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『血流が全て整う暮らし方』

※この本の前に以下2冊出版されている。
「血流がすべて解決する」
「血流がすべて整う食べ方」

どんな本?

東洋医学をもとに体調を整える生活方法について書かれた本。

読みたいと思ったきっかけ

以前台湾に住んでいたことがあり、
その時、初めて東洋医学の病院(中医)にお世話になった。


最初はなんだかよくわからず、効いてるのか謎だった。
診察も脈と舌を見るだけ、治療法はその時によって違うけど、
針、カッサ、お灸、カッピング、あとは漢方薬。
でも同じ症状をぶり返すうちに、同じ症状でも中医の治療と西洋医学の病院治療で効果に違いがあるなぁと感じるようになった。

西洋医学の病院治療
薬を飲むとすぐ効果が現れる。
ただ、薬をやめるとぶり返すことも多かった。
中医の治療
効果が現れるまで時間がかかるけど、
薬や治療をやめてもぶり返す頻度が少なかった。

日本に帰ってきて、
中医が身近にないこと
保険がきかなく高価になってしまうこと
漢方薬がどうしても口に合わないこと
などいろいろ考えた結果、生活習慣を変えてみたらどうだろう
中医さんの言ってたこともよくわかるようになるかも!
と思ってこの本を読んでみた。

内容

この本では
自然の時間や四季折々の変化を取り入れて、
時機に合わせた暮らしを送ることで、
不調の改善、病気の予防、色々なことがうまくいくなど幸せな流れを手に入れる
ための方法について書かれている。

【まずは自分の血流の状態を知る】

1、気虚(血が作れない)→パワーがない
2、血虚(血が足りない)→冷えや貧血
3、気滞・瘀血(血が流れない)→PMSの原因

1、気虚は胃腸が弱っていて血が作れない状態。(食べる)
しっかりお腹が空いてから食べることで、胃腸を整える。
この時期は無理に頑張らないこと。

2、血虚は血が足りない状態。(寝る)
血が足りないから、冷えや貧血等婦人科系疾患に悩まされる。
血は夜寝ている時に作られるので、よく寝ること。
そして、血を補うものを食べる。

3、気滞・瘀血は血の流れが悪いこと。(動く)
血が少ないと流れが悪くなる。
今すぐ巡りをよくするためには運動と呼吸で体を動かす。
ただ根本的には1、2を解決すること。

【1日の過ごし方】

陰陽の考え方で、陰と陽が同じ割合だと体と心は安定するらしい。

睡眠時間+食事時間+余暇時間(陰の時間)
仕事時間+活動余暇時間(陽の時間)
※私の場合、陰の時間→9時間40分。陽の時間→12時間25分だった。

以前書読んだ『世界一やさしい東洋医学』の
1日の時間の使い方を参考に整えていこう。

まずは2、3個ずつできそうなものから。

・7:00〜9:00→胃が一番盛んな時間
朝ごはんにはお味噌汁が良い。
血を作る。女性ホルモンに似た作用もある。

・19:00〜21:00→心包が一番盛んな時間
呼吸を整え、今日の良かったこと、
こうなりたいなどをお茶を飲みながら考える。
手帳を書く時間にしようかな。

・23:00〜1:00→胆が一番盛んな時間
 1:00〜3:00→肝が一番盛んな時間。
この時間までには眠りにつこう。
睡眠時間は血を作る時間。

【1か月の過ごし方】

・デットクス期(生理中 3〜7日)
生理痛が重いのは子宮が冷えて酵素がうまく働いていないのかも。
丹田と仙骨にカイロを貼って温めたり、
ナプキンを高分子吸収剤の含まれていない物に変えてみるのもいいかも。
無理をせず。血を増やす食材を食べる。
断捨離にも良い時期。

・キラキラ期(排卵期までの7〜9日)
幸せホルモンが出る時期。

・転換期(排卵期3〜5日)
ストレスに注意。

・フラット期(高温期前半7〜9日)
水分や体重を溜め込んでしまう時期。
心にも色々溜め込んでしまう。

・イライラ期(高温期後半5〜7日)
大事な決断はしない。

【1年の過ごし方】

・春(立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨)
血流の乱れに注意しよう。
気温が上がり、血管が緩むと血流がチョロチョロ。
早寝早起きし、ゆったりとした服装でやりたいことをしよう。

・夏(立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑)
血流不足に注意しよう。湿気による体内ヘドロに気をつけよう。
食べ過ぎに気をつけて、水分やミネラル塩を取り、胃腸を整えて血を作ろう。
舌を見てコケがつき過ぎていないかチェック。
早寝早起きし、外へ出てやりたいことをしよう。

・秋(立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降)
潤いが大切。
前半は温燥(暑さと乾燥)に備え、キュウリやトマトなどを取り、
後半は涼燥(寒さと乾燥)に備え、しょうがやねぎ、鶏肉などを食べよう。
早寝早起きし、心を落ち着かせ、うち側を見つめよう。

・冬(立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒)
冬の冷えは生命力の低下。
湯たんぽが最適。
布団がいつまでも暑過ぎると途中で目覚めてしまうため、
徐々に温度の下がる湯たんぽが良い。

感想

「未病」という考え方が魅力的でした。
「未病」とは調子が悪くて病院に行っても検査結果は異常なし。でも不調。
病気と診断される前の不調な状態のこと。

きっとこの時になんらかの対処をしていれば、
大きな病気にかかったり、
通院が必要になったり、
薬を飲み続ける状態にはならないはず。

なるべくなら薬や病院のお世話にならずに生活したい。

少しずつこの本に書かれていることを実践してみようと思った。
もし改善しなくても新たな発見はあるはず。
まずは1歩進んでみよう。

かなり抜粋したので、気になる人はぜひ実際に読んでみると
参考になる考え方や役立つ発見があるかも。

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