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なぜ私が数学を好きになったのか、そして私にとって好きな事とは何か

私は数ヶ月前から個別指導の塾講師アルバイトで数学や理科を教えているのですが、担当している生徒に「先生はなんで数学が好きなんですか」と質問され、そういやなんでだろうと回答に困ってしまいました。今までは、なんとなく好きだからで通してきましたが、楽しさを教える身になるとそこらへんははっきりさせたほうがいいのかもしれません。なので考えたことを書き連ねていこうと思います。駄文で申し訳ないです。


私は中学2年までは校内で平均的な数学のレベルでしたが、中3の平方根の分野で急に興味を持ち始めました。

平方根を理解する上でよく用いられる例として、正方形の面積から一辺の長さを求める、というものがあります。例えば、正方形の面積が2cm^2のとき、一辺の長さaはどうなるでしょうか。答えはa=√2 cmということは誰もがわかると思います。私は方眼紙と定規で「二乗すると2になる数が約1.4」ということは知っており、それが中途半端な数であることを疑問に思っていたので、初めて平方根の存在を学んだときは深く感銘を受けました。

中学2年までの数学には制約がたくさんあり、「ルールを守って計算するだけの教科」と捉えていましたが、中3の平方根(有理数から実数への拡張),三平方の定理(直角三角形のすべての辺を求められる)などの登場により、「求めようとすれば何だってできる教科」になりました。

私はそれからどんどん数学にハマっていきました。学んだことを暇な時間にひたすら考え、アウトプットを繰り返しました。今考えると、ゲームにハマってそれ以外のことを考えられなくなる現象と似ているように感じます。

思い返すと、私が好きな物事というのは全て、「そのことを四六時中考えてしまうぐらいの興味を持つ」ことに終着しそうです。恋愛もそうなのかもしれません(恋愛経験ゼロ並感)。皆さんも自分の好きなことと出会ったきっかけを思い出してみてください。そこには強い興味があったはずです。

では(少なくとも私が)好きなことをつくるには興味を持つ必要があります。興味を持つことはとても難しいことです。いきなり、偏微分方程式に興味を持て!と言われてもそれは無理難題でしかありません。しかし、興味を持つきっかけは生活の至るところにあると私は思います。なので、学校の勉強に関しては、その教科に興味を持つきっかけを与えることが、塾講師である私の仕事なのだと思います。

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