音楽のこと 5.吹奏楽とオーケストラ その1
ホルン奏者という立場から考えてみる
久方ぶりに楽器を手にして吹き始めた矢先に随分偉そうなタイトル😆。
G吹奏楽団には3年お世話になって、まあまあ色々考えることがあって辞めた。
M交響楽団は団内で色々揉め事が勃発しているが、現在も続けている。
そうなった経緯にも触れられれば書きつつ考えてみたい。
今回はガッツリ「私見」です。
吹奏楽とホルン
今更であるが「刻み、伸ばし、後打ち、時々雄叫び」。これらはテッパンだろう。特にポップスや歌謡曲のアレンジものに顕著だと思う。
いわゆる国内外の作曲家が吹奏楽曲として作曲した「オリジナルもの」だと少し様子が違ってくる。
とにかく技術的にトリッキーなフレーズがてんこ盛り。
休みは、ない。
まあ楽しいことは楽しい。
ただ何でしょう、そこから踏み込んだ面白さを見出せなかったのだ。
あとはポップス・歌謡曲のアレンジものについては、割とはっきりと「あんまり好きじゃないなあ。」と思ってしまった。
吹奏楽曲のアルバムも何枚も持ってるし、好きな曲だってたくさんあるのだ。
多分楽団の空気が少しずつ私にとって苦しいものになってきてしまったのかな。
そのうちちゃんと書きたいものです。
オーケストラとホルン
学生の時にオーケストラを経験しなかったのに、社会人になってなぜいきなりオーケストラに飛び込もうしたのか?
よく聞かれる。
ひとえに母校高校にオーケストラ部があったから。
オーケストラ部の友人たちが面白い人々だったから。
あの空間にずっと憧れていたのだ。
実際にホルンを持って飛び込んだオーケストラはどうだった?
ぶっちゃけキツかった(爆笑)。
キツイけど何だか楽しかった。
吹けなかった(合奏としてよろしくなかった)ところは「次はもっと練習してこよう。」という不思議な闘争心が湧き起こってくる。これは年月を経るごとに強くなっているかもしれない。
オーケストラにおけるホルン、もとい管楽器はおおむね「ワキ」であることが多い。ホルンに限ってはオーケストラの楽譜の大部分は伸ばしとややこじれた感じの刻み、あとは10〜100小節にも及ぶ「休み」。技術的には吹奏楽よりも随分簡易だと感じることも多い。技術的には。
問題は自分が吹く音を合奏の中でどういう位置づけなのか、パート譜をさらっただけでは容易に理解することがとても難しい。パート譜を軽くさらった状態でいざ合奏に・・・乗れないのである。(総譜(スコア)を読む楽しさに目覚めたのもこの辺りから)
で、そこが面白いところだと思ってしまったのだ。
合奏に乗って、自分の音の位置が見えてホルンパートの音が合わさって一つの集合体のような音を(こういうときは大体「吠えている」ことが多い😆)形成したときの感動。
これは吹奏楽団では味わえなかった(私見です、私見)。
書ききれていないことがまだあるんだけど、吹奏楽で楽しかったこと、しんどかったこと、オーケストラで楽しかったこと、しんどかったことをちまちまと積み重ねてみたら、気がついたらオーケストラに大きく針が振れていた、というのが合ってるかも。
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