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鳥籠


こんなにも おしころしていたなんて
なにをそんなに 抑える必要があっただろうか
安心という名の 束縛

確認はもういらない 
勝手に気づく、わかる

しんでいる音楽なぞ 何にもならない

だれがささやくのだ
だれが止められるというのだ

囲うな、
舐め回すな
わかったように抱きしめてくれるな

全て分かっている
安らぎは欲しい

だが気晴らしは まやかし
月も まやかし

わたしはおひさまにあずかりたいのだ


おひさまに照らされて
きらきらのままでいて
全てを止まり木にしたい

葉っぱだけはいや

ちゃんと根を張った
ほんものの樹がいいの


全てを受け入れた土
美しいを運んでくれる風

わたしが感じる、
つま先からの、指先からの、風

他をも燃やす 心の火の鳥

脈々と流れ続ける 湧水をそのままに

その腐ったからだと止まった仮想を
己に向けたって無駄

いつだって どこへだって とんでゆけるのだから


でも逃げない
都だって大切に してみせる
外だって内だって 何処でだって

輝きを 生きたままに!

ずっと、この地球の美を楽しめばいい
とんでゆけばいい 
ただ タッチすればよい

それが自由 

それも、自由!


MEI 2024.3.5

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