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キャンプ解夏 〜映像制作のエチュード⑤〜

無理のないキャンプ。
私たち夫婦のモットーです。
場所もそうですが、季節というハードルもあります。
はじめは、真夏と真冬は避けようと思っていました。
真夏のキャンプって、どうなんだろう?

キャンプ動画の先輩方でも、“夏はお休み“という人が少なくないようです。
台風を含めた天気も気になりますが、それ以上に、エアコンに慣れ親しんでいる身で、夏の夜は眠れるだろうかと心配です。
さらに、虫もこれまで以上に存在感を示してくるに違いありません。
やめようか・・・でも行きたい。私たちの心も揺れ動きます。

夏キャンプに挑戦

やっぱりキャンプに行きたい。
そこで注目は、高原という選択肢です。設備の整っている所という条件などをもとに、標高900メートルの愛知県『つぐ高原グリーンパーク』に決めました。

本当に過ごしやすいのかと、半信半疑で山を登っていく。
確かに、車外温度表示が下がっていきます。およそ5度のマイナス。
晴れているし、これは良い!これならば、快適な夏キャンプになる、そう思っていました。

オープニングのインパクト

ところが、駐車場に止めて受付に向かおうとした瞬間、土砂降りの雨!
山の天気は変わりやすいというけれど、どうなるこのキャンプ⁉︎

結果的に、程なく雨は上がりました。また、その後もほとんど降ることはありませんでした。
でも、この短時間の体験が大きなインパクトを残したのです。それは、映像のオープニング制作に表れています。

夏キャンプの不安から期待への変化、さらにどんでん返しの大雨!という目まぐるしい変化を、映像とテロップや音楽で表現。そのように考え制作しました。
これまでと少し違ったアプローチで、特徴的な印象の映像になったのではないかと思っています。

夏キャンプの印象

今回は、キャンプの過ごし方に大きな特徴はありません。ただ、夏休み期間でもあり区画に空きは無く、周囲に人がいるという経験を初めてしました。
慣れないので、ちょっと窮屈です。
やっぱり、撮影も制約を受けますね。特に、正面が小さいお子さん連れのファミリーだったので、映り込みに注意しました。

また、噂に聞いていたアブの集中攻撃(?)には閉口しました。
車のエンジン熱と排気ガスを、獲物となるターゲットと錯覚するらしいのですが、とにかくしつこい。
とは言っても、むやみに人に襲いかかるというわけでは無く、結果的に大きな問題はありませんでした。

そうした中、この日のために準備してきた『おにやんま君』もデビュー。ビジュアル的なインパクトは大ですが、効果があったのかどうかは定かではありません。

ついに登場、SONYのカメラ

撮影の点で、最大の変化は新しいカメラの導入です。
SONYのZV-1。Vlog用カメラという謳い文句で、ネットに沢山の情報が上がっていました。
私の使用方法を考えると、Vlogに特化した機能は不要です。
それでも、映像のボケ感やオートフォーカスの速さ、ちょっとした望遠を備える点に注目。シネマティックな映像への欲求に応答するものとして、メインのカメラ候補に急上昇。
たまたま中古で手に入れられる機会があったので、思い切って購入しました。

それがキャンプ直前だったので、事前に十分な準備ができませんでした。設定変更も加えず、オートで撮影。それでも、ちょっとクオリティが上がったかなって感じです。
圧倒的とまではいきませんが、十分な変化を実感できました。

編集時に、その違いを実感しました。
今回も使用したInsta360 ONE X2やMUSON ULTRA1の映像と並べた時に感じる、画質の連続性に対する違和感。使用場面に適合する機種選択はもちろん、映像配置の順番やトランジションなどで工夫する必要があるように思います。

このように研究や工夫の余地は大いにあるものの、それ以上に大きな可能性があるように感じています。暑い夏の最中、熱い期待が高まりました。

キャンプへの思い

全体として振り返ると、高原の夏キャンプは快適でした。
ただ、今後は、夏休みのファミリーが好む場所以外を選択しようと考えたところです。
静かな環境で、落ち着いたキャンプをしたい。
今回はそんな思いが強まりましたが、これからいろいろな経験をする中で変化も生まれてくるかもしれません。

また、心動かす映像に残したいという欲求がますます強くなってきています。
そのためにも、ZV-1を使いこなせるようになりたいと思っています。
次のキャンプが楽しみです。

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