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きちんと殻に閉じこもる
「あの人は、自分の殻に閉じこもってしまう」というのはマイナスの評価である。
もちろん、当人にとっても、マイナスであることは間違いない。
しかし、ある時期のある期間は、きちんと自分の殻に閉じこもったほうがいいのではないか。
毎日、ニュースが洪水のように流れ込んでくる。
ゴシップ、炎上、デマの拡散、陰謀論、この世は奇想天外で面白いことで溢れている。
もちろん、事件、株価、ビジネス、国際情勢、結婚、訃報などを知っておくことも大事だ。
日本の財政破綻が近づいている、と誰かが大騒ぎをする。仮にそうだとしても、わたしにできることは、ほとんどない。
毎日が情報過多で、それだけでお腹が一杯になってしまう。
どれも手軽で、無料のものが多いから、食べ過ぎてしまう。
メインディッシュのまえに満腹で何も食べられなくなっている。
街を歩いていると、スマホに吸い込まれている人は、本当にたくさんいる。食事中も、AirPodsで耳を塞ぎ、netflixで映画をずっと見ている。スマホを片手に持っている人も少なくない。すぐ見られるように、あるいは通知を待っているのか。ウォーキングアプリのためかもしれない。知り合いとすれ違っても、あれでは気が付くこともないだろう。
わたしはスマホだけでなく、テレビまで見ている。
すでに現代人の生活は、睡眠とスクリーンタイム(アプリ)で構成されているのかもしれない。ピクサーの映画『ウォーリー』の世界まで、あと一歩といったところだ。
スマホの世界で幸福が味わえるならそれでいいと思う。死なないために、スマホの世界に逃避するのもありだと思う。自分で選択をしていれば何の問題もない。
一番よくないのは、無意識のうちに使ってしまうことだ。わたしのスマホの使用は、なんとなくであることがほとんどだ。使っても使わなくても、どちらでも構わないケースが多い。
通知を待つのは、ガラケー時代から始まっている。
自分の作業、行動にだけ集中することができたら、どれだけ楽だろう、と思う。
自分の殻に閉じこもり、インプットとアウトプットの循環ができるよう、努力していきたい。
チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!