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#04 | デザイナーの意図を探る会

「説明できるWebデザイナー」を目指して、個人的に「いいな」「好きだな」と思ったデザインを観察・考察・言語化していきます。

目的
・説得力のある論理的なデザイン力を鍛える
・デザインの言語化を習慣づける
・無意識を意識化し、観察による発見をアイディアとして取り入れる

本日はこちら


線路跡地に生まれた街を主役とした特設ページです。

特別好きなwebサイトという訳ではなかったのですが、なんだか気になるデザインだったので。

・駅の電子案内板のような「重要なお知らせ」

・トップ写真の切り替わるスピードが電車内からみえる駅名看板のよう

・全体的にフォントサイズが大きい


・背景はライトグレー、線路や駅周辺のコンクリート造を想像する

・文字情報多め。ビビットなイエローをアクセントとして取り入れることで雑多感、街が現在も開発途中で活発にうごめいている様子を受け取れる

・個人的にトップ写真の自動的に切り替わるスライドは、ホバー時にモーションを入れない方が好み。

→注目していた部分以外に突然動きがあるとそちらの方を意識してしまうので情報を集中して得られない。コンテンツの豊富さや「なんだかよく分からないけどシモキタイケてるじゃん?」といったざっくりとしたニュアンスを伝えたいのであれば(1番に伝えたいことであれば)他の部分を犠牲にした表現方法としてアリかも。


・表示が全体的に大きい&情報量が多いので、とにかく圧倒される。グイグイひとつひとつの情報はきちんと読み込まないとよく分からない印象。「街」の表現としてはすこし着飾ったような「よく分からなさ」が逆に閲覧者に興味を持たせ訪れてもらうきっかけづくりとして効果的なのかもしれない。



文字が大きくて読みづらいということに自分自身驚いた。所々カーニングの広さも原因にある。グラフィック的な魅せ方。けどそれは意図的にやっていることなのかも?情報内容<フィーリング。街という常にカタチを変え捉えきれない存在は、こういった曖昧で感覚的な表現が適切だったりする。


これくらいの規模感のwebサイトって、大体どれくらいの制作期間やチーム人数で動いてるものなんでしょうか。デザインの方向性が定まるまでの制作過程もみたい。いろいろ気になる。


まちづくり分野に関するサイト制作は個人的にとても興味があって、なんというか目から鱗。自分のデザインの引き出しには無い表現方法ばかりでした。いつか地元を特集したイベントページとか、作ってみたいなあ。



本日は以上です。

それではさようなら。

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