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ビュッフェからの卒業

ビュッフェ(buffet)とは、フランス語で立食形式での食事の意。ビュフェやブッフェともいう。ビュッフェはフランス語ではもともと「飾り棚」を意味し、飾り棚に料理を並べて各自が料理を好きに取り分けて立食するスタイルを指した。
Wikipediaより引用

ビュッフェ(バイキング)に心躍らせていたのは、10代がその始まりだったと思う。そもそも、わたしは少食だったので、それほど大量に食べられるわけではないのだが、魅力を感じていた。

ここ最近、期待値を上回ることが少なくなってきた。つまり、お得感があまり感じられないのだ。「和食も中華も洋食もあるよ!」なんていうのはキャッチ―だが、どれも中途半端であることも少なくない。

中華の専門店に行き、麻婆豆腐定食を食べたほうが満足できたのはないか、と後悔の念に苛まれるようになっていた。

最初のお皿によそっているときがピークで、食べ始めると、すぐに満腹感を覚える。2,000円のバイキングより、1,500円ぐらいのランチセットを落ち着いて、ゆっくり食べたほうがいいのではないか。わたしは揺れている。

そんななか、すごい発見をしてしまった。

シズラー(sizzler)である。わたしは以前、シズラーのメニュー表を見て、サラダバーとお肉を食べたら、4,000~5,000円いくではないか。ランチにこんな金額は出せないと、店から立ち去ったことがある。このたび、シズラーについて調べてみると、なんとサラダバーの注文だけでOKということがわかった。サラダバーには、タコスやパスタ、カレー、デザートまである、というではないか。

退職するので、仕事を早々に切り上げ、ランチにシズラーへ行った。時間制限などはないので、2時間ぐらいかけてゆっくり食べることができた。

サラダバーは、野菜の種類が豊富でどれもおいしい。(わたしが行った店にはサウザンドアイランドドレッシングがなかったので残念だったが、ほかのドレッシングもおいしかった)

案の定、サラダで満腹になってしまい、パンやケーキ、フルーツはあまり食べることができなかったが、「野菜を食べたい!」という欲望は確実に満たしてくれる。それにここ最近、野菜価格が高騰しているので、何種類もの野菜を食べられるのだと思えば、むしろ安いかもしれない。

スープもコーヒーも、ほかのファミレスよりはレベルが高い感じがした。(わたしは美食家ではないので、単なる印象である)

そして、わたし以外のお客さんはシズラーに慣れているようで、お皿に野菜を山のように盛り付け、むしゃむしゃ無心で食べておられた。無言で野菜をむさぼる人々は、ある種、壮観で迫力があった。みんな、シズラーのプロだった。

というわけで、ビュッフェは、ほぼほぼ卒業予定だが、シズラーだけは候補に残そうと思っている。お近くに店舗のある方は是非!

そういえば、サラダバーといえば、シェーキーズも充実している。なんだかんだで、まだまだ行くかもしれない。




チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!