「想いのすべて」 4年 林菜々香
「想いのすべて」
法学部法律学科 4年 林菜々香 (都立国分寺高校)
こんばんは。
今回部員ブログを担当させていただきます。
法学部法律学科4年マネージャーの林菜々香です。
ついに訪れた私の番。最後の部員ブログです。
明治で過ごしてきた日々を振り返ると、溢れ出して止まらない想いがありますが、この瞬間も大切に、素直に書き終えたいと思います。
長くなりますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
2021年4月23日
私が初めて八幡山グラウンドに足を踏み入れた日だ。
入った瞬間から震えた。
もちろん初めてだったからという理由もあるだろう。
しかし、間違いなく雰囲気が違った。オーラが違った。
もはや怖ささえ感じた。
あの日のことは鮮明に覚えている。
そこから約3年と7ヶ月。
背中を必死に追い続けてきた歴代の先輩方のように、
私は今、"明治のマネージャーの象徴”として、みんなに写っているだろうか。
必要なものは、もはや誰も気が付かないくらいにさりげなく、いつの間にか用意されていて、とてつもなく気が利いた行動。
一つひとつの仕事に対するこだわりやスピード、質。
選手、スタッフからの信頼。
行動の目的が逸れることなどによって、アプローチを誤れば滞りが生まれるように、当たり前にあるからこそ、マネージャーの仕事はスムーズな進行に対して重要な役割を果たしている。
そのような役割を果たすことができるのはなぜか?
常に明治を想って、
自分のやりたいことではなく、今チームに必要なことを常に考えて行動するからだ。
自分たちにできることを日々追求し実現しているからだ。
今私たちが当たり前に行っているマネージャーの仕事は、歴代の先輩方が自分たちに何ができるのかを考えて生み出し、進化させてきたもの。
襷を繋ぐ私たちは、そこへのこだわりをなくしてはいけないし、もっとチームのためにできることはないか追求し続けながら受け継いでいく責任がある。
ゴールや正解がないからこそ、部に貢献する方法はいくらでも自分たち次第で生み出せる。
だからマネージャーの仕事はすべてやりがいがある。
一見地味なポジションに見えるかもしれないが、私はとてつもない輝きを感じる。
どんなに些細なことでも、最終的には明治のために繋がるからだ。
明治のために
この考えは、マネージャーである以前に部員として譲れないものだ。
そして、このチーム愛こそが、私たちの活動のモチベーション。
この部に関わっていたら、明治の良さに直面する機会が溢れるほどにやってくる。
それほど、この部には素晴らしいものが詰まっている。
朝6時から魂のぶつかり合いが始まり、
これまでの素晴らしい経歴を持つ選手たちが、必要のないプライドは捨てつつ、自信をもって競争する。
多少うまくいかない時間があっても、立ち戻る場所があるためブレることはないし、サッカー以外での活動を一切言い訳にすることなく、正々堂々とプレーする。
だからこそ試合では、選ばれたものは選ばれなかった者の想いを背負い、言動や立ち振る舞い、プレーで表現する。
応援はピッチに立つ選手以上に、悔しい気持ちをグッと堪えてチームのために声を枯らす。
コロナの影響により、黙って観戦することしか許されなかった頃から、手拍子応援、マスク着用の声出し応援と段階的に解禁され、今は完全に元の状態に戻った。
どの段階でも、真っ先に100パーセントの応援を作り上げたのは明治だ。
その過程を知っているからこそ、決してノリではない明治の応援がどれだけ素晴らしいものであるかを感じることができる。
他にも、他大学の見本となる立場として、運営からチームを勝たせようと全力を尽くす。
八幡山で試合がある中、他会場にスカウティングに行く選手もいるし、自身の派遣審判の活動を終えて、真っ先にIリーグの応援に駆けつける選手もいる。それぞれが見えないところでも自分の役割を全うし、チーム力を高める。
ピッチ外の生活にも隙を作らず、掃除や連絡ひとつの細部にもこだわる。
人間性の向上がサッカーにも直接的に影響してくることを理解しているからこそ、何事も失敗と成功を繰り返しながら徹底的に追求していく。
毎日を共に過ごし、いち早く変化に気づき関わり合って、時には指摘し合い、支え合いながら一体感を生み出していく。
そして、こういった日々の取り組みに絶対的な信頼があるからこそ、迷うことなく自分たちの全力を出し、強さとなって現れる。
ここに挙げたのは、明治の良さのほんの一部に過ぎないが、
だからこそ私はこの部が大好きだ。
このような素晴らしい取り組みは当たり前に思えて、人が変わってもこれを毎年のように続けていくのは一筋縄ではいかない。明治が明治であるために毎年4年生が必死に受け継いできたからこそ今があって、大好きな明治を今度は自分たちが継承していく。
私が下級生の時に、上級生の選手を見て人間性に驚き感動した振る舞いを、今は同期がそれを行っている。
どれだけ誇らしいか。
どんな時でもチームのためを思って、もがきながら進んでいく。
この人達のためならなんでもできると、どれだけ思わせてくれるか。
このような素晴らしい環境があるから、この上なく大切なみんながいるから、妥協という言葉はまず頭に浮かばない。
自分のできる全てをかけて部に貢献する。
SNSに投稿する画像のデザインひとつ、動画の編集ひとつ、運営の企画準備ひとつ、事業の進行ひとつ、どんなに時間がかかろうがすべてを出し切ってやり遂げるまで絶対終わらせない。
部のためにやれることがあればあるだけいい。
私は明治のためにがむしゃらに取り組んでいる自分が好きだ。
もっと自分を高めればよりチームに貢献できるからだ。
この部でマネージャーとして活動できることは、何よりも幸せなこと。
グラウンドで共に闘うことも、練習後のジョグも寮でのくだらない会話も何かを作り上げようと一緒に試行錯誤する時間も、一冊の本にするなら目次にも載らないような瞬間もすべてがかけがえのないもので、宝物だ。
ストレートにありがとう!と言ってくれたり、余計なことは言わず気にかけてくれたり、心の底からみんなの同期で良かったと思う。
感謝してもしきれない。
だからこそ、最後の最後までこの想いをブラさずに体現し続ける。
恩返しなんて到底しきれないが、自分のすべてをかけてこの部に貢献し続ける。
そして、私は”明治のマネージャー”であり続ける。
後輩に示し続ける。
4月から全員で闘ってきたリーグ戦も残りあと1試合。
目の前でこぼれ落ちるように優勝を逃す悔しさも、最後まで勝ち切って優勝を掴むこの上ない喜びも全部知っている。
この経験をさせてくださった先輩方の想いも背負って必ずリーグ戦を制覇する。
関東チャンピオンとしてインカレに臨み、今度こそ日本一を掴み取る。
明治での取り組みが正しいと証明する。
最後になりますが、
日頃より明治大学体育会サッカー部をご支援いただいている皆様、今シーズンも多大なるサポートありがとうございました。
公式戦では会場で温かいご声援をいただき、また、八幡山グラウンドにはスタンドが設置されるなど、すべてを記すことができないほど、皆様のおかげでこのような素晴らしい環境で活動できていることを日々実感しています。感謝の気持ちを忘れず、学生らしく全力で取り組んでまいります。
今後とも明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。
スタッフの皆様。
選手だけでなく、マネージャーにも目を配り熱くご指導いただきありがとうございます。
何かを創り上げるにあたっての考え方や気を配るべき点など、自分では気づくことができなかったことへの学びしかない毎日が楽しく、やりがいに満ち溢れています。
まだまだ未熟ですが、残りの期間で更なる成長を遂げ、後輩に残していくことで少しでも恩返しさせていただきたいと思います。
後輩のマネージャー。
自分のやっていることが本当にチームのためになっているのか、誰でもできることなのではないかと存在意義に迷うことがあるのなら、それはまだまだやれる証拠。
本気でやろう、良くしていこうと思ったら迷うことなく行動に出てくるから、みんなの熱量を存分に発揮してください。
インカレで優勝するその瞬間まで、チームを勝たせるマネージャーであり続けよう。
後輩の選手たち。
菜々香さんってたくさん話しかけてくれて、私のだる絡みにも付き合ってくれてありがとう。
もはや全員同期がいいです。
ここには書ききれないけれど、全員との大切な思い出があります。
4年生の選手たちが必死に残そうとしているものを、ぜひ受け継いで来シーズン以降も強い明治を創り上げていってください。
最高の景色を一緒に見よう。
同期のみんな。
こんな私を受け入れてくれてありがとう。
そしてこれまで、また残りの期間もきっとそうだろうけど、たくさんの最高の景色を見せてくれてありがとう。
みんなの存在が間違いなく私が私らしくいられて、頑張れる理由です。
みんなが大好きです。
スマホのフォルダはみんなの愛おしい写真と動画で溢れています。作業の手を止めたくなったらみんなの様子を見て笑っています。心の栄養剤です。
明後日のリーグ戦とインカレ、どっちも獲ってみんなの最高の笑顔が見たいです。
(草太のことも胴上げしたいね!)
大好きな明治のため、みんなのために。
私らしく、最後まですべてを出し切ります。
まとまりのない文章でしたが、
最後までお読みいただきありがとうございました。
次の4年生の部員ブログ担当は、貝出悠です。
一般生として、どんな時でもひたすら努力し続ける姿は、
常に周りに大きな影響を与えています。
また、抜群のお笑いセンスでみんなを笑顔にする人気者です。
そんな貝出の想いがつまったブログをぜひご覧ください!
【過去のブログ】
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