11. オーバーアンダーサイドウェイズダウン

どうも、江原茗一です。

寒さに心底飽き飽きしています。暖かい所に行きたい。「こんなに冬長かったっけ?」という話を何度でもしてしまうし、寒いとやる気が削ぎ落とされる。

お知らせです。4月25日、Men I Trust来日東京公演(Zepp Haneda)にオープニングアクトとしてバンドセットで出演します。平日ですがスタンディングのチケットはまだ購入できるようですので、宜しければ皆さん是非お越しください。Zepp Hanedaは行くのも初めてなのでとても楽しみです。(詳細はこちら)

もう一点、去年末にお知らせしたHalfbyさんとの共作『fushigi』の7インチですが、2月15日に一般発売が決定したそうです。現在は予約受付中ということで、ご贔屓のレコードショップで是非お求めいただければ幸いです。
何度も言っていますが、B面のURBAN BOLCANO SOUNDSさんのリミックスバージョンがとても良いです。リミックスで自分の声を素材として使って貰えるのは面白くて好きです。
2月は歌唱をしたCornelius『変わる消える』も12インチで22日にリリースされますので、そちらも何卒宜しくお願い致します。

ずっと制作していて(ドラマも観ているけれど)家にいるのでブログのネタになりそうなことが本当に何も無い。以前Instagramで「ブログに書いて欲しいこと」としてフォロワーの皆さんから色々とネタを提供していただいたのですが、何だかやる気が起きずすみません。

20代の頃は、制作中思うように良い曲が作れない己にイライラして一人でびーびー泣いたりしていたのですが(曲作りは楽しい)、最近はもうどれだけ良い曲が作れなくても泣かず、無の表情で淡々と作業をしています。この歳になって段々と自分が分かってきたのかもしれない。作り始めて一番だけだとかある程度のところまで進め、それをバンドに持っていける仮アレンジ済みの状態までに仕上げ、実際にバンドへ持っていって暫く経たないとピンとはこない。つまり長いことその一曲が良い曲なのかわからない状態が続く。前回リリースした『ゲームオーバー』も、やっとレコーディングをし始めてから「何とか大丈夫そうだ」と思えた。きっとこれからもずっとそんな感じに違いないので、わざわざ曲を作りながらびーびー泣くのは阿呆らしいと思うようになった。
逆に「あまりに良い曲ができて自分に感動しちゃって……」とかいうことは一度も無い。そんな体験を人生一度はしてみたいものです。Twitterとか見ているとミュージシャンをやっている人が「良い曲ができちゃってやべえ!」というようなハイな発言をしているのを目にすることが時たまある。羨ましい。皆どういう感じで制作しているのだろう。一曲に対してゴー!する基準を教えて欲しい。常に少しでも進化していたいと思うと自分に対する期待値をどんどん上げてしまうのでなかなか上手く事が進まないんだよな。
パソコンに溜まったデモデータを全部精査して、残すものと捨てるものを仕分けしたところ、そんなことを考えたりしました。この何ヶ月かで全然曲が出来ていないなと思っていたけれど、実際は結構な数の曲を作れていた。でも本当にどれもこれもイマイチなんだよな。誰も気にしないのかもしれないし、周りからは「いいから一回共有してみ」と言われたりするけれど、それがどうにもこうにも難しい。作った曲が早い段階で良い曲かどうか判断できなくても、最低限自分がちょっとアガる曲ではあって欲しいからな。捨てられたデモを踏み台にめげずに淡々と新しいものを作っていくことが大事だと思って頑張るしか無い。
まあ、なんだかんだ楽しんでやっています。そういや年末、友人がべろべろに酔って「音楽は脳汁だ!」と言ってました。「芸術は爆発だ!」みたいに。似たような意味かもね。

実はインターフェースの調子が悪くて作業がままならず、前回の記事を投稿した後すぐに一つ新しい記事を書いたのだが投稿していなかった。気分が乗らなかった。そんな感じなので、お知らせがあれば記事を投稿したいと思いますが、暫く制作優先で投稿頻度が落ちるかもしれません。Over Under Sideways Downって感じなので。また落ち着いたら月4〜5本やれるように頑張ります。

ではまた。

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