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国際結婚 手続き 必要書類 その全て

結婚しました

ネットの情報は少なく、また必要書類も自治体によって微妙に違うという状況の中、法務局 入国管理局 本籍のある区の区役所 実際に住んでいる区の区役所 手続きをしようとする区の区役所 全てに問い合わせて自力で解決しました。わからないことは直接全部聞くの精神大事。どの担当者も丁寧に答えてくれました。日本語で問い合わせたからかな(苦笑)

さて、一筋縄ではいかない国際結婚。
その準備の全てをここに記録します。

それぞれの国籍

香港人(夫)日本人(私)
※夫は入籍前に日本でのビザ取得済
=今回の入籍で配偶者ビザを取得する訳ではない

香港は英国領だったので、パスポートを2つ所持している人もいます。夫はそのケース。BNO(British National Overseas)という、いわば「海外に住む英国市民権のようなもの(=英国市民ではない)」を持っています。そして今回ネックとなったのは、本人確認時にどちらのパスポートを使用するか?ということ。詳しくは後述します。

必要なもの

夫(外国人)
・婚姻要件具備証明書
→夫のビザはBNOのパスポートで申請していたため、必然的に書類も「英国民が日本人と結婚する際に必要なもの」となります。なお、香港のパスポートを使用する場合は、婚姻要件具備証明書の代わりに、香港で取得する婚姻記録と、日本の区役所にある婚姻要件具備証明書不発行に係る申述書(フォーマットは区役所にある)が必要となります。
・出生証明書(原本)
・パスポート
※それぞれの訳文(訳者のサイン必須)。パスポートの訳文用フォーマットは区役所にある。
私(日本人)
・戸籍謄本
→日本人の本籍地で入籍する場合は必要なし。私は「外国人との入籍手続きに慣れている区」が良かったので、本籍地ではない港区役所に提出しました。(結果、この選択をして心からよかったと思っています)
・運転免許証(本人確認書類)
・印鑑
・婚姻届

★婚姻要件具備証明書とは?
→この人は独身で、現在他に配偶者がいないよ、結婚できるよ、という証明書。(=独身証明書)

★出生証明書とは?
→その人が生まれたときに作成される書類。どこの国のどの病院で生まれ、親は誰か が記録された紙。

実際のタイムライン

香港にて出生証明書(原本)を夫の母親より受け取る。(郵送でも可。ただし紛失のリスクを考えると取りに行った方が良い)

在日英国大使館(要予約)にて婚姻要件具備証明書を発行してもらう ※出生証明書持参

私(日本人)の戸籍謄本を本籍のある区で取得

婚姻要件具備証明書出生証明書パスポートそれぞれの訳文を作成

婚姻届記入

区役所に提出

外国人との入籍手続きに慣れていない区を選択するとどうなるか

とにかく待たされます。
私と夫は直前に別の区に引っ越しそこで婚姻手続きについて担当者に聞いたところ、「前例が少ないので、手続きに時間がかかります。必要であれば法務局に問い合わせたり、その日に手続き完了は厳しいと思いますね」とのこと。

手続き完了までにかかった日数とお気持ち

一回香港に帰る必要があったのと、在日英国大使館の予約がとりにくいので、私たちは下調べ開始〜入籍完了まで計3ヶ月くらいかかりました。2人ともフルタイムで働いている中、割と効率的なタイムラインで動けたかなという感じ。

お気持ちとしては、まず安堵。そして面倒くさい。だけどやって良かった。
行動のタイムラインにしても、調べ方にしても、きちんと論理的に考えて、選択することが大切。

役所等は基本日本語で問い合わせ(そして日本語で問い合わせた方が丁寧に対応してくれる)なので、「区役所から言われた必要書類はこれ」「これはどこで手に入る」「それにはこれを先にやっておかないと取得できない」など、自分たちのケースに合わせてまず全体像を把握(=提出する区役所に問い合わせ)し、その後に個々の機関に問い合わせていくというのがベストかなと。

頑張れ未来の国際結婚カップル

終わってしまえば「意外とすんなり」です。ただ、国籍によって様々なケースがあることを忘れないで。
このnoteが少しでもあなたの助けになりますように。