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1995年のバックパッカー16 中国6 広州ー桂林ー阻朔 列車に揺られどこまでも

1995年の6月。僕はさまざまな思い出と共に香港を去った。そして次の目的地は桂林だった。

桂林を選んだのは単純な理由だった。あの世界的に有名な山水画のような絶景を見てみたかった。のどかな田園風景から突如そそり立つ山々の凸凹は、調和というよりも神様が不機嫌な時に適当にこさえたかのようだった。そしてそのへんてこりんな風景の中に自分を立たせてみたかったのだ。

最初の大きな中継地は広州で、もちろん初めてだった。前知識も情報も興味もないままに香港の九龍を出発して2時間半後に広州駅に到着した。

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