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新星☆こうじりゅうじ現る #7

こんばんは。じょーどの赤坂です。

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法然上人鑽仰会の目指すべきところは、見えてきたように思いますが、実際のホームページ作りはそうはいきません。

僧侶はアナログというイメージですが、伝統を守るべきところは岩のようにガッチリ守り、変えるべきところは、柳のようにしなやかに変えていくことが肝要になってきました。


新進気鋭のエンジニア僧侶


WEB版「じょーど」の編集メンバーに、小路竜嗣師(こうじりゅうじ)がいます。正直に申しますと、ズーム会議でお会いするまで小路師について無知でありました(韻を踏んでいるのだけは分かりました、失礼ですね)

では小路師に登場していただきましょう。



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1人だけリアルぅ!!(現在ぐんじまん先生に似顔絵を描いていただいてます)


それは置いといて、ちょっと小路師についてググってみますと、

小路竜嗣「寺院デジタル化ヱヴァンジェリスト」

って肩書にありました。


ヱヴァンジェリストってなにぃ?


調べるとキリスト教における伝道者って意味らしいです。つまり寺院デジタル化を推進している伝道者ってことですね(かっこいい)

小路師は兵庫県の一般家庭で生まれ、幼い頃からロボットが大好きで、将来の夢はエンジニア。大学でも機械工学を専攻し、卒業後は精密機器メーカーに就職。

ですが、結婚をきっかけに仏門に入り、現在は奥様の実家の善立寺(長野県)の副住職をされています。


お寺とテクノロジー

「お寺とテクノロジー」についてお話しさせていだたいております。といっても、ロボットにお経を読ませよう! ではありません。経理や事務などお寺の〝裏方〞にテクノロジーを導入し、お坊さんは布教に集中できる環境づくりが目的です。名付けて〝テラテク〞。(『知恩』)

最近、釈迦の教えで悩みを解決する「AIブッダ」なるのものが話題になりましたが、方向性は真逆なのかもしれません。

一般家庭からお寺に入った小路師は、お寺の仕事を目の当たりにしました。そのことを以下のように語っています。

お坊さんとしてのお勤めだけでなく、情報管理や会計業務、檀家さんとのやりとりや電話・FAX対応、お坊さん同士の会議への参加はもちろんのこと、「宗教法人」であるがゆえに経理や行政対応もこなさなければなりません。家庭の予期せぬ事情――突発的な子どもの熱やケガ、はたまた親世代が介護が必要になった場合には、途端に立ち行かなくなってしまいます。(セールスジン)

お寺の仕事は、目に見える葬式法事だけじゃなく、むしろそれは氷山の一角であって、その他のコミュニケーションや雑務が非常に多いということです。お寺の住職というのは、話がうまいだけじゃなく、総合的な能力が求められる仕事なのです。

その裏方ともいえる「経理や事務」の仕事を少しでも軽減し、「布教活動に注力できる未来」を築くために、「お寺のデジタル化」を進めている、ここが重要なのだと思います。


お寺のデジタル化というと抵抗のある方もいるかもしれません。しかし、社会が進化する中で、お寺だけがその歩みに抵抗することは、仏教の本意だとは思えません。

社会が如何に変わろうが、自分も他も過去も未来も生かし合うことが「縁起」の思想であります。

そして変化していく社会でも、

「神仏」や「僧侶の神仏への敬虔なる態度」という変わらない価値があるからこそ、人々は「拝み・仰ぐ」のだと思います。そのところを僧侶は考えなくてはいけません。


ではまた。共生合掌。

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