ZOOM で授業を始めて 1 週間

ZOOM で授業をはじめて 1 週間が経ちました。
初授業からの変化をまとめてみようと思います。

前回不満だったことについてこの 1 週間での変化をまとめます。

1.出席が面倒

名前を「組ー番号 氏名」というふうに統一してもらえたので比較的楽になりました。
参加者の一覧も氏名でソートされているようなので一目瞭然です。

2.反応・進捗が見えづらい

反応に関しては「わかったらうなずいて」というと協力的にうなずいてくれる。
教室で授業するよりむしろ反応してくれるようです。
ZOOM の機能にも「反応」というのがあり「拍手」と「グッド」が用意されています。
しかし,それ以外は用意されていないので「できたら拍手して,まだだったらグッドして」みたいな頓珍漢な指示をしています。
ぜひネガティブなスタンプも用意してほしいものです。

できれば,画面にアンケートを表示する機能があると楽しいかもしれません。

生徒・教員ともに慣れてきたようで,発問・指名して生徒とのやり取りをしている場面を見かけます。
私はもともと授業中に指名することをしませんので,ZOOM でも指名することはないと思います。

授業後に ZOOM 越しに質問をされることもあります。普段授業の後に教壇まできて質問してくる生徒と同じ感覚です。

ZOOM では生徒の進捗状況が見えないのでついつい早く進んでしまっています。
おそらく普段の授業の 1.3 倍程度はあると思います。
一方で録画授業をしている教員の話では,むしろいつもより説明が細かくなって時間がかかるということです。
聞いている生徒が「待った」をかけられる状況か否かが影響しているのではないかなと推察しています。

3.通信が途切れる生徒がいる

多分家庭の通信状況が原因ですので仕方ないです。

4.黒板が狭い

慣れました。
板書を消す前に「まだだったらスクショしておいてね」って言っています。
スクショしてすぐに共有できる機能がデフォルトであればいいなと思います。


反応に関してはまだまだ改善の余地があると思います。
将来的な提案なのですが,全員がタブレットでノートを取り,教員はそれを見ることができるなんてことになれば進捗を監視することができます。
自分のノートが見られているというのは気持ちのいいものではありませんが,授業する側の立場だけで言えばありがたいです。

全員が喋りだすと収集がつかなくなるので,身振り手振りで反応を返すように申し合わせていけばいいかななどとも思っています。
せめて「ちょっと待って!」みたいなヘルプを拾えるようにしたいものです。

生徒側の順応も早いもので,授業と授業の間の休憩となると全員が一斉にカメラオフにします。
「再開するよ」と声をかけるとカメラオンにします。
ちゃんと戻ってきたことが確認できてありがたいです。
これは学校側からの指示ではなく生徒が休憩中ぐらいカメラオフにしたいと勝手に始めたことですが,なかなかいい感じです。

ZOOM での撮影はスマホでしているのですが,生徒の顔を見るためにパソコンも使っています。
スマホの近くにパソコンを開いておくことで目線をカメラに向けられるということに気が付きました。
スマホの画面で板書の様子を確認しつつ,パソコンの画面で生徒の様子を見るという具合です。
パソコンの画面には同時に 20 人ほどを映し出すことができます。
大きなモニタを用意してもっと多くを大きく表示したいです。


ZOOM ではないのですが,録画で授業することもあります。
その場合板書している場面を編集でカットしたりもしていたのですが,編集の手間がそれなりにあり,結局撮りっぱなしのものをアップするという形に落ち着きました。
見る側が適当に飛ばしていることと思います。

○デシベル以下の部分を自動的にカットする編集ソフトみたいなものはないでしょうか。
あれば,映像授業の作成の手間が減っていいと思います。
別段難しいものでもなさそうなので手習いがてら作ってみてもいいかななどと思っています。


ということで 1 週間の感想でした。

1番の感想は、
やったらできる!
やらないよりマシではなくやってよかった!
 
です。 


慣れてきたので,ZOOM であることの良さを発揮できる授業をしていけるようがんばっていきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。「スキ」をしていただけるととても励みになります。