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#10 | デザイナーの意図を探る会

「説明できるデザイナー」を目指して、個人的に「いいな」「好きだな」と思ったデザインを観察・考察・言語化していきます。

目的
・説得力のある論理的デザイン力を鍛える
・デザインの言語化を習慣づける
・無意識を意識化し、観察による発見をアイディアとして取り入れる

本日はこちら



自動ドアを専門に取り扱う「ナブコ」コーポレートサイトになります。

・安全・安心・クリア・専門的。

・メインフォントはヒラギノ角ゴ。見出しはAxis。日付はDIN。うん、聞いたことのあるフォントたち。

フォントの指定ってほとんどしたことがなかったんだけど、実際にじっくり見てみるどういう使い方をしてるか凄く勉強になる。「絶対フォント感」欲しい。

・カタログダウンロードのカラーを暗くすることでより深い詳細感を演出。


・なんかいつものサイトと違うなと思ったら、水色の太線でサイトを囲ってある。自動ドアの縁のような演出?

・Gナビの中央揃え。最新のニュースも細長く表示。あまり見かけないスタイル。トップに左端のロゴマークしか企業名がないのでファーストビューが唐突な印象。

・突き進むようなトップの矢印マークが印象的。全体的に青と白が使われていて真面目な印象を与えるが、太線の矢印マークで安定感・現代的な印象もプラス。


・白+グレー背景。白のみだと若々しいフレッシュな印象となるがグレーを取り入れることによって中堅みが増す。あえてひとつひとつを際立たせない。集合体としての表現。

・お問い合わせボタンが横長でスクロールすると自然とマウスがホバーされ目が止まる。私もこの手はよく使いがち。



最近少し情報量が多めのサイトをデザインしているのですが、デザイナーは情報整理が上手くないとやっていけないなと痛感しました。ある程度整頓してからいざXDで組み上げていったんですが、実際作ってみると順番は本当にこれでいいのかとか、ヘッダー部分はどう収めようとか、いろいろと設計不足の部分がぼろぼろと出てくるんです。


それとフォントサイズとコンテンツ間の余白の塩梅がすごく難しい!


文章のコンテンツが多めで内容を詳しく知ってもらいたいサイトの場合は、フォントサイズ小さめがいいかなとか、とにかく試して試して試して…の連続でした。




とにかく自分の中に「A」の場合は「B」というようなデザインの方程式が全く足りてないことが分かりました。


これはノートに書き出すよりも実際にデザインのストックフォルダを作っていった方がいいかもしれない。こういうのは技術書としてわりと出ていたりするけど、なんとなく自分の手で一から作っていった方が良い気がする。コレクションとかは得意分野なので、実践で頑張ります。




本日は以上となります!

それではさようなら。

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