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「雑草魂」 1年 坂上輝

「雑草魂」
文学部文学科日本文学専攻 1年 坂上輝(浜松開誠館高校
)


こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
文学部文学科日本文学専攻1年坂上輝です。


まず初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援、ご声援いただきありがとうございます。また、新合宿設立に伴いご尽力くださった関係者の皆様、誠にありがとうございます。


雑草魂。誰もが一度はこの言葉を聞いたことがあると思う。

雑草は綺麗で派手な花とは違い、誰かが水をやってくれるわけではなく、人に踏まれ、引っこ抜かれる。誰からも見えない道端で咲いており、地味だ。

しかし、人に踏まれ、引っこ抜かれ、どんな悪天候でも生えてくる。コンクリートを突き破ってでも頑張って力強く生えてくる。誰にも見向きされずとも、めげることなく必死に生きる。

雑草魂とは、どんな時でも雑草のようにあきらめず粘り強く続ける精神を持ち、強い意志とエネルギーを持った心を表す言葉だ。

明治大学体育会サッカー部に入部して5ヶ月が経ち、毎日様々な貴重な経験をする中で、今の私に足りていないのはそんな雑草魂ではないのかと思う。 

明治大学体育会サッカー部には様々な選手がいる。年代別代表に選ばれる選手や選抜歴を持つエリート達。その選手たちに比べて私にはなんの経歴もなく実績もない。まさに雑草のようなものだと思う。小学校、中学校では目立った成績も無く全国大会に一度も出たことがないし、高校時代では、なんとか全国大会に出たものの、初戦で負けてしまった。輝かしいサッカー人生では無いと思う。 


だからこそ何としてでも這い上がる。これまでのキャリアなどは関係ない。プロサッカー選手になるという目標を達成するためにも常に謙虚さを持ち学ぶことをやめてはいけない。家族や友人、仲間など大勢の人に支えられてここまできた。自分の力だけでは明治大学体育会サッカー部に入部できていない。色んな人の想いも背負っており、その感謝の気持ちをこの先絶対に忘れてはいけないし表現しなければならない。そしてこの素晴らしい環境も当たり前ではないことも忘れてはいけない。


また、以前鬼木さんから「跳ね返す力強さが無い」という言葉をいただいた。それは状況が悪くなった時や逆境に対して、臆する事なく跳ね返す精神力、そんな状況でさえ楽しんでしまうメンタルを持っていないという事だ。正に今の私に足りていないものそのままである。何故その跳ね返す力が大事なのか、サッカーでは何が起こりうるか分からないからだ。急に退場者が出て10人で戦わなければならなかったり、後半のロスタイムで逆転されたりしても、それをも跳ね返し、逆転するメンタリティーでなければならない。

実際明治の選手達は絶対に負けたく無いという気持ちやプライドを持っている。それを日々お互いにぶつけ合い競争している。そこに手を抜く人はいるわけがないし、全員が全力で真剣であるからこそ、試合に出る選手達は責任が生まれ、それを全員が心から全力で応援することができる。

こういった環境の中、競争を勝ち抜いていくためにも、どんな時も雑草魂を忘れてはいけないと思う。しかし、そこに利己的な考えがあってはいけない。自らと共に明治を良くしていく、強い明治を築き上げる必要がある。

だが現状プレーが軽い。それは人間性の部分に問題があるのかもしれない。でも事実として三原則の部分(球際、切り替え、運動量)が圧倒的に足りてないと思う。今までとは違いただ毎日頑張っていれば、身につくはずがないし、そんな簡単なことではないと凄く感じる。実際に先輩方やOBの方々はその三原則を本当に徹底して拘り追求してきたからこそ圧倒的な明治を作り上げてきたのだと思う。日々その基準を追求し続けること、そこに対して強い意志とエネルギーを持って取り組んでいく。

気持ちやメンタルが最も大事と言った精神論、そう聞くと時代遅れや古臭いと思う人がいると思う。でもそこには負けん気という勝利意欲があり、私はそういった考えの中にも、案外重要なものがあるのではないかと感じることがある。何があっても諦めずに粘り強い姿勢が人の心を動かしていく。そんな人の心を動かす存在に私はなりたい。

私自身これまでも気持ちで何とかしてきた部分も多かった。しかし気持ちだけあればいいものではないのも事実。その気持ちを正しい方向に正しいやり方で、自らに厳しい目を向け四年間努力を積み重ねる。感謝の気持ちを持ち謙虚に人としてどうあるべきなのか、明治への感謝の気持ちをプレーで表現し、明治のあるべき姿を追求し続ける。



まとまりのない文章になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。


今後とも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。


次回の部員ブログ1年担当は昌平高校出身の佐藤海空斗です。
ものすごくイケボで天然な性格の彼、今はリハビリ中ですが、復帰すればその強靭なフィジカルでボールを奪い中盤を支配してくれるでしょう。
そんな彼の熱いブログに期待してます!


坂上輝(1年=浜松開誠館高校)
文学部文学科日本文学専攻。FW。


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