本と孤独
人生ではじめて読んだ本のことを覚えているだろうか。
絵本をのぞくと、私がはじめて読んだ本は星新一氏の『ブランコの向こうで』だった。
物語の内容は、ほかの人の夢にはいりこんでしまった少年の冒険と成長を描いた長編ジュブナイルファンタジー。幼心にも「切なくてあたたかい」と感じた作品で、この作品と出逢ったその日から、本は私の友人になった。
一人で部屋にいるときも、公園にいるときも、旅をしているときも、本があれば孤独ではなくなった。
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