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あどけなさの残る青年は、どう成功を掴んだのか

広島からパティシエになりたいと上京したD君に初めて会ったのは、彼が未だ23歳の時でした。


私はアメリカから帰国し東京の生活に慣れつつあった頃、家族がワイン関係の仕事をしていたので
より理解しようと様々なワインの会に出向いていました。


パティシエ志望のD君にあるワイン会で出逢いました。


まだ、飲食業界の右も左分からなかったその青年は、眩しい笑顔で


「素晴らしいパティシエになりたい、料理もワインも沢山勉強したい」


と熱く語っていた事を覚えています。


その言葉に、


「自分が出来る限りの事をしよう!」


随分年下の弟の様な存在のD君を何かと色々な会に誘い一緒にワインを勉強していました。


あるワイン会の帰り、とても狭い居酒屋で今日飲んだワインの反省会をした時も彼は変わらず


「勉強する事ばかりです。料理だってお酒だって、ワインに限らず奥が深い。でも同世代でこういう話が出来る人がほとんど居ない」


と言って常に前向きな姿に関心していました。


休みの日には、何軒も気になる店を予めチェックして回り、気になった物は、自宅で再現してみる日々を過ごすD君。


そうこうしている内に、アシスタントをしていた店を辞める事になり、入ったレストランでパティシエとしてより技術を磨き上げていきました。


それから2年位後、彼が新たなレストランに加わる事になった時、スーシェフが辞める事になりD君は、スーシェフとして大抜擢されたのです。


まさに白羽の矢が当たった!のです。


そして、その約4年後ついに彼は西麻布にフルーツサンドとシャンパーニュのお店をオープンしてしまいます。


シンデレラガールならぬシンデレラボーイです。


なんでも30歳の時にチャレンジしたイベントの幹事を自ら引き受けた時に知り合った同世代の仲間がお店オープンのきっかけをくれたそうです。


2.15のプレオープンで頂いたフルーツサンドは、日本中の最高級フルーツを使用した、美しく、最高の味でした!


彼のこの幸運を掴む気持ちは、ただのラッキーでしょうか?


あのあどけなさが残る彼には、何があって、他の人に無い物は、何だったんでしょうか?


それはきっと、日々の見えない努力と高い山を見続ける強い気持ちなのではないでしょうか。


地味な事を楽しく、明るく、やりたい事に正直に邁進する事。

これは、簡単では無いけれど努力すれば誰でもどんな人でも出来る事です。


夢への熱い気持ちを持っている人は、素敵です。
素敵なマインドに触れた時周りは、自然に感化され応援したくなります。


こうして。いい流れをどんどん呼び込んでいけるものですね!


このフルーツサンドが気になった方は、
エトワール麻布で調べてみてください!

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