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ボジョレー・ヌーボーで思うこと

ほんのひと月前
日本人なら見たり聞いたり一度はした事のある🇫🇷ボジョレーヌーボーの解禁日(11月の第三木曜日)でした

フランス ブルゴーニュ地方、ボジョレー地区で今年採れたガメイ品種のブドウから造られるワイン(新酒)を「今日から飲んでいいですよ〜」っとフランス政府が設定した日です

えっ!自己責任でその日を待たずに飲んだらお腹壊すの?
決まり守らん奴は怪しからん!って捕まっちゃうわけ?
そこまで強制力は無いですがフランスの方は大人なのでそんな事しませんし
なぜそれを守るのかって言うと政府が国を護っているからです

期日を決めずに我先に1日でも早くと新酒を飲み始めるとワインの品質が落ち、行き着く先は価値の崩壊があるわけです
だからしっかり政府が国の産業を護り、国民がそれを守っているのです
どこかの国とはちょっと違うな〜(笑)

さて、このボジョレーヌーボーですが
毎年のように盛り上がっている国があります

どこの国だと思いますか?

生産国のフランスに決まってるじゃない、、、、って思いました?

残念ですが、ハズレです🙅🏻‍♀️

正解は我が国、日本です
洋モノのお祭り騒ぎには便乗するのが大好きです🇯🇵

盛り上がるのにはいくつかの理由があります

・空輸での運搬手段が整っていた
・時差変更線で先進国の中で一番乗りでその日を迎えるのが日本だった
・日本列島の景気がバブルで盛り上がっていた
・日本には初物を尊ぶ文化があった

そして、そのボジョレーヌーボーの最大の輸出国が日本で、何と50%以上のシェアがあります

生産国のフランスでさえそんなに盛り上がっていません😭

バレンタインやハロウィンの様に市場戦略や媒体に騙され易い国民性、いわゆる個の意見を持たない集団心理に安心すると言うところが他国に比べて何でも受け入れてしまうのかもしれません

10年ほど前の日本ワインは本当に◯◯◯ってあまり飲みたいとは思いませんでしたが、ここ近年は生産者や醸造家の努力も実って本当に美味しくなりました
日本もオリジナルを大切に世界に発信できたらワインどころか日本の未来は明るいだろうなとワイングラスを傾けながら思うのでした

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