見出し画像

#1 7  目の輝き

※この日記を初めて読む方は、必ずこの記事に目を通してからお読み下さい。



2023.07.02

島の人とロウルが今まで守ってきた蛍の光を、私も一緒に守っていくと決めてから私は書庫にこもるようになった。

誰かに何かを伝える時には、知識をたくさん蓄え、ちゃんとした今の情報を知る必要があると思ったから。

この島にやってきて、蛍の数が減少していく理由がわかって来た。

島の若い人達は、大人になるとお金を稼ぎにみんな都会に出てしまうそう。
現代の人達の欲しいものは都会にあるようだ。

未来を担う子供達のキラキラな目に映るものは蛍の光ではない。

蛍よりもゲーム
本を読むよりもタブレット
家族よりもスマートフォンである。

蛍のいる環境の大切さが下の層に伝わりづらくなってきている事が蛍減少の一番の問題であると平安名さんは教えてくれた。

子供達は今の状況を知ろうとせず、めんどくさそうな話は楽しくないからと聞く耳を持たない。
無理もない。世の中には蛍の光と同じくらい、心を動かす綺麗なものが、液晶画面の中に全て揃っているんだから。

飛行機に乗らなくても世界中を旅ができ、家に居ながら現地のお土産が買える。時間もお金もかからず楽しめる。そんな夢のようなものが手に入る世の中がやってきたのだ。

都会に出た若者たちも、必ずこの時期には、長期の休みを取って里帰りしてくるそう。
たくさんのお土産を持って。

親はそんな姿を見てうれしい反面、不安になる。
なぜなら子供のキラキラした目の輝きが失われたから。

都会では綺麗な自然と関わる事なく、日々何かに追われ、自分の本当にしたい事に気づけず、
朝から晩まで働いて、ただ働くだけじゃない。人間関係も複雑である。
そんな社会に揉まれ、目の輝きは無くなっていったんだろう。

でも小さい時に見た魔法のような蛍の光がずっと心の片隅に残っているみたいで、その光を一目見ようとみんなこの場所に帰ってくるのだ。

森の中の蛍の光を見ると、みんな不思議と子供の時の心に戻り、目の輝きを取り戻す。
人は自然の一部なのだ。

人間は特別な存在ではない。

どんな人も綺麗なものや、壮大な自然の景色が好きである。

今現実世界では、海外の富裕層の方が、日本の綺麗な豊な景色と独特の文化、そして治安の良さを気に入り土地を買って家を建てていると話題になっている。

日本人が当たり前で気づく事ができない良さを海外の方は気づいている。
そしてそんな素晴らしい場所を自分のものにしたいと思うのだ。

日本の のどかな景色を・・・

そう、海外の人は日本に出来るカジノなんかに期待していない。

日本の魅力はそこじゃない。
もうすでにあるのに活かしきれていないだけ。

綺麗で新しい箱(建物)を作る事に全力で取り組んでいるけれど、必要なのは物体じゃなく、中身の仕組みと継続できる計画と循環モデル。

最後は人の思考アップデートとして、自分の生活する場所に輝く魅力を見つける力を養う必要がある。

都内や観光地には富裕層を狙った高級ホテルが立ち並び、地元の人は足も踏み入れられず、手の届かないものが立ち並んでいる。

一定の場所にお金は入るけど、それでは地元に根付いていたお店や宿はどうなるだろうか・・・置いてけぼりになり、お客様が減り、経営を循環させられず潰れていくだろう。

全てのものを手に入れた人は、次に何も無いという豊かさを求めている。

日本に住む人達が気づいた時にはもう遅い。

その頃には、私達の思う日本では無くなり、豊かな自然は朽ち果て、誰の目の輝きも取り戻せなくなるだろう。

蛍は代表の1つである。特別なものではなく、まだかろうじて身近にある自然。

私達は気づかなければいけない。積み重ねてきた結果が今ここにあるという事を。

このままでは日本の良さを後世に残せない。

たくさんの人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、私は蛍を守るためのプレゼンの資料をまとめていた。

どんな人の心にも届き、知る事を受け入れてもらう内容を。子供が寝静まってから、毎晩徹夜で考えた。

ターゲットは未来を担う子供達。そして今を動かせる大人へ幅広く

まず私が活動としてやっている船の中で開催するメタバースイベント、MEGURUの学校の2回目の開校をして、次回のイベントの告知で蛍のことを話そう。よし決めた。6/30に開催を決めた。

本当はこの蛍の景色を見せれたら、一発で心を動かせ、伝えられるんだけどなぁ・・・。
それを実現するにはルナテックコネクション※1 の完成が先だ。人と人を繋ぐツールが整えば、必ず次に進める。


6/30 22:00~予定通りメタバースイベントを開催した。
私の活動に興味ある方が、イベントに参加してくれた。

みんな遅刻気味だったけれど、ぱらぱら参加してくれた。
前回来てくれた方もいた。「自転車に乗り遅れました。。。」という決まり文句も聞けた。

実際にイベントを開いて集まるより効率よく集まれるメタバースの世界。誰もがイベントを開く事が出来、何かを伝えたりするにはぴったりの場所だ。

今日はサーバーの関係でマイクの調子が悪く、途切れてしまうため、何度か入り直した。
その度に一度切断し、アプリを起動する。
何度か退出した時、生徒として参加してくれていたゲスト達は、自習だぁ~と騒いで待ち時間も楽しんでいてくれた。

バーチャルの教室のセットの机の上をジャンプしたり、ほうきを持って掃除したり、黒板の前でダンスをしたりしていた。

私が入り直すと、
あっ先生が来たぞー!とちゃんと急いで席についた。

バーチャルの世界で初めて会った人たち同士がこのノリを共有できるのは、みんなが学校とはこういうものだという共通の概念が存在するからである。

最後はせいかつの授業で生物多様性。今取り組んでるプロジェクトの必要性を話した。

生物多様性って、人間の基準を中心で物事を考えていると、生態系のバランスが崩れ病気が増えたり、偏った種類の生き物が大量に発生し被害がでてきてしまうようになるということ。

例えるなら、農家の人がりんごの木に虫がつくのが嫌で、農薬で虫をやっつけました。でもここで農家の人は農薬を使った事をすぐ後悔しました。

りんごは食べないけど、りんごを食べる虫を食べてくれる良い虫も殺してしまい、最後はりんごの木を病気にしてしまう虫が1人勝ちしりんごの木は病気になり枯れてしまいました。

後でその事に気づいた農家の人は、農薬で虫を全て殺した事を後悔するはめになりました。

人間の想像を超える範囲で生物多様性というバランスは人間に直接関係してくる。だからどんな生き物も絶滅しないように防ぐ必要があるのだ。

その日は触りだけで、詳しい内容は7月のイベントで。と告知をしてその日はイベントを無事終えた。

私の話で誰かの心が動いてくれたらいいなぁ。そんな事を考えながら、今日のイベントの反省点と次回のやるべき事をまとめていたら、いつの間にか寝てしまっていた。
そのせいか、私が活動を続けていたら、凄いことになる夢を見た。


~夢の話~ほわわわ~ん

MEGURUの活動は、参加者が仮想空間で自然環境を体験することから始まりました。
参加者は仮想空間で他の人々と意見交換し、アイデアを共有することで、持続可能な未来に向けた具体的な行動への道筋を見つけることができました。

MEGURUの活動は徐々に広まり、多くの人々が彼らのメタバースでの活動に参加しました。
MEGURUの活動は、メタバースを通じて人々が自然とのつながりを感じ、持続可能な生活への意識を高めるきっかけとなりました。彼らの活動は、参加者が自然との一体感を体験し、自然環境の大切さや人と自然の共存の方法について深く考える機会を提供しました。

MEGURUの活動は、次第に世界中に広がり、人々の意識や行動を変えるきっかけとなりました。

また、MEGURUはメタバースを活用したオンラインコミュニティの形成にも力を注ぎました。

MEGURUの活動の成果は、社会全体に大きな影響を与えました。彼らの呼びかけに応えた人々は、持続可能性を重視した生活スタイルを取り入れるようになりました。

さらに、MEGURUの活動は政府や企業にも大きな影響を与えました。彼らの提案やアイデアが受け入れられ、政策やビジネスの方向性が変わりました。環境への負荷を最小限に抑えた技術や産業の発展が進み、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが加速しました。

MEGURUの活動は長い時間をかけて続きましたが、彼らの情熱と努力によって持続可能な未来の実現に一歩一歩近づいていきました。人々が自然の一部として生きることの大切さを伝え続けました。その結果、人々は環境への意識を高め、自然との関係を改善するために積極的な行動を起こすようになりました。

学校や大学でのカリキュラムにも取り入れられ、次世代の若者たちに持続可能な価値観を育むことができました。

MEGURUの活動は、個人の意識と行動の変革から始まり、社会的な変化をもたらしました。

そして、長い時間をかけて進められたMEGURUの活動は、持続可能な未来を築くための基盤を確立しました。人々は自然を大切にし、地球資源を適切に管理することの重要性を認識しました。その結果、美しい自然環境を守りながら豊かな暮らしを実現することが可能となり、次世代への責任を果たすことができました。

子どもたちや若者に持続可能なライフスタイルの選択肢や環境への思いやりを教えることで、次世代のリーダーシップの育成に貢献しました。

また、科学と技術の進歩を活用して、さらなる環境問題の解決に取り組みました。環境モデリングや予測技術の発展により、自然災害の予防や生態系の保護に役立つ情報を提供しました。


なんか壮大な夢だったなぁ。自分の想像を超える場所まで活動が一人歩きしていて怖いくらいだった。

私に出来る事はきっと夢のようには行かず限られるけれど、一歩一歩楽しみながら進んで行くことを誓った。

そして周りにいる方を楽しませたい。その気持ちを忘れないようにしたい。

✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎

明日は運命の満月の日
   いったいどんな景色が見れるんだろう・・

✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ︎✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎ ✳︎✳︎✳︎


( 航海日記辞典 )

※1  ルナテック・コネクション" (Lunatech Connection)・・・
- 「ルナテック」は「月の技術」という意味で、月に関連する高度な技術を示しています。
- 「コネクション」は「つながり」という意味で、人々を結びつけるネットワークの性質を表現しています。

月の力を利用した人と人を結びつける技術の名称である。



皆様とこの物語を繋ぐメタバース空間から動画をお伝えしまーす(^^)

7月頃第1回目の MEGURUの航海日記イベント
を開催予定です!みんな集まれー!!


MEGURUの航海日記の新作の通知を受け取りたい方は、
Twitterのフォローか、noteのフォローお願い致します(^^)

◼️6/3より、MEGURUの航海日記のNFTを出品しました。


ぜひ作品に触れて、お気に入りのサムネイル画像をゲットしてくださいね♪
デジタル名刺からNFTマーケットのopenseaへ飛べます(^^)


✳︎MEGURU✳︎のデジタル名刺はこちらから


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?