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骨が折れちゃったんですけどー!!

骨折した。手の甲の骨だ。手の甲に直接強い衝撃が加わった場合に起こることが多い。または拳を握って何かを殴った時にも折れやすい。ボクサー骨折とも呼ばれ、格闘家が拳を折ったという時はこの中手骨骨折だ。

さて僕の右手甲の骨折、正式には「右第4中手骨骨折」。別名「はちみつの瓶のフタ骨折」だ。聞いたことがあるだろうか。たぶん初耳だと思う。僕も初耳だ。

ある土曜日、仕事終わりに僕はハチミツの瓶のフタを開けようとしていた。正確にいうとカフェで買ったハチミツのレモン漬けの瓶(未開封)だ。紅茶に入れて飲みたかったのだ。

僕はフンッと力を込めた。なかなか手強い。両者の力が拮抗し時が止まる。どうしても飲みたい、さらに力を振り絞る!心が折れそうになった次の瞬間

「パキンッ!!!!」と僕の骨が折れた。すごくキレイで乾いた音だった。

関節が鳴った音だと思って、またフタを握ってみたが手に力が入らない。

そのうち治るだろうと家路についた。後で調べたら手の甲の骨折はあまり腫れないそうだ。右手はもう使えない状態だった。家事の一切ができない僕を見て、高2息子が「今すぐ病院へ行って!」と強い口調で言う。しぶしぶ夜間の救急外来へ行き骨折を確認した。

骨折した切れ目はキレイな螺旋状だった。螺旋骨折とよばれる状態だ。

瓶のふた骨折は珍しいのだろうか、医師も驚いていた。看護師さんが瓶のフタを開けやすくする方法をたくさん教えてくれた。これからはそうしますと誓った。

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