見出し画像

「想い」 4年 井上樹

「想い」
法学部法律学科 4年 井上樹(ヴァンフォーレ甲府U-18)

こんばんは。
4年の井上樹です。




早いもので今年も残すところあと1ヶ月となりました。大きな期待を膨らませて新鮮な気持ちで迎えたシーズンインもその時に綴った部員ブログも昨日のことのように感じます。毎年この時期になると色々な出来事に対して終わりや別れが見えてきて、なんだか寂しくて複雑な気持ちになります。今の自分もまさしくそういった感情です。

Jリーグや高校年代のリーグ戦なども終わりを迎えて優勝するチーム、昇格するチーム、降格するチームと結末は各々でしたがどれも白熱したギリギリの戦いが多くて観てるこちらも緊張する程でした。






そして、大学サッカーも同様に終わりを迎えようとしています。それと同時に私の明治での4年間も終わりに近づいています。

今回こうして部員ブログを書きみなさんに見てもらう機会も最後となります。今の自分が感じていること、明治や仲間への想いを素直に書きます。是非最後まで読んでいただけたら幸いです。








明治での4年間を振り返えると




私は「1番の幸せ者」だと感じる。








「明治大学体育会サッカー部という組織で4年間を過ごせたこと。」

私にとって大きな幸せである。




それが終わろうとしている今ものすごく感じさせられる。毎日毎日が刺激的で多くの失敗と成功を繰り返すことができる。そしてそこから気づきや学びを得て大きく成長できる環境がある明治。


全国中から多くの仲間達が集まり切磋琢磨して高い強度と質の中で練習ができること。関東1部リーグに居続けて大学サッカートップレベルの試合ができること。これもこの部にしかできないこと。


この素晴らしい組織の中で4年間という年月を過ごして、悩み考えたり、ふとした成果に喜びを覚えたり、多くの経験を経て大きく成長することができた自分は本当に恵まれている。



この環境があることは決して当たり前ではなく代々の先輩方が4年間を全力で過ごし、次の代へと繋いでくださったからである。心から感謝します。




明治にしかない厳しさ、強さ、そしてこだわり。その一つ一つに自分は自信を持っているし、とても誇りに思う。4年前に明治大学への入学、入部という決断をして本当に良かったと今、自信を持って思うことができる。この明治で過ごした4年間は私にとっての誇りである。










「明治の主将ができたこと。」
「支えてくれる存在がいること。」

これも私にとって大きな幸せである。




今年は特に人のありがたみを感じさせられる1年間だった。創部102年目の主将を任せられ多くの葛藤の中シーズンを戦ってきた。全てのタイトルを獲ると宣言してきたものの、



アミノバイタル杯敗退



天皇杯予選敗退



関東大学サッカーリーグ戦3位



とことごとく優勝を逃してきた。シーズンインには想像もしなかった日々の連続だった。


自分の弱さと甘さを痛感した。毎日のようにどうしたらチームが良くなるのかと悩み考え抜いた。明治の主将という重圧と責任を感じすぎてしまい自分というものがよく分からなくなった時もあった。しかし、今は明治の主将をしてきて良かったと心から言える。それは間違いなく支えてくれる存在がいたからである。




いつどんな時でも自分の可能性を信じて熱い指導をしてくださった栗田監督、そしてコーチ、トレーナーの皆様。大怪我をして長いリハビリ期間にいた自分にかけてくださった「リハビリは1番成長する」という言葉、主将の重圧に葛藤していた自分にかけてくださった「1人で背負いすぎるな」という言葉。朝早くから選手と真剣に向き合って熱く指導してくださったその一つ一つが自分にとっては大きな力となり今日まで闘ってくることができました。明治に入部して熱いご指導の中4年間を過ごせたこと。新しい価値観や考え方に出会えたこと。本当に幸せに思います。ありがとうございます。





チームが勝てなくても自分を信じて付いてきてくれた後輩達。本当にありがとう。頼りない先輩に不満もあったかもしれないけど今日までついてきてくれたこと、本当に感謝しています。今日までみんなに伝えてきたことが響いてくれたかは分かりませんが、あなた達が4年生になった時、痛いほど分かるかもしれません。とにかく毎日を大切に、仲間を大切にして日々ぶつかり合ってください。立派な4年生となりこれからの明治をより素晴らしいものへと創り上げていってください。そして、新合宿所と旧合宿所の両方で暮らした最後の代となります。旧合宿所での日々そして新合宿所のありがたみを新しく入ってくる1年生に伝えてください。そして、最後まで信じてついてきてください。





今年1年一緒になって戦ってくれたマネージャー。そして、一体となって戦ってくださったMSMの皆様。本当にありがとうございます。マネージャーのみんなは毎日朝早くから選手と一緒になって練習を創り上げてくれ、多様な面でチームを陰から支えてくれて本当に感謝しています。また、八幡山開催でのホームゲームは、本当に素晴らしいものになり、明治にとって大きな一歩を踏み出したかと思います。サッカースクールの開催やキッチンカー出店、近隣への呼びかけ、SNSでの告知など様々な形で盛り上げてくれ素晴らしい雰囲気の中で試合ができたことは本当に幸せでした。来年以降も選手とより一体となってサッカー部から八幡山を巻き込んでより素晴らしいものにしていってください。ありがとうございます。










そして、何よりもこれまで一緒に戦ってきてくれた14人の同期。本当にありがとう。みんなには感謝してもしきれません。



あなた達がいたから今日まで闘ってくることができました。今年の4年は…って言われる度に悔しい思いをしてきたけどそこから目を背けてはいけません。最後まで自分達と向き合い続けてもがき続ける姿をみせることはこれからの明治に繋がります。今だからこそ目の前の壁から逃げないで本気でぶつかって明治の4年として堂々と戦う時です。自分のこと自分の将来のことではなく、今大好きな明治の為にできること、後輩達にできることを考えるべきです。明治の象徴として泥臭く最後まで本気になるべきです。

昨日のミーティングで一人一人が語った熱い想いは間違いないし奮い立たせるものがありました。4年間必死に闘ってきたからこその熱い想いをそのままぶつけることが今の俺らにできること。「今年の4年生だからこそ」できることです。最後こそ自分たちらしく笑って終われるように自信を持って後悔のないように全力でやり切ろう!


ドイツにいる恵允と共に闘おう!















そして最後にもう1つ私にとって大きな幸せが残っている。それは、
















「まだこのチームで闘える時間があること。」







14大会連続でインカレの出場を決めたことは本当に誇らしいこと。1年間厳しいリーグ戦をみんなで戦い抜いてきたからこそ俺らにはまだチャンスがある。まだ一緒にサッカーができる。このチームでまだサッカーができるということは1番の幸せ。本当に恵まれている。



素晴らしい組織の中で素晴らしい人間に出会えたこと。その全てに心から感謝している。だからこそこのメンバー、このチームで闘える時間を大切にして最高に楽しむ。今まで支えてくれた全ての人の為に、その想いを背負って自分の4年間の全てを出し切って後悔のないように闘う。







今年のチームはまだまだ強くなれるしもっと良いチームになれる。


まだやれる。







今年のシーズンインの部員ブログで、私は



インカレ決勝で
自分達がどれだけ成長して
どんな顔をしてピッチに立っているのかは
まだ誰もわからない。
明治の為に、
主将として、
いついかなる時でも、
責任と信念を持って戦います。
インカレ決勝のピッチ上で喜び、
栗田監督を胴上げするまで。


と綴った。
これに尽きる。とにかく最後の最後まで自分にできることを明治の為にやり切りたい。












明治への想いをぶつける。






仲間への想いをぶつける。






明治での4年間をぶつける。










最後笑って最高の校歌を歌ってこの部を去る。














文章の最後になってしまいましたが、今年1年間明治大学体育会サッカー部を応援してくださった全ての皆様。本当にありがとうございました。
スポンサー各社の皆様、父母会、OB会の皆様、多くの方々からのご支援、ご声援をいただき私たちは今日まで健康に全力で活動をすることができました。また、インカレのモチベーションビデオでメッセージをいただきました明治でお世話になったスタッフの方々、OBの方々本当にありがとうございました。改めてたくさんの方に支えられて私たちは頑張ることができているのだと感じます。明日からは4年生にとっては明治での最後となるインカレが始まります。どんな時でも明治らしく前を向いて一生懸命闘います。そして、皆様にいい報告ができるよう全部員一丸となって最後まで頑張りますので今後とも明治大学体育会サッカー部をよろしくお願いします。











選手、マネージャー、スタッフが1つになってインカレで必ず日本一を取ろう!!

井上樹(4年=ヴァンフォーレ甲府U-18)
法学部法律学科。DF。

【過去のブログ】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?