特別な何者かになりたいと思う気持ちから生まれる承認欲求とは

2020年4月4日 23:28

今日は特別な何者かになりたい人に向けたお話です。

人は知らず知らずのうちに
特別な何かになりたいと思っています。

誰かに認めてほしい
評価されたい
そして上に立ちたいという欲求です。

このような特別になりたいという気持ちは承認欲求から生まれ
そしてこのような気持ちから承認欲求が生まれると言えます。

特に近頃
SNSの世界が盛んになり
気軽に自分の日常を配信したり
他の人の日常を覗き見ることが出来ます。

その中で
静かに競争が行われています。

"私の日常は特別だ"

と言わんばかりの投稿をし
お互いランク付けしている様子が伺えるように思えます。

私の方がすごい

私の方が優れている

という感情が
行き来しマウンティングが繰り返されています。

何故このような感情が生まれるかというと
認められたいという感情から生まれます。

マズローの欲求の段階説によると

この承認欲求は第4階段に属します。

出世欲も
承認欲求だと考えます。

そして
この承認欲求の中にも

低いレベル、高いレベルが存在します。

低いレベルの尊重欲求というのは
他者からの尊敬や注目
名声、名誉などを得る
ことによって満たされるようです。

そして高いレベルの尊重欲求は
自己尊重の意識付けや自立性
自分自身の技術や能力の習得
を得ることで満たすことができます。

この２つの違いは
他人からの評価と自分自身の自己評価と
いうところにあります。

この欲求がうまく満たすことが出来ない場合に劣等感を感じたり無力感を感じ

おかしな表現をし
承認欲求を満たそうとします。

こちらの記事のような人も
承認欲求からこのような行動をとるように思います。↓

〈SNSで正義を振りかざす人の危険性と占い的観点からも考えてみた。〉

このマズローの欲求の段階説にはまだ上があり

第5段階の自己実現欲求というものがあります。

これは

自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求を指します。

ようするに外からどうみられるかではなく自分自身の中で可能性にチャレンジしてみたり
創造性を発揮したりします。

ここまで来れると人は一握りだとされていますが
この領域までこれるひとは少数で
世の中のためになる特別な何者かになれるとも言われています。

ようするに人に対して対立的に何かをしていたり
人の評価ばかりに気が取られ
承認欲求から抜け出せずにいる段階では

特別な何者かには
到底なれないということになります。

目指すは
自己実現欲求です。
何者かになりたい人は
まずは承認欲求の渦から抜け出しましょう。