海と珈琲
冬の海が好きだ。
冷気をはらんだ空気から伝わってくる波の音。
夏に多くの人が駆け抜けていった気配のある砂浜。
くっきりとした輪郭から、ぼんやりとした輪郭に変わる水平線。
冬の海にはなんとなく行きたい、というより「行かなくては」という気持ちにさせられる。
だから毎年寒くなってくると12月31日の大晦日に、始発で海へ行った日のことを思い出す。
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