ワーナー・マイカル・シネマズの思い出

最近ポップコーンが無性に食べたくて、映画館に行きたくなる。
特に思い出深い映画館は、私が幼少期に行ったことのあるワーナー・マイカル・シネマズ。うる覚えだけど、海の近くだったのは確かに覚えてる。

夏のワンピースを着て堪能した、忘れられないあの思い出を最近恋しく想う瞬間が多い。

入ったとたんポップコーンの「食べなかったら後悔する香り」がしてた、なんてふわふわした床なんだろうと面白がって兄弟と走り回ったら怒られた、絶妙な薄暗さが作り出す空間演出が「ここは異次元なのだろうか」と鳥肌が立つほど魅力的で、映画を観終わって家に帰っても忘れられないところだった。

今になってよく思い出してしまうのは、きっと一年以上窮屈な生活をしているから、本能的に体がくつろぐ機会を欲しがってるのかもしれない。

何に対しても面白がれたあの頃の感性が薄まっているのも感じていて、なんてつまらない人生なんだろうと思ってしまう事もある。
そんな私を、あの頃の私が見たらなんて言うだろう。映画館に行こうよ!とかかな、。そう言って誘ってほしいな。



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