見出し画像

#1 コロナ禍初の海外旅行は新婚旅行で無事ハワイに 事前準備からアメリカ・ハワイ入国まで 2023年4月 ハワイ オアフ島 ワイキキ近況

新婚旅行で人生初のハワイを満喫しました。
海外旅行もコロナ禍故4年ぶり。

ハワイに関する情報はありとあらゆるメディアに転がっていますが、その多くはコロナ禍前、もしくは非常にハワイ慣れしている(寧ろ住んでいる)上級者向け情報ばかりであり、情報量の多さにかえって混乱しました。

コロナ禍前のハワイと今のハワイとでは色々異なっていると思いますし、僕のようなハワイ初心者のために役立つ情報が少なく、来訪まで不安でいっぱいでした。
コロナがある程度沈静し、改めてハワイ旅行を計画している皆さまのお役に立てればと思い筆をとりました。


ハワイ渡航前の事前手続きについて


海外旅行は慣れている人間だと自負していましたが、コロナにより大分状況が変わっていました。
またハワイはアメリカ故入国に関する規制が想像以上に厳しく色々と面倒な準備が必要でした。

今までは旅行会社を介さずに直接航空券とホテルを手配していましたが、新婚旅行故に失敗が許されないのと、コロナ禍で各種レギュレーションが変わっていることが予想されていたため、今回は人生で初めて著名な旅行会社を介して旅行半年前に手配を済ませました。

パスポート取得について

パスポートの有効期限が丁度切れてしまったので10年ぶりにパスポートを申請。10年ぶりなので申請方法等の段取りを完全に忘れていましたが、特に困ることなく申請自体はスムーズにできました。
特に戸籍謄本の取得についてはマイナンバーカードを使えばコンビニで気軽に取得できたのは助かりました。イチイチお役所に出向かなくて良いのは本当に助かる

パスポート申請書についてもネットで事前に申請書をPCで入力できるので予想以上に少ない労力で申請はできました。

ただ都内では申請自体は平日しか不可、取得は日曜も一応可能なので勤め人は半休等利用しなければ申請は行えないのは要注意かもしれません。

有楽町の交通会館で3月の朝9時頃に申請しましたが、それなりに人はおり、申請完了するまで1時間弱時間はかかりました。パスポート用の写真については証明写真機のものを使いましたが、申請する際はわざわざ写真を切る必要はなく、係の人に写真セット一式渡せば向こうで切ってやってくれます。

加えて印紙については申請時ではなくパスポート受取時に必要となります。東京の交通会館には、印紙を売ってくれる専用のカウンターがあるので、そこで印紙を購入すれば問題なく対応できます。受け取りの手続きも簡単。10分程度しか待たず簡単にパスポートを受け取りました。

ESTAについて

ハワイはアメリカ。日本国籍を持っていればビザは免除ですが、ESTAという電子渡航認証システムを出発から72時間前に事前申請する必要があります。
申請自体は日本語の指示に従えば簡単にできますが、記載する内容が意外と多く、結構面倒です。加えてクレジットカードで一人当たり21ドル費用がかかります。申請後、数時間するとメールで承認に関する返答が来ます。

英語で返答が来ますが、approved等記載があれば承認を得ている、ということになります。英語に自信がなければDeepl等の翻訳サイトで確認するか、旅行会社経由であれば旅行会社の人に問い合わせれば問題ないと思います。

ESTAの承認についてはパスポート番号で紐づけされているため、わざわざESTA承認に関する内容を印刷したりスクリーンショットで保存する必要はありませんでした。

ワクチン接種証明書について 変わったスマホ使っている人は要注意!

渡航にあたりコロナウイルスワクチンの接種証明書が必要になります。日本のデジタル庁が交付しているアプリをスマホにインストールするのが一番楽な方法ですが、全てのスマホでインストールできる訳ではありません。

僕はここで見事にやらかしました。

日本の主要キャリア経由でメジャーなメーカーのスマホを買っている人、iPhoneユーザーなら何ら問題はないのですが、僕は個人的な理由からキャリアはMVNO、スマホはISUSとMotorolaという日本ではあまりメジャーではないandroidしか持っていませんでした。これらのスマホはNFC機能がなく、デジタル庁のワクチン接種証明アプリをインストールできませんでした。

ワクチン接種証明書に関してはワクチンを接種した管轄のお役所に申請すれば紙の証明書を入手することができるようですが、僕が住んでいる自治体は、紙ベースでかなり煩雑な申請書を書いて郵送する必要があり、且つ証明書の発送についても申請してから2週間程度かかる所でした。

この事実に気づいたのは旅行1週間前。確実に間に合わない!

デジタル庁のホームページに対応可能なスマホ表があったので、泣く泣くワクチン接種証明書アプリをインストールするために新規にSimフリーのスマホを買い直すことになりました。

自治体によっては窓口申請で即日発行、もしくは指定のフォームでネットで申請し、数日で発行できる所もあるようですので、自分の自治体が海外渡航用のワクチン接種証明書についてどのように対応しているのが少なくとも渡航の3週間前に調べる必要があると思います。

何とかSIMフリーでデジタル庁のアプリをインストールできるスマホを短期間で購入できて事なきを得ましたが、郵送で2週間かかることを1週間前に知った時はマジでやらかした!と思い、精神的に大変ダメージを負ったので海外旅行の際は早めに調べることを強くオススメします。SIMフリーのスマホを気軽に買える都内在住者で良かったけど、地元東北だったらどうしようもなかったな、コレ!

宣誓書とコンタクトトレーシングフォームについて


ハワイはアメリカ。訴訟大国で規制が他国と比較してかなり面倒なことで有名なアメリカなので、イチイチ面倒な書類を事前に提出する必要があります。有効なコロナワクチンをちゃんと受けたことを宣誓するAttestationという書類を事前に記載し、航空会社経由で紙ベースで提出しなければいけません。
宣誓書のフォーマット自体は結構な分量ですが、ちゃんとワクチンを2回以上打っていれば、記載内容は少なくそれほど手間ではありません。ただ個人的な信条でワクチンを受けていない人、お子様連れで子供がワクチンを接種できない人はそこそこ内容を読み込んで記載する内容が多くなるかもしれません。
航空会社や旅行会社でも十分に注意喚起しているのでちゃんと話を聞いていれば漏れることはないはずです。

コンタクトトレーシングフォームは全ての航空会社で必要なわけではないようですが、今回はハワイアン航空を使用したため、紙ベースで記載して航空会社に提出する必要がありました。

これはアメリカ滞在中にコロナウイルス感染者が出た場合に濃厚接触者等の感染の疑いがある人間がどこに滞在しているか、どの飛行機のどのシートに乗っているか米国当局が追跡するために必要な情報のようです。

こんなのお役所のやってる感でしかなく、大して意味ないじゃん、と正直思うのですが、アメリカはそういう国なので粛々と記載して提出しなければいけません。

内容自体は大したことはないのですが滞在先のホテル名、住所、現地の連絡先(ホテルの電話番号か旅行会社の連絡先でOK)を記載する必要があり、ソラで書ける内容ではなく、それなりに調べなければならないので結構面倒です。

今回は旅行会社経由で航空券を手配したので、渡航1週間前に旅行会社からこれらのフォーマットが自宅に郵送されたため、漏れることはありませんでしたが、個人で直接航空会社から、エクスペディア等の格安航空券手配会社から航空券を取得した方の場合は、自ら航空会社の公式サイトから指定のフォーマットをダウンロードして印刷し、手書きで書類を作成する必要があるので結構大変かもしれません。

空港から出国、飛行機の過ごし方


成田空港からハワイアン空港でホノルルまで行きました。
平日故ガラガラで問題なく出国かと思いきや結構時間がかかりました

チェックインは無茶苦茶時間がかかる


これが大大大誤算。
チェックインが大変でした


前述の通り、宣誓書とコンタクトトレーシングフォームを航空会社に紙ベースで提出する必要があるため、チェックインカウンターが超渋滞。
そして流れが悪い。

航空会社の職員が各種書類に不備がないか逐一確認してからチェックイン手続きが完了するため、完全に書類を準備している人でも手続き完了まで5分近くかかっていました。

そして予想はしていましたが、宣誓書やコンタクトトレーシングフォームをちゃんと準備できている人が少なく、チェックインカウンターで職員に指摘されて初めて書類を書き出す人が結構な割合でいたので並んでいて大変フラストレーションを覚えました。それも結構な人数がいる家族連れに限って書類を全く準備していない人が多く、1グループで処理完了まで10分以上かかっている集団が残念ながら結構な割合でおり、ええかげんにせーよ、と舌打ちを何度もしながら待っていました。

僕らは全ての書類を事前に準備していたので手続き自体は大して手間取らず。提出する必要があったのはパスポート、イーチケットの写し、宣誓書とコンタクトトレーシングフォーム、そしてワクチン接種証明書をデジタル庁アプリ経由でQRコードによる提出のみでした。

職員の人はパスポートだけではなく、ワクチン接種証明書のQRコードの読み込みや、宣誓書、コンタクトトレーシングフォームに不備がないか一つ一つ確認しており、本当に大変そうでした。航空会社が提出義務があるので彼らがやらかした場合は乗客が入国できない恐れがあるため、かなり慎重に書類をチェックしており、こりゃ時間がかかってもしゃあないな、と正直思いました。本当、メンドクサイ世の中になっちゃたね。


預け荷物無しでウェブチェックインできる人はそこまで並ばなくてもよいかもしれませんが、どの道書類を航空会社に紙ベースで出す必要があるので、結局チェックインカウンターに並ぶ必要はあるかもしれません。
とにかくびっくりするくらい待ちます。今まで全てWEBチェックイン、荷物は無人ドロップで人を介さずチェックイン対応しかしたことがなかったので、この種のチェックインで並ぶことに非常に非常にフラストレーションがたまりました。

搭乗3時間半前に成田空港についたものの、結局チェックインまで2時間半近くかかるという惨状。4月の平日でこれってどうなのよ!

飛行機の中は結構寒い


チェックインはかなり手間取りましたが、搭乗手続き自体は以前と変わらずスムーズ。ただ夜20時頃に成田で搭乗したことがなかったため、免税店や売店等の多くが全て閉まっており、何とも寂しい雰囲気。

ハワイアン航空は初めての搭乗。クルーの多くは米国人で日本語が喋れるスタッフは二名とのこと。だがCAのほとんどはアジア系のため誰が日本語ができて誰が英語ONLYなのか見た目では把握ができない。

今回の飛行機では明らかにアジア系の外見の方は全て英語Onlyで、ポリネシア系の外見CA二人が日本語流暢スタッフという不思議な編成。頭がおかしくなる。

日本の成田空港初の便にも関わらず日本人はマイノリティ。そして日本人ほぼ皆マスク装着で、外国人はほぼマスク無し。だがマスク無しでも咎められる雰囲気は皆無。

ほぼ4年ぶりの長距離国際線だったため、飛行機の中はかなり寒くなることをすっかり忘れていました。一応、長袖の羽織を一枚持って行ったのですが、羽織一枚程度では全然寒さに耐えられず、寒さに苦しみながら7時間半近いフライトを一睡もできずに耐えきる羽目になりました。

搭乗の際はそれなりに防寒着を結構持って行った方が絶対よいです。

ハワイアン航空のサービスについて

ハワイアン航空なので、機内エンターテイメントの音楽はハワイアン音楽が満載。しかしながらコンテンポラリーのハワイ音楽は我々が想像するようないかにもハワイな音楽ではなく結構エッジが効いているものが多いので、好き嫌いが分かれると思います。(ぶっちゃけそんな良くない)
いかにもなハワイ気分を満喫できるようなクラシカルなハワイ音楽のプログラムも後ろの方にシレっとありますが、一見してどれがそうなのかわかり辛いです。

機内食は成田発のエコノミーなのでほぼ日本食そのもの。飲み物は水、緑茶、ジュース、コーヒー、ジンジャーエールら炭酸類のソフトドリンク類とビール、ウイスキーらアルコール類を無料で飲めます。

機内誌にはアルコール類は有料云々と記載があったので有料なのかと一瞬ビビりましたが、良く読めば国内船の場合は有料ということだったので成田発の場合は無料でアルコールも飲めます(ハワイアン航空はアメリカ本土からも便があることを忘れがち)

ただ調子にのって一度にアルコール類を複数頼もうとすると「初めの1本飲み終わってから追加頼んでね」とやんわりと怒られます。

ビールはキリン、ハイネケン、そしてハワイのクラフトビールのマウイビールのIPAの三種類。圧倒的にマウイビールが美味しいのでビール好きならマウイビールを頼むべき。むしろマウイビール以外はあまり準備していないようなので他のビールを頼むとカートになく、CAさんに余計な手間をかけることがあるので注意。

食事は離陸後1時間程度で1品、着陸2時間前くらいに軽食という編成。正直着陸近くの軽食の方が美味しかったです。

ハワイ到着、ホノルル市内まで


寒さに震えながら無事ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港まで到着。
空港は想像以上に年季が入っている。そして早朝到着だからかそれほど暑くはないし、むせかえるような匂いもない。タイのスワンナプーム空港やベトナムのタン・ソン・ニャット空港、香港国際空港とは全然違う。
嫌な湿気がない爽やかな空港。これがハワイか!と感動を覚えるが機内がとにかく寒かったので、ハワイの熱波で温まれる、と期待していただけに肩透かしを食らった気持ちになる。

イミグレでの入国審査について。結構簡単

ハワイのイミグレ。我々日本人ら外人が並ぶビジター列はガラガラでアメリカ市民列の方が圧倒的に人が多い。同じタイミングで羽田発のJALかANAの飛行機も来たというのに日本人の少なさに驚かされる。

ビジター列はガラガラと言いながらも入国審査の進みは遅い。正確に言えば早めにイミグレ突破できている人と異常に時間がかかっている人の差が激しい。

そして今までイミグレと言えば家族単位では受けられず、個々人で審査をうけなければいけないと思っていましだが、ここハワイの入国審査は家族単位で受けられました。妻と二人で審査を受ける。

入国審査自体は驚くほど超簡単。
パスポートとワクチン接種証明アプリのQRコードの提出のみ。
質問は夫婦まとめての超簡単なものだけ(目的、滞在日数、ナマモノ持ち込みのについて、ドルを現金で家族全体でどの程度持ちこんでいるか云々)

目的でhoneymoonと答えたら陽気なアジア系の入国審査官が「congratulation!いつ結婚したの?昨日?ハネムーンは結婚後即行った方がいいからね!」などと小粋なアメリカンジョークをいきなり言ってきて面食らう。

夫婦それぞれ指紋を取られ(指紋を取られる機械の審査官の取り扱いがすごく雑で妙にビビる)ものの3分程度でイミグレ突破。僕らの前にいた白人家族は何が原因か分からないが20分ほど入国審査官とやり取りをしていたので焦ったが、吃驚する程簡単でした。
イギリスへ入国した際はかなり細かい質問を怖い表情でされ、あれやこれやと書類提出を求められたのと対照的。

機内預け荷物は全てベルトコンベヤーや出されており、税関検査も特になく(一度声掛けされてビビったが、タグを見せたら一瞬で解放された)ついにアメリカ、ハワイへ降り立つ!

空港のトイレも油断ならない

入国審査まで結構時間がかかったので、尿意に襲われました。
旅行会社がホノルル市内まで送迎車を手配してくれていましたが、出発まで数分時間があるとのことで、旅行会社のスタッフにトイレの場所をきき、アライバルを出た先にある男性トイレで用を足しにいく。

だがそこで予期せぬ早速トラブル。

小便器に近づくと、死角に隠れていた歩行器をつけた怪しい白人、薬物中毒者と思わしき目がおかしい危険な雰囲気の老人が僕の背後につき、マハロ!マハロ!と叫びながら"give me change!"(釣りをくれ!)と金銭の無心をしてきました。

完全に油断していた状態だったので、心臓が口から飛び出るほどの恐怖を覚え、当然尿意も引っ込む。
幸か不幸か、相手は足が不自由な老人なので、振りほどくことは簡単、速足でトイレを脱出。

今まで何度も海外旅行をしてきましたが、空港のトイレで怪しい人間に襲われたことは一度もありませんでした。久々の海外旅行で油断していた、というのもありますが、早朝の空港のトイレに薬物中毒者が潜んでおり金を無心されるとは想像すらせず。ハワイはアメリカ。アメリカは怖い国。
その事実を改めて思い知りました。

空港には他にもトイレがあるので、少し足を延ばして他のトイレで用を足せました。そこでは特に危険な目にもあわず無事ミッションコンプリートできましたが、先ほど薬物中毒者が潜んでいたトイレと、今回問題なく用を足せたトイレに大きな違いがあるとは思えず、いったいどこが危険でどこが安全なのかまるで見当がつかない!

ハワイはアメリカ。アメリカは怖い

ハワイ到着後、いきなり不運に襲われ、今回の新婚旅行を無事に過ごせるか急に不安になってしまいました
不安を胸に抱きながら旅行会社のバンに乗り込み、ワイキキのロイヤルハワイアンセンターまで無事到着はできました。

入国に至るまでで大分長くなってしまいましたので、ハワイで感じたこと、気づいたことについては次回のエントリで記します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?