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気楽に映画レビュー

今回、久々に以前映画館で観賞した作品の感想を書きます。
※トップ画像は公式ホームページから引用。

ムービープラスでも放送されていたので、再度観賞しましたが、やはりまた感動しました。

気楽に映画レビューと言いつつ、映画の内容は気楽に書けるようなものではありませんが、よろしければ拙文にお付き合いください。

この映画のタイトルになっている「グリーンブック」とは何か?映画を観るまで全く知りませんでした。

映画公式サイトによると、「1936年から1966年までヴィクター・H・グリーンにより毎年出版された黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブック。ジム・クロウ法の適用が郡や州によって異なる南部で特に重宝された」そうです。

この作品は実話をもとに作られたようですが、1960年代、ニューヨークの一流ナイトクラブで用心棒をしていたイタリア系のトニー・バレロンガは、粗野だが人情に厚く、腕っぷしと口のうまさで家族や周囲に頼られていました。

店が改装修理することになり、トニーは2か月間失業することになります。家族を養うために仕事を探していたところ天才ピアニスト、ドクター・シャーリーが運転手を探していると聞き、面接を受ける。

面接の時、ドクターが黒人であり、仕事が彼の運転手だけではなく、身の回りの世話も必要だと知り、召し使いではないと一旦断ったものの生活費は苦しくなりつつありました。

数日後、ドクターから採用したいという電話があり、仕事を引き受けることになります。

ドクターは人種による偏見が強い南部での演奏ツアーを計画していましたた。なぜあえて南部での演奏を計画したのか、二人は無事目的地にたどり着くことができるのか、演奏会は開催できるのか、様々な波乱を含みながら、グリーンブックを頼りに二人の旅が始まります。

また、人種差別の意識が強い時代背景において、無学で下品な白人と知的で上品な黒人、黒人の雇い主と雇われた白人を対比させながら、心の距離を縮めていく二人、北部と南部、イタリア系白人に対する目、LGBTに対する目なども描写しながら物語は進んでいきます。

テーマは全く違いますが、白人と黒人の二人旅ということでジャック·ニコルソンとモーガン·フリーマンが主演の「最高の人生の見つけ方」を思い出しました。

「最高の人生の見つけ方」と言えば、最近、吉永小百合さんと天海祐希さんの主演で日本でリメイクされましたね。

話が逸れましたが、私見として、映画「グリーンブック」は、人種差別という重いテーマを時にコミカルに時にシリアスに描くことで、観客には重過ぎず、友情や人が持つ愛の温かさも感じさせてくれる良作だと思いました。

最後までお付き合いいただき有難うございます。


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