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EMBALMING公開にあたって

先日Eggsにて、Eeliftから新曲「EMBALMING」を公開させていただきました!
皆さまもうお聴きになりましたか?
ひさしぶりのnoteです、じっくりネットリEMBALMINGのことについて、色んな目線から語っていこうと思いますのでお時間ある方はぜひご覧ください⏬

音色でどれだけ表現できるか!

「EMBALMING」は、Eggsに投稿されている数多のバンドミュージックの中でも特にテクノ感が強い方と思うのですが、それには色々と訳があります。

まず、Eeliftというバンドが持つスタイル・個性を私はどこまで引き出せるのかという、作曲者としての自分に向けた挑戦。
そして、様々なシンセサイザーやサウンドエフェクトを用いて人の心をいかに表現出来るかという、実験的な気持ちもありました。

例えば、イントロや間奏、アウトロにも入っているリードのシンセサイザーは、関係をちゃんと断ち切れない、未練を引きずっている曖昧な心を表せたらいいなと思い、ふにゃふにゃで女性的な音色にしています。和音を使わずずっと単音なのも、寄り添ってくれる存在がもう居ないことを表現してみました。

楽曲の最後にテープストップがかかってパッと終わっているのも、「そっと終わらせはしない」と語るカノジョが、一体どんな形で「終わらせた」のか、想像していただければ幸いです。

今回は、打ち込みだからこそ出来る表現を沢山詰め込もうと思って色んなところにこだわりました。上記に挙げていること以外にも色々あるので、ぜひ考察していただければと思います。

「EMBALMING」という言葉

Googleや辞書で調べていただければもっと詳しく理解できると思うのですが、「エンバーミング」というのは亡くなった方の遺体に防腐処理をしたり、修復して、出来る限り生前の姿のような綺麗さを保つ行為です。

エンバーミングという言葉を選ぶまでは凄く凄く悩みました。愛をエンバーミング、カレをエンバーミング、解釈に色んな可能性を感じ取ってくださいね!

歌詞の意味に関してはぜひ皆さんにお好きな形で捉えていただければと思います。

最後に

古着を着たマッシュヘアの男が元カノについて声をがならせて歌っていれば百発百中という世界で、こういった癖のあるサウンドを選ぶのはとても勇気の必要なことでした。

実際受け入れてもらうのにはきっともう少し時間と技術が必要です。でも、私はいつか自分の力で今のインディーズバンドシーンを変えていきたいんです。ただウケがいいからって、10代のバンドマンが煙草やチューハイをやたら歌詞に書いてしまう今の時代は絶対おかしいし、あまりにも非寛容的で多様性に欠けている。

そういう楽曲を作っている方々を私は絶対にバカにしたりしませんし、そもそも別に嫌いなわけではありません。誰も悪くなくて、今の時代がそうなっているというだけです。

だから、皆が浸る世界がせめてもう少し広がればいいなと思って、私は唯一無二のサウンドと世界観を目指すことにしました。

だからこれだけは言いたいです。

聴かないと勿体ないよ!!


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