詰フェス出題完了

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです。
詰フェスはなんとか出題まで完了しました。

詰将棋作品展の主催は今回で三回目。
慣れたものですが、今回一番心配していたのは複数解・ツイン・変同解部門。
前からどうしてもやりたかったことの一つです。
ただ、どれくらい投稿があるか一番謎の部門でした。
自作を除いて7作も集まり、もちろん嬉しいのですが、安心したというのが正直なところです。
「詰将棋は今後どう発展していくのか」というのに密接に関わっている部門だと思っています。
この部門をきっかけに、色んな議論や作品が出てくればいいですね。

ビギナー部門は、「詰将棋作家を増やす」という私の中のミッションを体現したものです。
詰パラ・将棋世界・WFP・スマホ詰パラ・詰将棋メーカーなど…詰将棋を発表する場って結構あるわけです。
ただ、専門的な場に投稿するのって勇気が必要です。
ハードルをとにかく低くして、少しの勇気で手の届く場が必要だと思いました。
それが前回の新人発掘作品展であり、今回のビギナー部門です。
最近思うのが、ビギナーのレベルは昔よりも明らかに上がっています。
実力の平均値が上がったのはもちろんですが、分布が広くなった印象もあります。
次回以降の作品展でビギナー枠を設けるなら、やり方を変えた方がいいかもしれません。
ま、次回の作品展については、全くのノープランです。

オンライン作家部門は、「ネット発表のあり方」という私が気になっているテーマに関係するものです。
詰将棋を発表すると言えば、昔は基本的に紙媒体の雑誌だったわけです。
インターネットの登場・発展により、詰将棋の発表の仕方も年々変わってきています。
実際に、「スマホ詰パラでよく発表しているけど、専門誌にはほとんど出したことがない」という作家も結構います。
専門誌で活躍するにしても、ネット上での下積みがある人も珍しくありません。
そんな時代を象徴するような部門を作ってみました。
そもそもこの作品展自体がインターネット上で開催しているわけですが、それを色濃くした感じの部門です。

さて、昨年11月末に作品を募集して、ようやく出題まで終わりました。
詰将棋とは無関係のところで色々あったりして、完全に感情がぐちゃぐちゃになり、全てを投げ出したい気持ちにもなりました。
作品を投稿してくれた作者、そして楽しみにしてくれている方々に対する責任感だけで、ここまでなんとか踏み止まることができました。
皆さんにはそういうつもりはなかったかもしれませんが、作品の投稿や宣伝ツイートへのいいね・RTなどが、実は私の心の支えになっていました。
まぁ人生色々あるよねー(雑なまとめ)
この作品展が全て終わった頃に、「楽しかった」と感じてくれた方が一人でもいれば、それは主催者として大変喜ばしいことです。

残された私の仕事は、作品の解説を書くことです。
作品の良さが一人でも多くの方に伝わるように、最後まで全力を尽くしたいと思います。
kisyさんによる配信の続きがあったり、作品展はまだまだこれからですからね。

ちなみに、出題まで終わった達成感でお酒を浴びた人間の末路がこちらです。