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#12 | デザイナーの意図を探る会

「説明できるデザイナー」を目指して、個人的に「いいな」「好きだな」と思ったデザインを観察・考察・言語化していきます。

目的
・説得力のある論理的デザイン力を鍛える
・デザインの言語化を習慣づける
・無意識を意識化し、観察による発見をアイディアとして取り入れる

本日はこちら


「ch.books」というカフェを併設している新刊書店のHPサイトです。

・素朴なかわいらしさ、着飾らなさ。「リネンのワンピースを着たボブのおんなのこ(5才)」という感じ。手には黄色い一輪の花と本を持ってそう。

・このサイトを見たとき「無印良品のカフェってこういう雰囲気あるよな…」と思い、そちらも見てきました(店舗に行ったことはあるがサイトは見たことない)。



テイストはわりかし似てるかな?MUJIの方がより大衆向けで、管理しやすそうな設計。サバサバしてそう。食がメインの内容ってことでトータル18℃ぐらいの温度感。

ch.booksさんの方は「手作り感」を感じる。人のあたたかさとか、より作り手のデザインの意図を感じやすい。23℃ぐらいかな。



全然関係ないけどレシピ公開してるんだ。めっちゃいいじゃん。



・トップの見出しをボックスで囲うタイプの演出は結構よくみるけど、より「レイアウトみ」を感じる。雑誌のレイアウトにもありそうな。

・カーニングが広め。「て い ね い な 暮 ら し」感。

・「編集とデザイン」ページのトップ写真。あえて寄りで撮ることで世界観やダイナミックさを表現しつつも全貌を分からなくさせている。「ここからはよりディープな情報です。」と写真が伝えている。


・WORKSのコンテンツ間を大きくとることによってひとつひとつの本を際立たせている。「WORKSコンテンツのひとかたまり」としてあえて表現していない。なるほど、新しい表現を学びました。

・「書店の雰囲気が好きだなと共感してくださった方、ぜひ一度いらしてみてください。」みたいな印象。来て欲しい対象がはっきりしているパターン。狭く深く、じっくりと関係を築き上げて着実にファンを増やしていくタイプ。



なんだか今日は「観察・考察」の脳が活発に働いている感じする。逆にデザインの詰め部分の「単純作業系」ができない。まあそういう日もある、と気負わずも、働きだしたらそんなわがまま言ってられないんだろうな…とも思う。気軽にできる気分転換方法でも考えよう。




本日は以上となります!

それではさようなら。

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