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わたしは腫れもの

退職を宣言した職場で働くのは、結構しんどい。周囲から面倒な人だとか、裏切り者だとか思われていそうな気がする。(わたしの単なる被害妄想なのだろうけれど)

現在の職場で働いた期間は4か月。新しく学べことは皆無。こんな職場に応募してしまった自分の馬鹿さ加減を再確認し、呪ったぐらいしか学びはなかった。わたしの経験の「持ち出し」が多く、本来上司がすべきことを契約社員のわたしがやっているぐらいで、感謝したいこともない。

同僚たちは、1月に愚痴っていたことをいまだに愚痴っている。こんなことを言うのは意地悪過ぎるかもしれないが、きっと来年の今頃も同じことを愚痴っているに違いない。さすがに社会人経験があるので、頑張りがいのある職場と、空回りして徒労に終わる職場ぐらいの判別はできる。今の職場は絶対後者である。上席が無能だと、下がどう動いても足掻いても、にっちもさっちもいかない。下々の人間が小細工したところで変わらない。いや、上席は変えないための不断の努力をしているのだから、変えることは相当難しい。彼らの無能さを侮るなかれ。

それに問題は上司だけではない。会議で「次回は○○さん、△△についてまとめて、今後の基準を作って、プレゼンしてください」みたいな会話が数回あったのだが、それが会議で行われた試しがない。上司も思い付きで言っているので覚えていないし、言われたほうもそのプレゼンをしなくても罰されることがないので履行しない。もちろん、プレゼンをしっかりしたところで評価が上がるわけでもないから、やらないのだろう。

冷静に考えよう。何なの? この職場。

わたしは前職のとき、通常業務が忙しくて勤務時間内に準備ができなければ、徹夜でプレゼン資料作って、寝ないで出社したものだ。会議に穴はあけないし、必ず約束は守った。上司の依頼を無下にすることもなかったし、同僚を手持無沙汰させたこともない。何も特別なことではない。当たり前に責任感がある人間なら、誰でもやっていることだ。

ここは、もうモラルハザード状態なのだが、当人たちはそれに気付いていない。会議で話し合われたことがまったく業務に反映されず、履行されなくても、誰も気にしない。(そもそも会議をやる意味がない)管理職がいい加減だと、どんどん仕事の水準は落ちて行く。上司はもちろん無能なのだが、部下だって同様に責任感が足りていない。でも、それを指摘すると角が立つので言わない。しかし、本人たちは被害者を気取りながらも、のらりくらりと省エネで仕事をしていくのだろう。

辞める決断をした自分、偉い! とは思うものの、群れでの立ち位置がぐらつくと不安になる。この不安は類人猿、哺乳類の本能であり、宿命なのだろう。

自分でも不思議なのだが、疎外感というか、輪から外されるような感覚があり、脳が痛む。8年近く勤めた会社を辞めるときも、脳が痛かったことを今でも覚えている。2年前のことだ。

今日の夕食は、味噌ラーメン、韓国の巻き寿司のキンパ、ドーナツを二つ、グラタンまで食べてしまった。どう考えても過食だ。腹は膨れているのに食欲が止まらない。おそらく胸の痛みを食べることで埋めようとしているのだろう。ちょっと自傷行為っぽい。気を付けたい。

自ら捨てようとしている職場から、捨てられることに傷つくなんて、どういう理屈なのか、自分でもよくわからない。それに今の職場の人たちだってプライドはある。「この程度の奴に見切られる、見限られてムカつく」と考えていたとしても、不思議ではない。みんな自分が一番かわいんだから。

でも、変化しないことを最優先する人たちと一緒にいても、いいことないのよ。どう考えても。リスクですらあると思う。

今の職場に悪い人はひとりもいない。だからこそ、外に行くのだ。

仕事に夢中になるのも危険なのだが、仕事が退屈極まりないことにも、耐えられない。ただ、これはバランスの問題なので、やっぱり気分転換の方法や運動習慣とかはつけていかないといけないと思っている。それが今後の課題である。残り36日の勤務を頑張ろう。

チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!