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「巡り合わせ」 1年 藤原純玲

「巡り合わせ」
政治経済学部経済学科1年 藤原純玲(明治大学付属中野八王子高校)


こんにちは。
今回部員ブログを担当させて頂きます。
政治経済学部経済学科1年マネージャーの藤原純玲です。

初めに、日頃より明治大学体育会サッカー部へご支援、ご声援くださる皆様に、心より御礼申し上げます。


入部をして4ヶ月が経ちますが、明治大学体育会サッカー部員としての日々は「気付き」と「学び」の連続です。今回は初めての部員ブログということで、私がこの部への入部を決めたきっかけと今の思いについて書かせて頂きます。

私が入部を決めたきっかけは2つあります。

1つは私には7つ上の兄がいて、兄は小学生の頃から高校生までずっとサッカーをやっていました。なので私は小さい頃からほぼ毎週のように休日は兄の試合を観に行っていました。サッカーをしている兄や他の選手たちが懸命にボールを追う姿はとても印象的なものでした。その事もあり、私は昔からサッカーというスポーツに親しみを感じていました。サッカーはいつも私をドキドキわくわくさせてくれる存在でした。

そして高校2年生の11月、身内に突然の不幸がありました。私にとって本当に本当に大切な存在だったからこそ、しばらく心を塞いでしまう時期が続きました。

ですが、そんな私を変えてくれたのは約1年前に行われたカタールW杯でした。世界の予想を覆した日本代表の選手たちに日本中の人々が感動を受けたと思います。わたしもそのひとりでした。1年間ずっと心が暗かった私が鳥肌が立つほど心を動かされ、以前の自分を取り戻した感覚になりました。そして改めてサッカーが大好きになりました。

あの時身内の不幸がなく、普通に生活を送っていたら、今私はこの部にいないと思います。今はそれもこれも全て巡り合わせだったのだと感じています。

2つめは入部をまだ迷っていた時に見学をさせて頂いた際の練習の雰囲気でした。限られた時間の中で、全員が自分と同じ大学生とは思えないほどストイックに全力で練習に励んでいる姿を見て衝撃を受けました。私は見学前から何人かの部員ブログを読んでいて、多くの部員が練習の雰囲気の凄さに圧倒されたという風に書いているのを見ていたので、ある程度想像はしていたものの、実際に練習を見ると想像をはるかに上回る質の高さに驚きました。

それは選手だけでなく、スタッフの方やマネージャーの先輩方も同じでした。常に周りを見て選手たちが最高の練習をできるように動き回り、全力で練習のサポートをしている姿を見て驚きました。私が想像していたマネージャーとは全く違うレベルだったからです。ピッチにいる人全員が、本気で部活に取り組んでいる姿はとても刺激的で、今までの自分の人生では1度も見たことがない世界でした。

そして、この部に入らなかった4年後の自分と、この部に入った4年後の自分を想像した時に、今この部に入らないと絶対に後悔すると直感で感じました。こんなにも刺激的で自分に無いものをたくさん持っている人たち中で自分も人として学ぶべきことがたくさんあると感じました。

実際、周りの人に明治大学体育会サッカー部に入部をしたいと伝えた時の反応は良いものとは言えませんでしたし、たくさん心配をされました。

"日本一に居続けるこのサッカー部に入ることはそんなに甘くない。"

"本当に4年間日本一の環境の中でやっていく根性はあるのか。"

"この部に入るということは日本一を追求する選手と共に戦う日本一のマネージャーにならなければいけない。"

全てその通りだと思いました。
これまで何かを極める所までやりきったことがなかった私が部員全員と同じ志を持ち続けられるのか不安もありました。

でも自分の中で、
他の大学のサッカー部でも意味がない。明治大学の他の部のマネージャーでも意味がない。この明治大学体育会サッカー部だからこそ飛び込んでみたい。
と思えたのです。

練習を見学した際に感じた衝撃を無駄にしたくないと強く感じました。

私の気持ちを話すと、最終的には周りの人も応援すると言ってくれたので、私はその人たちのためにも本気で頑張りたいと思っています。

これらのきっかけがあって、私はこの明治大学体育会サッカー部への入部を決めました。


マネージャーという仕事は明確に決まったものがなく、周りの状況や環境によって行うことも意識することも変わります。私は効率が悪く、未だにひとつの事に集中すると別の仕事に気付けないことが多くあります。マネージャーの先輩方や選手たちに迷惑をかけてしまう事も多いので、教えて頂いたことをしっかりと自分の中でインプットして次に繋げられるよう努める必要があります。

以前、マネージャーの先輩方は"チームを勝たせるマネージャー"になることを意識して日々仕事に取り組んでいると仰っていました。それがどのようなものなのか。今の私には明確にチームを勝たせるマネージャー像がイメージできていないと感じているので、チームを勝たせるマネージャーとはどのようなものなのかを模索しながら日々過ごしていきます。

この日本一と言われる明治大学体育会サッカー部の一員として、自分の存在意義をどのように見いだしていくのか。どうすればチームに必要とされるマネージャーになることが出来るのか。これらの課題について日々追求しながら、今の自分にできる最大限の努力はもちろんのこと、さらにその先へと目を向けられるように、毎日成長を続けなければならないと感じています。

この部には、自分にとって尊敬できる存在である人が沢山います。先輩はもちろんのこと、同期にも人間性であったり、サッカーにひたむきに向き合う姿でも尊敬できる人がたくさんいて、人として成長するのに本当に恵まれた環境だと感じています。困った時に助けてくれる同期のマネージャーの存在も私の心の支えとなっています。ですが、ここにいることに満足していては成長出来ません。ここにいる意味と感謝を忘れずに、自分がどう変わっていくかが全てだと思います。

今までは自分がマネージャー業をこなすことにいっぱいいっぱいになってしまっていましたが、最近では本当に一生懸命練習に取り組む選手や他のマネージャーを見て、この人たちのために自分も頑張りたいと思うようになりました。こうした自分のマインドの変化も、ほんの少しですが、成長と言えるのかと思います。

この部に入部してから、先輩方から仕事を任せてもらえる喜びと、自分の緩い行動1つで周りからの信用を失ってしまうのではないかという不安を日々感じてきましたが、とにかく今はこの部のために全力を尽したいと思っています。

以前、栗田監督との入部面談の際に「この部の一員として誇りは、それに見合った活動をして初めて持てるもの。」と仰って頂き、その言葉がとても心に残りました。今はまだこの部の一員としての誇りを持てるような仕事を果たせていないと感じています。だからこそ、1回1回の部活に集中して全力で取り組み、少しでも早くこの明治大学体育会サッカー部の一員として誇りを持っていると胸を張って言えるように日々精進していきます。


拙くまとまりのない文章でしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

次回の1年生の部員ブログ担当は、東山高校出身の新谷陸斗です。
昨年の全国高校サッカー選手権大会で準優勝を果たしたチームのキャプテンを務めた頼りがいのある人格者です。普段から面白くてとっても優しく、紳士的な彼。そんな彼の熱いブログにご期待下さい!

藤原純玲(1年=明治大学付属中野八王子高校)
政治経済学部経済学科。マネージャー。


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