【詩】微笑みは人形のよう

柿の木は枯れて、瞬間は春に向かう。
私はただ、瞼をキラキラ光らせて今日を生きる。

友達との約束を破りながら、自分の正義を持ちながら、また誰かを傷つけてしまったかもしれない。

「今を生きて」という人の過去にも深い傷。

微笑みを忘れなかったらピエロの役割を任されて、こんなはずじゃないのにと思いながらもまた笑っている。世の中はこんなにもしょうもないことのエンドレスなのだろうか。

あの時私を置いていったのは、母でも父でもなく自分自身だった。
はぐれないように抱きしめるほど壊れる心が、結晶になって降り注いだ夜。

もうあの人は、誰の場所にもいないよ。

自分の中にだけある本心。決断。

何をやっても大正解になるのは、自分の心と向き合って決めたことだからだ。

委ねない私の心がやっと少しやわらかくなった気がする。本当はいつだって、自分に認められたかったのだ。


最後までありがとうございます。
またお会いしましょう。

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