見出し画像

痴漢の考察 & 解決案

最初に

私は過去に痴漢やストーカー、盗撮、露出狂、なりすましにあったことがあります。
満員電車の中など、故意にやっているか判断しにくいものを除いて記憶にある範囲で9件、疑わしいものも含めると少なくとも15件はあります。
被害に遭うたびに、また、当時を思い出すたびに、嫌悪や怒りなどの感情を感じます。

このnoteでは体験談を語りたいわけではなく、
痴漢とそれを取り巻く構造を考察し、

さらに痴漢を事前、事後の観点で捉え、両方に効く対策案を書いていきます。
一応、軽犯罪の被害に遭ったことがない人に向けて
盗撮に遭ったときの状況や感じたことを「痴漢体験談」に書いておきます↓
時間のない人は飛ばしてください。

痴漢体験談

就活中、帰り際に最寄り駅のエスカレーターに乗っていたら足にコツンと何かが当たった。ふっと振り返るとスマートフォンでリクルートスーツの中を撮影している男がいた。今思えば、一発蹴りでも入れてエスカレーターから落とし、警察に突き出せばよかった。しかし、その時は怖くて、どうしたらいいか分からなくなり、声を出すことも、相手の手を掴むこともできなかった。捕まえたとしても、逆恨みされて、さらに被害がひどくなる可能性を考えると何もできなかった。固まっている私をおいて男はエスカレーターを走って駆け上がり、逃げて行った。

男が去ってからから、いろんなことを考えた。
「なんで何もしていない自分が、こんな目に合わなければいけないのか?
 就活中でスーツスカートを履かなければいけなかったから、履いただけなのに。」
「大体、痴漢をするやつはどんな利己的な幻想を抱いているんだ。」
「映像がネット上に公開されたら?
 知り合いに見られて、そういう行為が好きで自発的にやったと思われたら?」
怒りや不安な感情とともに、考えたくもないことが数週間ずっと頭から離れなかった。

3日後だったか10日後だったか、日数は定かではないが
勇気と(就活中の)時間的労力を振り絞って駅員に事情を話し、
監視カメラに犯人が写っていないか相談した。
すると駅員は
「そんな数日前のデータは消えてしまっているよ。
 警察に言ってもいいけど、証拠がないとねえ。」
と軽くあしらった。

この駅員の対応で、犯行をした加害者だけでなく、企業にも疑問を感じた。
具体的には
企業の情報管理や企業の責任なんてそんなものなのか?
利用者の安全なんてそんなに簡単に踏みにじられるものなのか?
と言った疑問だ。

(商品に欠点があったとき、amazonや楽天だったらまず謝ってくれる。
それからなるべく時間をかけないよう、迅速に返金・交換などの対応をしてくれる。)

痴漢への考察 と 解決アイデア(仮作品)

こんな経験が何度もありました。
その度に傷つき、多くの時間を無駄にしました。
私には猥褻な行為をされたくないという意志があります。
しかし、誰かもわからない、他人によって
猥褻な行為をされたくないという意思を勝手に押し込まれます。
本当に、腹立たしいです。
「腹立たしいと思う感情も
猥褻な行為をしたいと思う男の感情も
全て所属組織や環境によって、架空的に醸成されたもので、
生まれ育った環境や時代が異なれば腹立たしいとは思わないかもしれない」
理性で自分を落ち着かせようとしたこともありました。
しかし、私のこの腹立たしい感情は消えません。

警察や企業に猥褻な行為をされたことを相談しても、一度も捕まったことがありません。
女性専用車両などの対策もありますが、
分けることは問題を放置して切り離しているだけです。

オフィスで同じ問題が起きたとき、女性専用フロアを作りますか?作らないはずです。

国家や企業に頼ってなんていられません。
私たちは、自己防衛力を高めるべきです。
しかし、体力には限界があります。

そこで自己防衛のために私が考えたのが、
360°カメラ付き、透明素材でできた帽子「チカンボウシ」です。
(ネーミングセンスは笑ってください。)


3dcgソフトでイメージを作ってみました。
中に入っている球体が360度カメラです。
「近未来なニューレトロ原宿系」を意識して
外装はベレー帽っぽくしてみました。


360°映像が記録され、記録情報は帽子の所持者が管理できます。
この「チカンボウシ」は2つ点で自己防衛できます。
まず、痴漢欲求にかられた人に「録画されているため、痴漢をしたら捕まるかもしれない」と思わせることができます。
これにより、事前に痴漢を防ぎます。

2点目が、実際に痴漢をされたとき、証拠を残すことができます。既存の建物についたカメラよりも死角を減らすことができるかもしれません。(高校生の頃、近所のローソンで露出魔に会いましたが、カメラの死角により犯人を特定することができませんでした。)

ここまでの私の主張に対して、
痴漢されないように電車に乗るなとか
スカートを履くなと思った人もいるかもしれません。
(ちなみにスカートじゃなくても痴漢はされます)
または、逮捕されて一生を失う加害者のコストと痴漢されてショックを受ける被害者のコストを比較すれば
人生の経済的、心理的、社会的損失は加害者の方が大きいから、痴漢されたくらいで喚くなという主張をする人もいるかもしれません。
確かに、そのような議論もあります。
加害者に家族がいる場合、犯罪者の親という噂が広がれば、子どもの進路に影響を与えることもあります。
子どもには親の犯した罪の責任はありません。

しかし、だからこそ、
痴漢をしないということが1番のリスク低減のはずです。
つまり、自己防衛する文化
痴漢をしにくい空気が広がれば、
痴漢をする機会を事前に減らせるのではないでしょうか。
だから、痴漢の抑止力となるシステムが必要だと考えています。

中国は監視社会と言われています。
監視カメラの総数は約2億個、8人に1台(2016年時のデータ)あります。
(ちなみに日本は500万個、25人に1台あります。)
共産党主義青年団によるボランティア検閲、
地方政府による検閲などネットを監視する仕組みもあります。
人々の行動全てが監視されているんです。
そのおかげで、俗人的な倫理観ではなく、システムによって犯罪機会が減少し、
徳を積もうとする行動が生まれているといったニュースも見かけます。

同じように、個人もまた自己を守るシステムが必要ではないでしょうか。
他人や社会が自分を変えるのではなく、
自分のことは自分で変えていきたいと思うこの頃です。

最後に

最後まで読んでくださりありがとうございます!
色々書いたのですが
本当は「チカンボウシ」、現物を作って実装してみたいんです。
理想を言えば外装まで作りたいですが、最低限プログラムまでは作りたいです。
もし作れる技術のある方いましたら、一緒に作りませんか、、!
私はまずArduinoを勉強し始めよう。。。


もしよかったらいいね、シェアしていただけると、
今後の作品制作の励みになりますっ!


この記事が参加している募集

スキしてみて

よろしければサポートお願いします( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ ) いただいたサポートは活動費(主に画材・技術書など)に使わせていただきます。