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詰将棋フェスティバル ビギナー部門 解答発表

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです。

「詰将棋フェスティバル」と題した詰将棋作品展を開催しています。
下記の3つの部門に分けて行い、全19作が2022年2月12日に出題されました。

(1) ビギナー部門
(2) オンライン作家部門
(3) 複数解・ツイン・変同解部門

今回はビギナー部門の解答発表です。
他部門に関しましては、下記のスケジュールで行っていきます。

2022年
4月2日:(2) オンライン作家部門 解答発表
4月9日:(3) 複数解・ツイン・変同解部門 解答発表(前半)
4月16日:(3) 複数解・ツイン・変同解部門 解答発表(後半)

また、多くの方から短評をいただきました。
心よりお礼申し上げます。

ビギナー部門 解答発表

ビギナー部門は、詰将棋の発表経験が少ない方の作品を出題する部門です。

① ベターハーフ 作

【 作意手順 】
32角成、24玉、42角成、同飛、33馬、同玉、34金 迄7手。

【 作者コメント 】
 角を2回捨てる詰将棋を目指していたら、初形を「2」に出来たので、2022年ですし、そうしました。3手目は成らなくても詰みます。

【 解説 】
 初形が数字の「2」を表している曲詰。34の地点に受方の飛車が利いてなければ、34金迄という局面。初手42角成は2手目同飛なら3手目34金迄だが、2手目同玉や23玉で詰まない。初手43角成も豪快な手で考えてみたくなるが、やはり2手目同玉や23玉で詰まない。飛車の利きを逸らすには一工夫が必要そうだ。初手は32角成とするのが正着。

途中図 1手目32角成迄

2手目24玉と上部に玉を逃がすので少しやりにくい。ただ、攻方23銀に紐が付いて、33の地点に利きができたのが大きい。これで3手目42角成を実行すれば、4手目33合は同馬右、13玉、22馬迄で同手数駒余り。4手目は同飛と応じることになる。

途中図 4手目42同飛迄

これで34の地点に飛車の利きが無くなった。それだけでなく、初形で42の地点に利いていた攻方31角が受方42飛に入れ替わって、将来的に退路となり得る地点が引き続き封鎖されている。5手目33馬と連続で角を捨てて玉を33の地点に呼び戻せば、7手目34金迄で詰め上がり。

詰め上がり図 7手目34金迄

 初形から受方44飛の利きを逸らすために、6手かけて角を2枚捨てるという派手な構成。初手32角成~5手目33馬と、活用した角を後に捨てているところもポイント。
 ちなみに、初形の受方25金は歩に代えても成立しているが、6手目13玉の変化において7手目24金の最終手余詰を消して、7手目を14金に限定する意味がある。細かいところにも配慮が行き届いている。

変化図 6手目13玉迄

【 短評 】
かいりゅーになりたい-馬の連続捨ては爽快ですね。
ののの-とっつきやすい初形と2枚の馬が綺麗に消える解後感の良い作品でトップバッターとして文句無し。素晴らしい作品ですね。
山路大輔-初形から角2枚を捨てて飛車を動かす。余分な装飾もなく、意図したストーリーが鮮明に描かれている。
占魚亭-銀を守りつつ受方飛の利きを逸らす、折り目正しい手筋物。角2枚捨てが気持ちいい。
keima82-初手▲42角成は△同玉と取られて全然ダメ…ですが、△42同飛と取らせる図を、2枚の角を犠牲に5手かけて作り出すストーリーが読み取れて、非常に良いですね。配置については△25金は歩でも問題ないような気がします。
天月春霞-初手43角成が第一感だった。作意は自然な流れで角2枚捨てて気持ち良い。
モチルダ-初手は43が第一感。角を平行に成るのが面白い味。
風みどり-初手ゆったり成っておいて後で捨てる展開とは新人らしからぬ詰将棋の呼吸を既に備えている。
springs-きっちり決まっていますね。
布団欲
-最後その形になるのかー!ってびっくりしました!凄かったです。
上谷直希-逃げられそうだった玉をもといた地点に引き戻す感触がいい。
金少桂-待宵2番の筋。余多の作家に用いられた詰筋だが、自力でこの構図にたどり着くとは、創作センスの高さを伺わせる。本作は21の角を一度活用した後で捨てるのが巧いところ。せっかくなので31の角も動かしてから捨てたい。21角→41角、31角→22角、33玉→42玉でどうでしょうか。

渡瀬莊治郎 作 待宵 第2番 1866年

② 防弾チョッキ 作

【 作意手順 】
22銀、同銀、32銀、同金、41金、同玉、
52銀成、31玉、81龍 迄9手。

【 作者コメント 】
 退路封鎖と、金を釣り上げる手筋の2つを盛り込んでみました。詰将棋に出てくる打ち捨ての手筋は、いつ見ても鮮やかで美しいと感じます。

【 解説 】
 玉は守備駒や攻方龍の利きで動きようがない。しかし、前作のように「こうなれば詰む」と簡単に分かる局面ではない。捨駒をして守備駒を動かしながら、詰み形を探っていくことになるだろう。
 初手22銀~3手目32銀と連続で銀を捨てる。目的は将来退路となり得る地点を封鎖しておくこと。

途中図 4手目32同金迄

ここで5手目41金と三度目の捨駒をする。「金はとどめに残せ」と言ったものだが、これで攻方は持駒を使い切ってしまった。6手目同玉に7手目52銀成~9手目81龍迄で詰め上がり。

詰め上がり図 9手目81龍迄

このとき、22や32の地点へ玉が逃げられないように封鎖したのが、初手22銀~3手目32銀の効果。初形では二段目に攻方龍が利いているので、駒を捨てた時点ではその意味は分からない。最後に龍を一段目に利かせて詰ますためだったのだ。
 ちなみに、初手32銀と手順前後をするのは失敗なので要注意。

失敗図 1手目32銀迄

2手目22玉なら23金、11玉、12銀迄。しかし、2手目同金とされると、攻方龍の利きが遮られてしまう。

失敗図 2手目32同金迄

これで3手目22銀としても4手目同銀とはしてくれず、4手目同玉と逃げられて詰まない。また、最終手は91龍でも良さそうだが、受方55角が利いているために、10手目同角と龍を取られて失敗する。受方55角は最終手を81龍に限定するためだけに置かれた駒なので役割は薄いが、解答者に配慮した丁寧な作りである点は好感が持てる。
 持駒を早々に使い切ってしまう三連続捨駒の構成。特に手順前後が効かない銀の連続捨駒は、ビギナーとしては十分に高度な手順構成だろう。

【 短評 】
布団欲-駒がぽんぽん捨てられて楽しかったです!
占魚亭-玉頭封鎖。基本の筋ですね。
風みどり-捨駒3連発だがきっちり作ろうという緊張が感じられる。それは変化が0だからかなぁ。
keima82-手順については文句なしです。気になる点があるとすれば、類作があるかどうかでしょう。特に、最初の4手までの手順は非常によく使われるものです。
上谷直希-引き締まった手順、引き締まった詰め上がり。
モチルダ-壁を作りつつ横腹を空ける。滑稽な詰め上がり。
かいりゅーになりたい-最後龍が一段目で活躍するのが予想外でおもしろかったです。
山路大輔-捨てる順番が大事な一作。最終手が限定されているのが良い。
天月春霞-地味に最終手が限定されているのがうまい。
ののの-実戦形で捨て駒が入ってていいですね。個人的には角を消してもっと飛車を近くにしたいかな?
springs-たくさん駒を捨てていて良いと思います。55角・92龍は工夫の配置かと思いますが、最終手限定のためだけに55角を置くのは損をしている気がします。個人的には55角除去、92龍→92飛くらいで構わないと思います。
金少桂-実戦型で徹底した退路封鎖。61銀が作意順を示唆してしまうので、61銀を除いて持駒金2銀2でどうでしょうか。

③ モックン 作

【 作意手順 】
24桂、21玉、32銀、11玉、12桂成、同玉、
13桂成、同玉、23桂成 迄9手。

【 作者コメント 】
 Vtuberの電子れいずさんに詰将棋創作を教わり、初めて詰将棋を作ってみました。本作は桂馬を打って成り捨てて詰ます手順が気持ち良いかと思って制作しました。最初の図は2二玉の配置でもう少し駒が多かったのですが、電子れいず師匠のご指摘により駒を一路ずらして少ない駒数で表現することができました。

【 解説 】
 少ない駒数かつ小駒のみで構成された初形。13・23の地点は桂が利いていて、玉は上部に脱出できない。例えば、初手23銀といきなりカナ駒を打つのは、如何にも玉を追い込んでいる感がある。しかし、2手目11玉と逃げられると、打った銀をすぐに捨てる以外に王手をかける手段が無くなってしまう。初手は24桂と持駒の銀を温存しておく。

途中図 1手目24桂迄

11玉・21玉・22玉と三通りの逃げ方があり、いずれもすぐには詰まなさそうで悩ましい。2手目11玉は12銀、22玉、23桂成、31玉、32成桂迄。2手目22玉は23銀、21玉、32桂成、11玉、22成桂迄。どちらも作意より僅かに早く詰む。2手目21玉が最も手数が長い。2手目21玉には3手目32銀と、カナ駒を投入して玉を追い込んでいく。

途中図 3手目32銀迄

ここでも11玉・22玉と複数の逃げ方がある。4手目22玉は23桂成、11玉、12成桂迄で早く詰む。最善は4手目11玉。これに5手目12桂成と、初手で打った桂を成捨てる。6手目同玉と進むと、なんと初形から攻方32銀が配置されただけの局面が出来上がる。

途中図 6手目12同玉迄
初形図

更に7手目で13桂成と連続で桂を成捨てる。8手目は同玉が作意で、9手目23桂成(あるいは23銀成)迄。8手目11玉なら9手目23桂不成迄。最終手は限定されていないとは言え、三連続で桂を跳ねるのはとても気持ちが良い。また、8手目の応手によって、最終手で桂の成・不成を使い分けるところも面白い。

詰め上がり図 9手目23桂成迄

 本作において注目すべき点は、6手かけて初形から銀が配置されただけの局面を作っているところ。これに桂を連続で跳ねる手順が加わることで、手順全体が一つのストーリーとして繋がっている。最終手の成・不成の対比がアクセントになっていて、最後まで緩みのない手順構成になっている。盤面4枚・持駒2枚と少ない駒数で実現されているのもあって、洗練された雰囲気がある。

【 短評 】
springs-駒がきれいに捌けますね。
ののの-連続桂捨てがすぐに見えなくて面白かった。初形も纏まっててすごくきれい。
布団欲-桂馬がたくさんで逃げられそうだな~と思ったら詰んだのでおぉーっ!てなりました!
占魚亭-三桂あって何とやら。収束の連続成り捨てが気持ちいい。
上谷直希-13桂成が入ったのは大きい。
かいりゅーになりたい-盤上にMAXまで駒を増やしたあと、一気に捨てて清涼詰になるのが気持ちいいですね。
keima82-一度打ってから後で捨てる手順や、シンプルな初型が好感を持てました。自分だと11に玉を置いて持ち駒銀を追加する逆算をついやりたくなってしまいますが、このままの方がシンプルで良いかもしれません。
天月春霞-無駄がなく鮮やかな積み崩し。もっと逆算した欲望を我慢。
山路大輔-初形から32銀を出現させる。手順も桂馬成り捨ての一貫性がある。
モチルダ-適度な変化がうれしい。初手と6手目、銀の出現?
金少桂-まさに桂が主役の1作。初形、詰上りともに無駄な配置がなく、一つの完成品。最後の応手によって桂の成生を使い分ける点も深みを与えている。
風みどり

坂本昇 作 将棋世界 1974年4月

は一応紹介しておきます。どちらが良いかは難しいですね。

④ カワセミ 作

【 作意手順 】
14飛、同玉、13桂成、24玉、25銀、33玉、
34角成、32玉、22成桂 迄9手。

【 作者コメント 】
 邪魔駒消去を作ろうとしてこの作品が生まれました。単に捨てるだけでは面白くないなと思い初手の14飛を捨てる手を入れてみました。

【 解説 】
 初形で攻方25桂がいなければ、25銀、33玉、34銀、24玉、25飛、14玉、23飛成迄。とは言え、すぐに桂を跳ねても王手がかからない。持駒を使わずに初形から純粋に攻方25桂を消去した局面を作るのも難しい。ここは別の詰手順を模索することになりそうだ。初手13銀と数で攻めるのは、2手目同香なら同角成迄だが、2手目14玉と寄られて詰まない。初手は14飛といきなり焦点に大駒を捨てるのが正着。

途中図 1手目14飛迄

2手目同香なら13銀迄。初手13銀の紛れと異なり、14の地点が香で封鎖されているために逃げられない。初手14飛には2手目同玉が最善。ここで3手目13桂成と跳ねて25の地点を空ける。4手目同香には、邪魔な桂を退けた効果で5手目25銀迄。4手目24玉と元の位置に戻るのが最善。初形から桂を13に跳ねた局面になった。

途中図 4手目24玉迄
初形図

5手目25銀に6手目33玉と進む。ここで7手目34銀としてしまうと、8手目24玉なら9手目23銀成迄だが、8手目44玉で詰まない。持駒に飛車があれば9手目45飛あるいは54飛迄で詰むが、既に使ってしまった。

途中図 6手目33玉迄

従って、7手目は34角成と別の手を指すことになる。32の地点への利きが無くなってしまうので、当然8手目32玉と逃げられるが、9手目22成桂迄で詰め上がり。邪魔で退かした桂が最後に活躍する。

詰め上がり図 9手目22成桂迄

 本作は初手14飛の焦点捨てが大きなインパクトを与えている。邪魔で退かした桂が、最後に詰みに働くところもポイントだろう。しかし、4手目以降は玉を追っていく手順でやや爽快感に欠ける。何よりも狙いとの関連性が薄い。25銀迄の5手詰にして短くまとめれば、表現としてもっと明快になっただろう。

【 短評 】
ののの-初手が強烈!紐の付いてない大駒捨てはとても映えますね!
山路大輔-14飛捨てがインパクトのある1手。続く13桂成も軽いながら味がある。収束を短くした方がこの1手が映えそうですね。
モチルダ-実戦っぽい形から、初手が手筋。収束は一寸盲点だった。
天月春霞-初手は第一感なのに収束が見えにくいのは詰将棋マニア特有の病気か。
上谷直希-収束が見えず苦労した。
占魚亭-追い詰風味(と言うのは厳しすぎるかな?)。駒が捌けるといいのだけど……。
風みどり-最後はやはりピタッと着地してほしいと願っています。
布団欲-途中で成った桂馬が最後に活躍した所が格好よかったです。
かいりゅーになりたい-桂馬が動くことで一度は逃がすけど、その桂馬で最後詰ませるのはおもしろいですね。
springs-4手目取らない順に展開するのは意表を突かれますが、後半の手順を見ると4手目同香の5手詰で収めたい気がします。
keima82-焦点への捨て駒の初手、邪魔駒消去の3手目と素晴らしい手が続きます。ですが、4手目は△同香▲25銀を作意にしてスッキリ終わらせたい気もしました。具体的には、①▲43角を馬に変更する、あるいは、②▲31角を▲22銀に変更する、と言った配置がありそうです。
金少桂-序の3手が良い。特に飛捨ては紐なしの捨駒で、取り方も2通りあるのがポイント高い。最後の5手が序に比べてダレた印象になってしまうので、収束を改良したい。43角を馬にしていっそ5手詰にしてしまうのも一案か。

⑤ ののの 作

【 作意手順 】
25飛、16玉、28飛、34飛、17銀、同玉、
18銀、28玉、29馬 迄9手。

【 作者コメント 】
 3手目の紐なしの飛車の限定移動が主眼で7手目1八銀の実現の為ですが、指しにくい手に感じます。

【 解説 】
 初形では攻方47馬が控えているとは言え、玉が上部に逃げられたら簡単には詰まなそうに見える。初手16銀は2手目同桂や同飛としてくれれば退路が封鎖されて3手目25飛迄で詰むが、2手目26玉とかわされて詰まない。初手16飛は2手目同飛なら3手目25馬上迄だが、2手目同桂で詰まない。初手26銀は如何にもそれらしい焦点捨てで、2手目同桂は16銀、同桂、25飛、14玉、24馬迄、2手目同飛は16銀、同桂、25飛、同飛、同馬上迄だが、単純に2手目同玉で詰まない。初手は25飛と近付けて打つのが正着。

途中図 1手目25飛迄

確かにこの地点なら守備駒は利いていないが、攻方34馬の利きを遮ってしまい、2手目16玉と上部に逃がしてしまうので、進んでやりたい手ではない。次に3手目28飛と中途半端な位置に限定移動をするのが狙いの一手。

途中図 3手目28飛迄

4手目34飛と馬を取らせて5手目17銀~7手目18銀と連続で銀を打つ。

途中図 7手目18銀迄

盤面に銀を設置しつつ玉を28の地点に呼び込むのが、飛車を28の地点に移動させた目的。9手目29馬迄で詰め上がり。

詰め上がり図 9手目29馬迄

5手目で作意の17銀に代えて25銀とすると、6手目17玉なら7手目18銀以下作意と同様に進めて詰む。

失敗図 5手目25銀迄

しかし、6手目15玉とされると、打った銀が邪魔で25馬と入ることができない。以下16銀打、同桂、24銀と進めても、4手目で移動してきた受方34飛が24の地点に利いているために、同飛とされて詰まない。

失敗図 9手目24銀迄

何とも都合良く逃れているように見えるが、ここに作者の高い技量を感じる。
 本作の面白さは何と言っても限定移動の意味付けだ。銀を盤上に設置するために、飛車を取らせるのが面白い。更に、飛車を限定移動した際に、攻方34馬も取られている。結局のところ、攻方が二枚の大駒を見捨てる手順になっている。消極的にも見えるこれらの手が、玉を詰ます唯一の手段なのが実に不思議だ。

【 短評 】
カワセミ-飛車の途中下車がオシャレですね、パッと見29飛とやりたくなるので気づいた時は驚きました。
布団欲-飛車がそんな途中で止まるの格好よくて凄かったです!
springs-ボロっと取られる位置に開く限定移動が面白いですね。(ビギナー……?)
山路大輔-取られる位置への中途半端な限定飛車移動!5手目25銀が詰まない点も素晴らしい。繋ぎ手に緩みがなく、短編作品の理想形。
モチルダ-なかなか解けなかった作品。銀をどこかしらに捨てたい所、この頭三手はやりにくい。
かいりゅーになりたい-短評を書くために何度も解答を見直しました。難しい!
風みどり-これは悩みました。いろいろやってみたい手もあるので。あっさり馬を見捨てる狙いは成功していると思います。
金少桂-やや見えにくい詰手順。馬、飛を見捨てて取らせるような手順。直接能動的に捨てるのとは違った味わいがあって良い。
keima82-これはなかなかすごい作品なのでは?3手目の限定移動、不安感のある7手目、そして清涼詰。個人的には、非の打ちどころがなく感じました。こう書くと他の方に失礼になるかもしれませんが、、第二部の作品と比べても劣っていないと思います。
上谷直希-専門誌でも通用する内容。他の方も言及されるでしょうが、28飛は秀逸ですね。ホントにビギナー!?
天月春霞-独特の宙ぶらりん感。ビギナーで既視感がなく面白い手順を作れるのは凄い。
占魚亭-3手目が上手く入りましたね。収束にもう一工夫あると良かったかな。
ののの-5手目の捨て駒がただの捨て駒になってて微妙に思っていた。2五銀より1七銀の方が第一感だからそこでもう1捻りあると良い作品になると思っていた。

出題作の引用・転載

出題作を引用する場合の許可は不要ですが、全日本詰将棋連盟の指針を守っていただくようお願いします。

転載に該当する場合は、事前に作者から許可を得てください。
但し、YouTubeなどのライブ配信・動画に使用する場合に限っては、主催者(駒井めい @MeiKomai_Tsume)の許可を得ればよいこととします。