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「今この一瞬を噛み締めて」4年 村上陽介

「今この一瞬を噛み締めて」
法学部法律学科 4年 村上陽介(大宮アルディージャU18)

こんにちは。
今回、部員ブログを担当します。
法学部法律学科、副主将の村上陽介です。

まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援いただいている全ての皆様に深く御礼申し上げます。

早いもので今回が4年間で最後のブログになる。
最後のブログは、入部してから3年半で感じたことを書いていこうと思う。

3年半前の入寮した日は今でも鮮明に覚えている。
小学生の頃の通学路の途中に明治の寮があり、見慣れた景色だったはずの八幡山という土地が、なぜか全く見知らぬ場所に見え、初めて来たような感覚になった。
それは、挨拶や礼儀、1つ1つの仕事へのこだわりなど人間性を細部まで追求することに加え、日々の練習のレベルの高さに圧倒され、全く違う世界に来たように感じたからだと思う。

この年に、明大サッカーマネージメントが発足し、スポンサー様を初めとして多くの方々にサポートして頂く環境を整えてもらった。

当時持っていた感謝の気持ちに嘘はないが、今感じている想いや感謝に比べれば足りなかったなと感じる。
それはこの明治大学体育会サッカー部という組織において日々考える作業を繰り返し、昨日の自分から今日の自分へのアップデートを繰り返してきたからだ。
そして、日々考える作業とそこに対して変化を起こしていくことの大切さを歴代の先輩方の姿を見て学んできた。

先月に新寮が完成し、新たな環境に変わった。
8人部屋と16人部屋の大部屋から2人部屋に変わり、大きな風呂や綺麗なトレーニングルームなど最新鋭の設備が揃っている。
引っ越したばかりの今は、皆が感謝の言葉を口にしているし、ありがたみを噛み締めている。
ただ、これが数か月、1年、2年と経っていったらどうだろう。
素晴らしい環境を当たり前だと勘違いしてしまわないだろうか。
様々な変化を経験した私たちは「今」の想いを大切に、これまでの先輩方が伝え、残してきてくださった伝統をより良い形で継承していく責任がある。

これはサッカーにも繋がる。
覚悟を持って、挑んだラストシーズン。
ただ、実際はほとんどの時間をリハビリで過ごしている。
同期の活躍は嬉しい反面、何もできない自分自身に対する焦りが大きくなっているというのも正直な気持ちだ。
ただ、怪我したことで自分自身と向き合う時間は以前に比べ圧倒的に増えたし、考え方にも変化があった。より、チームを俯瞰的に見ることもできている。
栗田監督が「リハビリが一番成長できる」とよく仰っているが、それは自分と向き合う時間に加えて、様々な角度でチームを見ること、そしてそこに対して考え方や行動に変化が起きるからだと今、身をもって感じる。

残りの明治での時間は短い。
幼い頃から、側で見てきたこの組織に必ず恩返しがしたい。
その為にも、「今」を大切に日々全力で過ごし、新しい歴史を作るために闘い続けよう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後とも、明治大学体育会サッカー部へのご声援宜しくお願いします。

次の4年生ブログ担当者は東福岡高校出身の丸山海大です。
同じDFとしてとても頼もしい存在ですが、
私生活では炒飯ばかり作っています。
そんな彼の熱いブログにご期待ください。

村上陽介( 4年=大宮アルディージャU18)
法学部法律学科。DF。

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