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どきどきわくわくマレーシア #4

こんばんは。とかげです。この記事がどきどきわくわくマレーシア最後の記事です。

モスクの歌声とともに目覚める

夏にもかかわらず、マレーシアは朝の6時でもまだ真っ暗でした。モスクから歌が聞こえてきます。後で調べてみると、この音の正体は「アザーン」という、礼拝を呼びかける掛け声なんだそう。歌のように抑揚があって、すごく美しかったです。
眠たかったので二度寝をして、次に目覚めたのは朝7時すぎ。ようやく日の出の時間になったのか、窓の外がうっすら明るかったです。着替えて支度をして、またまた妹と共に近くの公園を走らされることに。めちゃくちゃ疲れました。そのあとはゆっくりプールに入り、最後のホテル滞在を満喫しました。


チャイナタウンでパチモンブランド品を買わされそうになる

ホテルをチェックアウトして荷物を預けると、Grabでチャイナタウンへ向かいました。超高層ビルがそびえる大都会からカラフルな家屋が立ち並ぶ下町へ、車窓の景色が少しずつ移り変わります。店の看板の文字もアルファベットよりも漢字の方が多くなってきました。

KL中心部の洗練された街とは対照的で、とてもカオスな雰囲気

マレーシアには、中華系の人がすごく多いと感じます。中学生の頃に社会科で習った「華人」や「華僑」といった人々なのでしょうか。Grabの運転手さんもほとんど中国語が通じる方だったので、すごく旅が楽でした(父が中国人なので、わからないことをすぐに質問できます)。

チャイナタウン1番の中心地であるペタリンストリートに到着。ちょうど中元節(日本で言うところのお盆)の季節なので、ストリートはカラフルに装飾され、大量のお供え物をおくための台も設置されていました。門の入り口にも、超巨大な線香が。いい匂いがしていましたが、煙が凄くて目が痛くなりました。

これ自体が三本の巨大な線香らしいです

通りの雰囲気は日本にもあるような中華街と同じ。たくさんの観光客でごった返していました。洋服屋、時計屋、雑貨店、安宿、食べ物の屋台…。あらゆるジャンルの店が立ち並び、店員が客を呼ぶ声や値切りの交渉などが四方八方から聞こえてきます。色々な店を物色した後、激安Tシャツとズボンをそれぞれ数枚とサングラス、ストールを購入しました。
そして、さすがは中国の街。有名ブランドのコピー商品がたくさん売られていました。というか、ここのチャイナタウンで売られている商品の八割はこういった偽ブランド品だと思います。ロレックスの時計やヴィトンのハンドバッグが1200円で売られてるんですよ。中には、下の写真のように思いっきりロゴが違う商品も。

CAHNELて。

店員さんに「この商品、絶対コピー品だよね?」と聞くと、なんと「もちろんさ!スーパーコピー品だよ!!」と自信たっぷりの返答が。自信持つとこじゃないです。なんだよスーパーコピーて。

ピンクモスクでイスラムの建築の美しさに触れる

続いて向かったのはマレーシア最大の観光名所、ピンクモスク。こじんまりとしており、日本人以外の観光客がほとんどいなかったブルーモスクとは違い、こちらはガッツリ観光地。とにかく規模が全然違いました。
建物の内装も外装もとにかくピンク。コーラルピンクがすごく綺麗で、写真撮影をしている観光客も多かったです。中の礼拝堂はムスリムと観光客で分けられていて、仕切りの綱の向こう側には跪いてお祈りをするムスリムの人々がたくさんいました。

空港までの道で王族に遭遇する

楽しかった三泊四日の旅もついにおしまい。ホテルに預けていた荷物を取りに戻り、Grabで空港へ。運転手は朗らかな中華系のお兄さん。父と色々な話で盛り上がっていたようです。妹さんが名古屋の大学に通っているそう。
空港まではそこそこの道なりがあるのでうとうとしていると、けたたましいサイレンとともに白バイが10台ほど猛スピードで私たちの車を追い抜いていきました。「王族の車の護衛だよ」と興奮気味に語る運転手さん。マジかよ。運転手さんも王族の車を見たのは初らしいです。
てかマレーシアに王族っていたんだ。
運転手さん曰く、マレーシアにいる色々な民族の首長がかわりばんこに王族を務めているらしいです。かわりばんこに王族やるとかあるんだ。
後で色々調べてみたら、どうやら13ある民族のうち首長がいる9の民族の首長(首長は世襲制らしい)の中から投票で選ばれた首長が5年の任期で国王を務めてるみたい。投票と言ってもそれは建前みたいなもので、実際は運転手さんが言ったように部族をローテーションして選ばれてるんだとか。
詳しいことはよくわからないので、興味を持ったら検索してみてください。

飛行機で天体観測をする

ついに空港到着。搭乗時間ギリギリなので、急いで搭乗手続きを済ませました。母がどうしても買いたかったご当地スナック「ムルクイカン」(パビリオンにも売っていませんでした)をついに発見したので購入。

帰宅後食べたけど超おいしかったです。味は砂利豆みたいな感じでポリポリいけました

帰りの飛行機もマレーシア航空。22時KLを発ち5時に関空に到着する便です。ありがとうマレーシア。本当に楽しい国でした。今までも色んな国にいったことがあるけど、正直ダントツで楽しかったです。また絶対に行こうと思います。次はボルネオ島とか、KL以外の場所にも行ってみたいな。

どんどん遠くなっていくマレーシアの街並み。ちょっぴり切ないです。

夕食後はみんな寝るので、客室の照明は落とされます。私は窓際の席だったので、ブランケットを頭から被って窓の外を見たりしていました。もう見渡す限り一面の星です。飛んでいるぶん空が近いので、空がすごく広く感じました。見惚れていると、突然乱気流に巻き込まれてシートベルト着用サインが出たので大人しく席に座り直して寝ました。

ついに日本到着。起こされて窓の外を見ると、景色はもう日本。急に現実戻ってきた感じがして、なんだか寂しくなりました。ちなみに夜行バスだろうが車だろうが、私は基本的にはどこでも寝れる人間なので、飛行機の中でもちゃんと爆睡できました。

帰ってきちゃったなあ…

時刻は5時30分。ついに帰国です。
入国審査と税関を通り抜け、荷物を受け取って電車に乗り、りんくうからは車で帰宅しました。ただいま日本。帰りの車では、なぜかマレーシア国王と雑談する夢を見ました。なんでや。


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