とにかく振り込まなければいいと言うものではない
結構な間トップが取れていませんでした。
こんな感じですね。
ラスもないので凌いでいるという見方もあるのですが体感としてはここぞで和了れないで捲られていく感じのよくない雰囲気で来ていました。
そしてようやくトップが取れたわけですがこの着順分布になっている原因を見つけました。
ここです。
選択肢としては3択。
1現物の6sを切ってダマ
27mを切って3-6sのダマ
37mを切って3-6sのリーチ
でしょう。
僕は7m切りダマを選択しました。
現物の6sを拾うことを狙ったダマテンですね。誰も親には振り込みたくないのでダマテンの効果は比較的ありそうです。
しかしこれはダメでした。
ここで僕が考えていたのは
「ラスりたくない」
という一点。
雀魂はラスのマイマスが大きいためラスらないようにする立ち回りが重要になります。
そう考えるとここでリーチで親とぶつからないのは「ラスらないため」という観点から見れば悪くないように見えます。
しかし違うんです。ここでのダマは
今ラス目に落ちたくないだけの選択
なんです。
仮にここでダマにして和了ったとしましょう。
そうしたらこの試合もうラスらないですかね?
これさえ和了ればラスらない、あるいはここで振り込みさえしなければラスらないのであればこの手をダマにする意味は大きいと言えます。
しかしそうとは言えません。もちろん和了ればラス率はかなり低くなるでしょうが和了り方によっては和了ってもそれなりにラスります。
しかもこれをダマにするということはトップ率もそれなりに下げることになります。
雀魂や天鳳では目先の結果ではなく同じ場面を100回繰り返した場合にどの選択肢を続けた場合に一番ptが増えているかを考えることが大事とよく言われます。
いわゆるpt期待値というやつですね。
みんな頭ではそれを分かっていてもいざ自分の前にラスがチラつくとどうしても目先のラス回避選択をしてしまいがちです。
しかし無限にラスを回避しつづけることなど不可能ですし取れるところではトップを取っていかなければいずれくる不調に飲み込まれてしまって終わりです。
ラス回避だけを重視するのがラス回避ルールではありません。
今回の場面で言えば
確かに親リーチには打ちたくありません。
しかし打たなくてもこの点棒のまま推移すればそこそこラスる上に和了ってもダマではトップを目指せる点数とは言いにくい。
確かにリーチして親に放銃すれば高確率でラスりますが和了ればトップも射程圏内に入るどころか形によってはトップ目です。
確かに今この局にラスらないことだけを考えればダマの方が有利でしょう。
しかし100回繰り返した時に打7mダマがptをもっとも稼いでいるか?というと選択肢におけるラス率の低さだけで語ることは出来ません。
確かにラス回避ルールにおいて
「この半荘ラスらないための選択」
というのは非常に大切です。しかしそれ自体は目的ではなく
「ptを稼ぐために極力ラスを減らす」
ための手段でしかありません。
ラス回避自体が目的のような選択をするようになってしまっては結局ptが稼げずに負けてしまいます。
僕も分かってはいるつもりだったのですが定期的にこの呪いにかかってしまうので今一度気持ちを切り替えていこうと思います。
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