感ではないけれど、川魚がいてジンベイザメがいて珍しい魚がいて、という多種多様な魚たちがいて魅力的。それに、飼育員さん達が本当に生き物が好きなんだろうなと思う。
堪能してからは清澄白河に移動し、お昼ごはんを食べ、お気に入りのお店を幾つか巡って、カフェで休憩。
彼女に限らず、大学時代の友人の大半が医療関係者なのでなかなか会えない年月が長かった。件の感染症が落ち着いてからは会ったり電話したりで交流が続いているものの、出不精なのでこうして「東京行くけど会えない？」と声をかけてくれることがありがたい。彼女と会うのも3年ぶり。ちょこちょこLINEしたり電話したりはしていたものの、当たり前のようにお互い知らない時間が流れていた。大学の同期が結婚したり、家を建てたり、親になったりするようになった。
帰宅しながら考えていたけれど、大学時代の自分より今の自分が圧倒的に好きだな。そう思えるようになったのは仕事のおかげだし、夫のおかげだ。要領が恐ろしく悪いので、仕事は遅い。人が10やれば習得したり解決したりするものに対して100時間がかかる。その上手を抜くのが下手なので、更にもたつく。学生時代は自分のそういうところばかりが目について本当に嫌だった。
けれど、「あおいの仕事はいっつも丁寧だよね」「あなたが担当で良かった」「あなたの良いところはその真面目さ丁寧さなんだから、卑下しないで」そんなふうに温かな言葉をくれる同期や、先輩や、患者さんや、夫がいるから救われてきた気持ちや時間が沢山あるなと思う。今だって仕事は遅いし効率は悪い。けれどそれに対して「まあそれが自分やからしゃーないわな〜早く起きて出勤するか〜」と思えるようになった。未だに落ち込むことも病むこともあるけれど、学生時代に比べたらうんとヘルシーだ。東京に出て、働くことを選んで良かった。
やっと涼しくなってきたような、まだ半袖に羽織りの日があって、？となるような。日が落ちるのが早くなったことに巡る季節を感じる。
楽しいことばかり待つ11月！仕事も休みも楽しむぞ。
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