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いない存在だった父との再会

8月14日
お正月ぶりの実家へ
地元に着いたらすぐに母を迎えにいき、
山間にある、父方の小さなお墓へと向かいました。

今年のお墓参りはとても晴れやかな気持ちで、
手を合わせることができました。
今度は母方のお墓へと向かおうと、
お墓の道を右折しようとした時でした…..
すれ違う車を運転する男性の方と目が合いました。
あれ、もしかして….?
右折した後すぐ、まさかと思いながらも、すぐに言葉が出ていました。
「さっきの左に曲がろうとした車、お父さんかもしれない…..」
晃太郎さんは、すぐUターンし、お墓へと車を走らせていました。
車を止めて、ほんとうに父なのかどうか、
おそるおそる確認….
嘘みたいなタイミングだし、もしかしたら勘違いかなとも思いました。
でも、やっぱりそこに居たのは、間違いなく何年も会っていない、
私の中で"いない存在"になっていた父でした。

この続きの話の前に…..
実は昨年、母のように小さい頃からお世話をしてくれていた祖母が、
知らないうちに亡くなっていた、そして知らされずにいた、
という私にとって、とてもショックな出来事がことがありました。
親戚の方から聞かされてからは、なかなか立ち直れずにいて、
お世話になっている野口整体の先生もそのショックが
長くからだに残っているとおっしゃられていました。

そこからしばらくしたある日、
私の元に祖母が来てくれるという出来事がありました。
正しくは、夢の中に来てくれたのですが、
メッセージを伝えに来てくれたのでした。

おばあちゃんと姉と

「もうそんな顔しないで大丈夫だから、
おばあちゃんずっとさやかちゃんの近くにいるから」
と姿は見えませんでしたが光のような存在で、
私の隣に来てくれている感覚だけは、
確かに体感として感じられました。
ひえきって凍りついてしまった心が、
溶かされていくような暖かな感覚を感じました。
その日をきっかけに私は我に返るように、
自分を取り戻していくことができました。
そしてその時に思ったことは、
もうこのような後悔は絶対に繰り返したくない、でした。

いつか必ず、おばあちゃんもきっと願っているであろう、
ひと目でもいいから父と孫(娘の瑞那)を
引き合わせる機会を作ろうと、決めたのでした。
そして、そう願って心に決めたことが、
まさかのこんな形で1年後に叶う日が来るとは夢にも思いませんでした。
お墓で会えた時には、動揺して泣きそうで、
うまく話せなかったし、元気かどうかとか、
そんなことしかきけませんでした。

でも、伝えたのは、
「いきなりごめんなさい(奥さんも一緒だったので)
でも見かけて、そのままこのまま通り過ぎることはできなかった、
元気な姿を最初で最後かもしれないけど見てもらいたくて。
ありがとう。」とそれだけ言いました。

ほんとうに、こんなことがあるんだなあと。
もう驚くと同時にご先祖様が引き合わせてくれたんだなあと、
胸が熱くなりました。

いつ何が起きるかわからない、
ほんとうにいつ終わりが来ても後悔のないように
改めて1日1日を生ききる、を大切にしたいと思いました。
野口整体の"全生"にも通じます。

そして、久高の信仰が教えてくれるように、
私の祖母もきっと私を守護してくれているはずだと感じています。
祖母が生きたいのちの灯を引き受けて、共に新しい形で、
この地球でのお役目を全うしていきたいと、そう強く思いました。

7月後半ごろから8月のお盆にかけて、
再び過去を振り返り、
今と繋がって未来を創造するという
濃密な時間を過ごしてきました。
幼少期の自分にもひかりをあて、
また再び"描く"ことも始まりそうです。

アズライトの岩絵具で描いたアズライト


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