2種類の降り方
親が役牌を鳴いており捨牌も中張牌が多く自分の手牌の価値と照らし合わせると一段目とはいえ早くも降りを選択する場面かなと思います。
こういう場面で仕掛けに対して降る場合には2種類の選択があります。
それは
・対面や上家に「合わせ打ち※」しながら親に鳴かれてもいいから親への振り込みの可能性を極力下げながら降りる
・他の人が和了ってくれるのを待つためにも親にこれ以上鳴かせないように降りる
の二つです。
※合わせうち→対面や上家の捨てた牌と同じ牌を切り親からのロンを避ける切り方。同巡であるためロンはされないので将来のロン牌を安全に捨てることは出来るがチーで手を進められるリスクがある。
この場面の自分にとっての最悪はここから親に振り込むことですがでは最高はどういう結果のことでしょうか?
僕の考えるこの場面での最高の結果は
「自分のライバルである対面が親に振り込むこと」
です。
そうなるとここから先は対面や上家が切った牌と同じものを合わせ打って親に鳴いて和了ってもらうのが最善ということになります。
ここでの合わせうちは自分は安牌を残しつつ危険牌を処理しながら親の手を進めさせ他の二人の放銃リスクを高めることが出来るといいことづくめですからね。
点差的に親が少々和了っても問題ないというのが非常に大きい要因となっています。
ただ同じ場面でも
対面と下家の点数が逆で
対面 1200
親 40100
の点数状況であれば最終的に安牌が尽きる可能性があるとしてもとにかく鳴かせないということになります。
親が対面から和了るか2000オール以上をツモると終わっちゃいますからね。
なので親に和了られないようにしているうちに対面や上家に和了ってもらってまだトップを目指すという戦略になります。
つまり仕掛けに対して降りる際は状況によって
・自分が振り込みさえしなければ対象者が和了ってもよい降り
・局が長引くと安牌がなくなり放銃リスクが高まるとしても極力対象者を和了らせないようにする降り
の二種類を使い分けることになります。
これが出来ればゲームメイクの力が高まっていくこと間違いなし!
特に鳴かせたりしたわけではないですが最高の結果になりました。なるべくこの状況を誘発するためにも親にアシストをしていくという選択を取るわけですね。
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