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【おすすめ30選】滅菌ガーゼの種類や使い方、選び方などを解説します(一般家庭向け)。

家庭でも使用される滅菌ガーゼ。

「滅菌ガーゼと普通のガーゼの違いは?」
「そもそも滅菌って何?」
「どうやって滅菌されるの?」
「どうやって選べばいいの?」

このような疑問を持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、滅菌ガーゼの特徴や種類など、滅菌ガーゼに関する簡単な疑問にお答えしていきます。

この記事を読めば、滅菌ガーゼの基礎知識を得ることができます。


1. 滅菌ガーゼとは

1-1. 滅菌ガーゼとは「滅菌」されたガーゼ

滅菌ガーゼとは、読んで字のごとく「滅菌」されたガーゼを指します。製品のパッケージに「滅菌済」と書いてあることが多いので、簡単に見分けることができます。

Osaki


1-2. 未滅菌ガーゼとの違いは滅菌されているかどうか

「普通のガーゼと何が違うのか?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。滅菌ガーゼと一般的なガーゼ(未滅菌ガーゼ)の大きな違いは、そのガーゼが滅菌されているかどうかです。


1-3. 滅菌とは微生物が生存する確率を100万分の1以下にすること

滅菌とは、まさに「菌を殺滅すること」です。滅菌できているかどうかの基準は、世界的に「微生物が生存する確率が100万分の1以下であること」と定義されています。

これを無菌性保証水準(SAL:sterility assurance level)と呼び、SAL≦10⁻⁶と表現されます。市販されている滅菌ガーゼは、このSAL≦10⁻⁶を達成したことを確認されたガーゼという事になります。


1-4. 滅菌ガーゼの滅菌方法はEOG滅菌や高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)

様々な滅菌方法がありますが、市販されている滅菌ガーゼはEOG滅菌されていることがほとんどです。一部、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)で滅菌されているものもあります。

酸化エチレンガス(EOG)は、微生物を死滅させるのにきわめて有効であることが証明されており、ガスと微生物の化学反応により、微生物を殺滅します。滅菌バッグと呼ばれる包装材にガーゼを入れ、EOG滅菌器にかけることでガーゼを滅菌します。

工業用の大型EOG滅菌器


そのガーゼがどのような滅菌方法で製造されたかは、パッケージや説明書などで確認する事ができます。滅菌方法は、以下のようにパッケージに記載されることが多いです。

EOG滅菌について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

https://meilleur.co.jp/salway/journal/what-is-gas-sterilization/


1-5. 滅菌ガーゼは個包装されている

ガーゼが使用される直前まで、滅菌された清潔な状態を維持する必要があります。そのため、滅菌ガーゼは1枚1枚個包装されていることが通常です。1枚の袋にガーゼを複数枚入れてしまうと、袋を開けた瞬間に使わないガーゼは不潔(滅菌状態が破綻した)状態になってしまいます。

マツモトキヨシ


1-6. ガーゼの素材には綿糸と不織布がある

滅菌ガーゼの素材には、大きく綿糸と不織布があります。市販されている使い捨ての滅菌ガーゼには、不織布が使用されることが主流です。

綿糸は、純綿糸(コットン)を平織りにした布のことです。柔らかさ・通気性・吸収性・吸湿性に優れています。天然素材ならではの肌触りの良さが特徴です。

綿糸(大衛株式会社

一方の不織布は、コットンなどの天然素材やポリエステルといった合成繊維など、異なる繊維を合わせて形成した布のことです。文字通り「織らない」のが特徴です。吸収性・保湿性に優れています。また不織布の方が、目が細かいため、綿糸と比較してウイルスを通しにくいと言われています。

不織布(大衛株式会社


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