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めぐる、3号/紙で伝える 「ゲリラ通信」 こぼれ話

まるでパズルのようなめぐる、3号の裏表紙。とても個性的なビジュアルだと思いませんか?こちらは神山町で毎月の第3日曜日に開催されている「ほんのひろば」に置かれている「ゲリラ通信」。今回はゲリラ通信にまつわるこぼれ話を。

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ゲリラ通信の編集に携わる市脇和江さんは大の本好き。そして中学生のころから、興味のあった植物のことをまとめた紙ものを作って壁に貼っていたそうです。

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「言いたいことも言いにくくなっている世の中で、自分の好きなことを好きなように吐き出せる場所をーー」このような想いもあり、ゲリラ通信は作られました。白い紙をパズルのピースように切り、これに原稿を書くようにと執筆者に渡します。

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集まってきた原稿を貼り合わせ、神山町の空き家から出てきたたくさんの色紙に印刷しているそう。

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毎月変わる紙面の雰囲気。集まってくる原稿を執筆している人たちも固定ではなく、神山に在住の人たちが中心。和江さんやほんのひろばを運営するメンバーが執筆者を毎回スカウトします。匿名で書いてもOKで、何を書いてもいいゲリラ通信。この「自由」とは時に不自由で、何を書いていいかさっぱり分からなくなる人もたくさんいるのだそうです。

それでも「与えられた自由を謳歌してほしい」と、和江さんからアドバイスをすることはありません。わりとすんなり執筆して、すぐに原稿を持ってくる人、締め切りギリギリに持ってくる人、締め切りを過ぎても書けないと悩む人などさまざま。それでも和江さんはこのスタイルを崩さないと言います。「原稿がきちんと集まるかどうか……その緊張感も楽しくて」と笑っていました。

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今の執筆者は5, 6人ですが、もっと増えたらいいなと思っているそうです。ノートの罫線のように紙を切って1行だけにしてもおもしろいかもとか、2年は続けて、いずれ執筆者の集いのようなものもしたいな、など取材中もどんどんアイディアがあふれていました。

3月のほんのひろばは21日に開催。神山町農村環境改善センターで10時からスタートです。豆ちよさんのコーヒーも楽しめますよ~!

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