カレーなる想い #18
こんばんは。じょーどの赤坂です。
4月7日は法然上人の誕生日。
4月8日はお釈迦さまの誕生日。花祭り。
本日はカレー坊主師と新宿中村屋の創業者・相馬黒光女史の話をしたいと思います。
カレー坊主師こと浄土宗僧侶の吉田武士上人は「仏教をもっと多くの人に知ってもらいたい」という思いから、
カレーを背負って幅広く布教活動をされています。
特にお釈迦さまの誕生日、4月8日の花祭りにはお釈迦さまと同じインド生まれのカレーを食べる。
「#4月8日はカレーを食べよう」のもと、クリスマスに負けないくらい花祭りを盛り上げようと、
そして、人々に少しでも仏教に親しんでもらうために、
伝統教団の枠を超えて、笑顔で布教活動に邁進しております。
そして、新宿中村屋といえば、これもカレーが有名であります。
創業者は相馬愛蔵・黒光夫妻で、浄土宗の渡邊海旭や矢吹慶輝、大島徹水上人らを通じて仏教や法然上人にも帰依しておりました。
黒光女史は昭和14年の『浄土』に「花祭りの思い出」を寄稿しております。
これによると昭和3年より店先で「花祭り」をされていたそうです。
そして昭和14年から19年まで、その浄財を法然上人鑽仰会に寄付していただきました。
戦争で生活が厳しい中でも、人々がお釈迦さま(誕生仏さま)に礼拝し御賽銭をあげていったそうです。
黒光女史はここに感謝の涙をながし、真の浄財を見出しております。
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時代を越えて、カレー坊主師と相馬黒光女史が出会いました。
仏教と花祭りとカレーへの想いを通じて。
私たちにお釈迦さまの教えや布施行の尊さなど、大切なことを伝えております。
仏教は辛いなかでも、一筋の希望を語る宗教です。
辛いカレーを笑顔で食べるカレー坊主師の姿を見て、
人々の仏教に触れあう機会が増えることを応援しております。
追伸
昨年、カレー坊主師のツイッターで『浄土』を取り上げていただきました。その節は大変お世話になりました。改めて感謝申し上げます。
共生合掌。