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雀魂の三麻で雀聖になった話

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです。

昨年11月に雀魂を始めました。

麻雀のルールを知らない状態から始め、一年ほどで三人麻雀の雀聖になりました。

本当の実力が雀聖に届いていなければ、いつか降段するでしょう。
少なくとも雀聖付近まで実力が上がったのは嬉しいです。
ここに至るまでに考えてきたことを、雑多に書いていきたいと思います。


1.四麻から三麻へ

雀魂を始めた頃は、もっぱら四人麻雀をやっていました。
雀魂の段位戦ルールは段位が上がってくると、4位を回避する重要性が上がっていきます。
この「四人麻雀+段位戦ルール」の組み合わせが、私にとって結構きつかったです。
「趣味でやっているはずなのに、余計にストレス溜まってるよね?」と気付いて、ほとんど打たなくなりました。

三人麻雀はプレイヤーが三人なので、必然的に和了率が高くなります。
平均打点も四人麻雀と比べて高いです。
同じく段位戦ルールで打つにしても、「三麻の方が楽しいじゃん」となって四人麻雀から三人麻雀に移行していきました。

2.基本を徹底

三人麻雀の勉強はしていません。
四人麻雀の初心者向けの本を何冊か買っただけです。

私だけかもしれませんが、麻雀の本って難しいのが多くないですか?
上の二冊以外にも買った本はあるのですが、内容が難しくて読み切っていません。
例えば、何切る本を他にも持っています。
「これを切るのが正解です」と書かれても、「まぁ・・・分からなくもないけど・・・うーん・・・」と私のレベルでは納得し切れない問題が多くて、読むのを止めました。
上の二冊がなかったら、私は麻雀を一年も続けていなかったでしょう。

結局私がやったことは

① 初心者向けの本を徹底的に読み込む。
② とにかく麻雀を打つ。

の二つです。
特別なことは一切やっておらず、習うより慣れよというスタイルです。
よほどの阿保でもない限り、打ち続けていれば「次はこうしよう」と少しずつ改善していくはずなんですよね。
これで本当に雀聖になれるかは保証できませんが、少なくとも雀豪にはなれるでしょう。

私は昔将棋を指していたのですが、「将棋が強くなるには強い人ととにかく将棋を指す」のが一番だと思っています。
麻雀にもある程度当てはまると思います。
上達してきたら質が重要になってくると思いますが、経験が浅いうちは量が重要でしょう。

3.悪い癖に気付く

独学でやっている際にネックになるのが、「自分が気付いていない悪い癖」の存在です。
コーチがいるなら指摘されて気付けますが、独学でやっている場合は自力で気付く必要があります。
間違った方向で頑張って、結果が出ずに嫌になるのはよくあることです。
努力は正しい方向でしないと意味がありません。

自分の悪い癖に気付く方法の一つとして、「自分より上手い人の麻雀を見る」ことが挙げられます。
「自分ならこう打つ」「この人はこう打った」という事象に対して思考プロセスの差異を比べることは、自分の悪い癖に気付くきっかけになります。

雀魂には観戦機能がありますし、今では色々な人が麻雀配信をしています。
上達するにはあまりにも贅沢な環境と言えます。
私がよく見ているのはVTuberの千羽黒乃さんです。

ただ、麻雀が上手くなりたいから見ているというより、純粋に面白いから見ているだけです。
後で詳しく述べますが、努力することが義務化してしまうと、趣味として本当につまらなくなります。

4.頑張りすぎない

「麻雀が上手くなりたい!」と真剣に取り組んでいる人も多いことでしょう。
それ自体はとても素晴らしいことですが、趣味として楽しめているかはとても重要だと思います。

麻雀は運要素を含む、もっと正確に言うと確率的な選択を伴うゲームです。
一戦に限って言えば、「強いから絶対に勝てる」というゲームではないのが麻雀の本質と言えます。
だからこそ生真面目な人は「こんなに頑張っているのに勝てない・・・つまらない・・・」となってしまいます。

「今日は何切るを〇問やって・・・はぁ・・・(ため息)」みたいに、努力することが義務化しているなら、それはあまり良い状態ではないでしょう。
プロを目指しているなど、何かしらの理由で上達しなければならないならまだしも、趣味でやっているなら本末転倒と言えます。
正直、学習効率も悪いです。

私は詰将棋創作や麻雀を始め、そこそこ色々なことに挑戦してきました。
その経験から言うと、「上達する上で続けることは正義」です。
やめてしまったらそれまでなので、本当にそれが好きなら「どうやったら継続できるか」の方を真剣に考えるべきです。
「他の人より上手くなりたい」という欲求は誰しも持ち合わせていますが、行き過ぎた向上心は一歩間違えるととんでもない毒になります。