#映画感想文『君の名前で僕を呼んで』(2017)
映画『君の名前で僕を呼んで(Call Me by Your Name)』を観た。
ティモシー・シャラメとアーミー・ハマーが主演。
監督はルカ・グァダニーノ、脚本はジェームズ・アイボリー、2017年製作、132分、イタリア・フランス・ブラジル・アメリカの合作映画だ。
シャラメがちょうどスターになった頃、スターになる直前の作品だと思われるが、びっくりした。
もっと、文芸作品っぽいかと思っていたら、そうでもなく、結構、即物的な若者たちが描かれていた。どこか気怠いけれど、行動力もすごくある。
シャラメが終始、もぞもぞしていた。
そんなシャラメで、にやにやしたい人にはおすすめである。
わたしは、この映画で、自分がそれほどティモシー・シャラメのファンでないことがわかってしまった。
お金持ちの暇な若者たちのバカンスが舞台の映画って、ときどきあるけれど、感情移入はできない。でも、欧米の人たちにとっては、バカンスも人生の一部なのかもしれない。
わたしも、10代にちゃんともぞもぞできればよかったのだけれど、そんな機会はなかったなあ、とも思う。実現する見込みすらなかった過去を懐かしむことはできない。羨んで、憧れるしかないのか。
嗚呼、人生は、ままならない!(笑)
チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!