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【相談事例#01】乳腺外科|検診と再来の来院率UPのポイント
みなさんこんにちは!目利き医ノ助の松岡です。
【相談事例シリーズ】では目利き医ノ助メンバーが実際に相談にのらせていただいたIT化・DX化の相談内容と『重要なポイント』を紹介しております。
ご相談クリニック情報
■状況:新規開業
■診療科目:乳腺外科
■検討システム
電子カルテ|予約システム|問診システム|セミセルフレジ|オンライン診療|オンライン決済
初回面談
はじめに先生と面会する前に、『乳腺外科=乳がん検診』となるので、検診を受けてから次回来院のリマインドを効率よく行えるか。が重要!と思い準備をして面談に望みました。
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実際に先生とお会いして、どんな診療形態を考えられているかを伺ったところ、『初回乳がん検診から次回検診の間にうまく再来診察に誘導したい』とのことで、想定していた提案内容と先生のプランが一致した瞬間、『あぁ準備してきて良かった!』と思わず心の中でガッツポーズをしました(笑)
乳腺外科のポイント
さて、今回のご相談のポイントは何と言っても『予約システム』でした。
先生のご要望から外せない機能が大きく2つありました。
■Point①|CRM機能
上に記載した『来院誘導』はCRMと言われる顧客(患者)機能の一環で、『▢月▢日~▢月▢日の間に、◯◯◯の予約(来院)がある患者』のような条件に一致する患者をリストアップし、LINE等で次回予約のリマインドを送る。もしくは、このようなリマインドを自動で行ってくれる機能が必要です。
■Point②|マンモグラフィ検査の最大稼働
乳腺外科ですので、当然マンモグラフィ検査が必須となりますが、外来の患者様も、検診の患者様もマンモグラフィ検査を行うことになります。
そこで重要なのが、マンモグラフィの機器、技士さんの空き状況管理です。
もちろん対面や電話を受け、スタッフが予約画面とにらめっこしながら、空き状況を確認し予約をとることはどんなシステムでも可能ですが、そこがDX化のポイント。
特定の予約システムでは『部屋』『人』『機器』を関連づけて、空いている日時を判断してくれる機能があるので、スタッフさんの手間を削減してくれ、漏れ、ミスを防いでくれる重要な機能となります。
という流れから、この2点を叶えられる予約システムメーカー2社で検討をいただき導入決定となりました。
多機能とコストのせめぎあい
ここ数年のクリニックITシステムの流れとして、『All in One化』があると思います。電子カルテメーカー、予約システムメーカーなどが1製品でいろんなことができます。といったものですね。
今回のシステム構築も電子カルテ+多機能予約システム+セミセルフレジの3つのシステムで、予約|問診|診察|オンライン診療|会計まですべて賄うことができました。
ただ注意が必要なのが、All in Oneや多機能型システムを検討する場合、自院の導線や診療の強み、どこが経営のキーになっているかを整理し、そこを最大限活かせるための導線設計ができるか、そのための必要な機能が揃っているかをよく見ていくことが大切だなと感じます。
その中で最大限価格を抑える工夫をしていくことで、効率>コストとなり本当の意味での『DX化』と言えるのかなと思いました。
さいごに
今後も目利き医ノ助メンバーによる『相談事例』をアップしていきますので多くのドクターの参考になればと思います。
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